ホエールが約4億7,000万XRPを10日間で売却し、弱気の勢いが加速。米SECはCoinSharesのXRPスポットETFの判断を2025年10月23日まで延期し、短期的な投資家の不透明感が増大。
-
ホエールは約4億7,000万XRPを10日で売却し、7月の上昇分を消失。
-
SECはCoinSharesのXRP ETF審査を2025年10月23日に延期、市場の警戒感が強まる。
-
XRPは20日および50日EMAを下回り、MACDとRSIが継続的な弱気を示唆。
ホエール売却とSECのETF審査延期によりXRP価格が3ドルを下回る—市場影響とテクニカル展望を解説。COINOTAGで最新情報を。
ホエールが10日間で4億7,000万XRPを売却し、XRPは3ドルを割り込む。SECのETF審査延期が投資家の不確実性を深刻化。
- ホエールは10日間で4億7,000万XRPを売却し、7月の強気の流れを消した。
- SECはCoinSharesのXRP ETF案件の判断を2025年10月23日に延期した。
- XRPは20日・50日EMAを割り込み、強い弱気の勢いを示している。
XRPは、わずか10日間でホエールが4億7,000万トークンを処分したことで3ドル以下に急落。米SECが複数の現物暗号ETFの判断を延期し、XRPの最終判断を2025年10月まで先延ばしにしたことで市場の緊張感が高まっている。
XRP価格が最近下落している要因は何か?
XRP価格の下落は、一部大口ホルダーの集中売却とSECのETF判断延期による規制の不透明感が主因。大口保有者のオンチェーンでの売却増加とETF承認の遅延が買い圧力を減退させ、売り圧力を強め、XRPを重要な移動平均線割れへと押し下げた。
ホエールの売却規模はどれほどか?
オンチェーン分析者のアリ・マルティネスによると、1,000万から1億XRPを保有するホエールが10日間で約4億7,000万トークンを売却。Santimentのデータでは、ホエールの残高は7月中旬の約85億XRPから約76.3億XRPに減少しており、特に8月1日から13日にかけて売却が集中している。

価格推移はオンチェーン動向と密接に連動。XRPは7月の高値約3.59ドルから8月19日には約2.89ドルまで下落。売り圧力の強まりで高値・安値ともに切り下げられ、TradingViewのチャートでは3.40ドルの抵抗線割れと勢いの崩壊が示されている。
テクニカル指標は現在の勢いをどう示しているか?
テクニカル指標は弱気の支配を示す。8月20日時点でXRPは約2.90ドルで推移し、20日・50日EMAを下回る。MACDはゼロ以下(MACD線-0.0615、シグナル線-0.0512)で強気のクロスオーバーなし。RSIは38付近で買い意欲の弱さを示している。

4時間足では2.80~2.85ドルのサポートゾーンを試す動き。これは中長期の上昇チャネルの下限付近と合致する。このゾーンを明確に割るとさらなる下落圧力が強まる可能性がある。反転のためにはMACDの強気クロスとRSIの50超えが必須となる。
SECのETF判断延期がXRPに与える影響は?
規制判断は機関投資家の需要形成に直結。米SECはCoinSharesのXRPスポットETFを含む複数の現物ETF審査を延期し、審査日は現時点で2025年10月23日に設定されている(Steph Is Cryptoによるファイリング情報参照)。延期は機関投資の流入を遅らせ、短期的なボラティリティ増加を招く。
XRPスポットETFが承認されれば、規制された市場アクセスが拡大し流動性も向上する可能性が高い。しかし長期にわたる規制の不透明感は、大口保有者のリスク回避行動を誘発し、今回のホエール売却にもつながっている。
よくある質問
ホエールはどれぐらいのXRPをいつ売却したのか?
1,000万~1億XRPを保有するホエールが約4億7,000万トークンを10日間で売却したとアリ・マルティネスが報告。最も売却が集中したのは8月1日~13日間。
SECのCoinShares XRP ETF判断はいつ?
SECのCoinShares XRPスポットETFの審査はナスダック経由で2025年10月23日に予定されている(Steph Is Cryptoによる最新ファイリング情報)。
XRPの注視すべきテクニカル水準は?
サポートは2.80~2.85ドル、レジスタンスは3.30~3.40ドル付近。MACDの強気クロスとRSIの50超えを買いシグナルとして監視すべき。
まとめ
- ホエール売却:10日間で約4億7,000万XRPが売られ、3ドル割れの大きな要因となる。
- 規制リスク:CoinSharesのXRP ETF判断が2025年10月まで延期され、短期的な不確実性が高まる。
- テクニカル展望:XRPは主要EMAを下回り、MACDは弱気、RSIも低迷。サポートゾーンは2.80~2.85ドル。
結論
ホエールの大量売却とSECの長期審査延期がXRP価格に大きな圧力をかけ、3ドルを割り込み弱気相場の様相を強めている。市場参加者はオンチェーンのホエール残高、ETF審査スケジュール、テクニカル指標を注視しつつ、底打ちやさらなる下落のサインを探る必要がある。最新情報はCOINOTAGの更新をフォローしてほしい。
公開日:2025-08-20 | 更新日:2025-08-20 | 著者:COINOTAG