イーサリアム(ETH)は、日本と韓国で企業の大量保有と需要増加を背景に過去最高値を更新し、約4,300ドル付近で取引されています。
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ETHの価格は日本で639,455円、韓国で597万ウォンに急騰し、2021年末のピークを上回りました。
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地域的な強い需要は単なる通貨変動以上の堅調な市場を示唆しています。
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Bitmine Immersion Technologiesが29億ドル超のETHを取得するなど、機関投資家の関心も顕著です。
企業の買い増しと需要増に押され、日本と韓国でETH価格が過去最高値を更新しました。この動向の詳細を解説します。
イーサリアム、日本と韓国で最高値更新
8月10日、ETHは日本で639,455円、韓国で597万ウォンに達し、2021年末の高値を超えました。
一方、米ドル建てでは約4,257ドル付近で推移しており、依然として2021年11月の世界記録4,891ドルを下回っています。
これは地域での強い買い意欲の表れであり、機関および企業の関心の高まりが後押ししています。
特に米上場企業であるBitmine Immersion Technologiesは、積極的な買い増しによりETHの総供給量の最大5%を狙っています。
デリバティブ取引の活発化で強気材料に
こうしたポジショニングは価格変動を増幅しやすく、近年の日本や韓国での強い現物需要と相まって価格上昇を加速させています。
さらに、SECのリップル(XRP)に対する方針緩和を受けてアルトコイン全般のセンチメントも改善。401(k)などの退職投資商品での採用期待も追い風となっています。
テクニカル分析は強気を示唆
テクニカル面では、ETHは9日および21日移動平均線の上で推移しており、上昇トレンドが継続していることを示しています。
また、RSIは約73前後で強いモメンタムを示しつつも、過熱感も近いことを示唆しています。
ETHは依然として2021年11月の全世界最高値4,891ドルから約12%下にありますが、現在の勢いから近いうちにブレイクアウトの可能性があります。
強気の構造が維持され、価格が4,200ドル以上で推移すれば、次の目標は4,500ドルのレジスタンスレベルとなり、新高値更新の展開が期待されます。
キーポイント
- イーサリアムの価格急騰:企業による買い増しにより、日本と韓国で過去最高値を記録。
- 強い地域需要:価格変動は単なる通貨影響を超えた堅調な市場を示す。
- 機関投資家の関心:Bitmine Immersion Technologiesなどが大量のETHを購入。
まとめ
イーサリアムの価格動向は、機関投資家の関与と地域マーケットの力強い需要に起因しています。ETHが重要な抵抗線に近づく中、今後も高値更新の可能性が高いと見られます。