Asset EntitiesのStriveとの合併により15億ドル規模のビットコイン買い付け計画が誕生。ASSTはStrive, Inc.へ名称変更。取引は750MドルのPIPEと最大750Mドルのワラント行使による資金調達を目指し、約13,450BTCを企業の法人口座に積み増し予定。
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株主承認済みの合併:Asset EntitiesはStrive, Inc.に社名変更し、ASSTティッカーで取引継続。
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調達予定額は15億ドル:750MドルのPIPEと最大750Mドルのワラント行使によるビットコイン購入資金。
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影響:約13,450 BTCの取得で企業ビットコイン保有上位10社にランクイン。
Asset EntitiesとStriveの合併は15億ドル規模のビットコイン準備金構築を目指します。最新の取引詳細、スケジュール、投資家への影響を解説。投資家が知るべきポイントとは?
Asset EntitiesとStriveの合併とは?
Asset EntitiesとStriveの合併は株主承認済みのリバースマージャーで、Asset EntitiesはStrive, Inc.に社名変更し、企業のビットコイン保有のため15億ドルの資金調達を実施します。統合後の運営はStrive Asset ManagementのMatt Coleが指揮を執ります。
Striveは15億ドルのビットコイン購入資金をどう調達する?
Striveは2段階の資金調達を計画しています。750百万ドルのPIPE(プライベート・インベストメント・パブリック・エクイティ)と、PIPEで発行されるワラント行使による最大750百万ドルです。この構造はSPACのような迅速な資金調達よりもエクイティとデリバティブの活用を優先しています。

Asset Entitiesは合併ニュースで火曜日の時間外取引で株価が急上昇。出典:Google Finance
Asset Entities(ASST)の株価は株主によるStrive Enterprisesとの合併承認後、時間外取引で52%上昇しました。終値は6.28ドルで17.8%アップ、合併発表で時間外取引では9.55ドルまで上昇しました。
なぜStriveはSPACではなくリバースマージャーを選んだのか?
Striveはリバースマージャーを選んだのは、一般にSPACに比べて資本希薄化や投機的圧力が低く、より確実に公的市場アクセスが得られるためです。リバースマージャーはPIPEコミットメントやワラントの仕組みに依存し、戦略的資産購入をファンディングします。
合併には規制や取引所の承認が必要?
はい。合併成立にはNASDAQの上場申請承認を含む条件があります。株主承認は得られていますが、追加の規制および上場許可が完了しなければなりません。
15億ドルでどれだけのビットコインが買える?そのランクは?
現在の市場価格で約15億ドルは約13,450ビットコインを購入可能で、新会社は企業のビットコイン保有上位10社に入る見込みです。価格は現時点のスポット価格を基にしており、取引影響や取得タイミングは考慮されていません。
企業名 | 保有BTC数(概算) | 備考 |
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MicroStrategy | 638,460 BTC | 最大の上場企業ビットコイン保有者(Michael Saylor主導) |
MARA Holdings | 52,477 BTC | 主要なマイニングと準備金積み増し |
XXI | 43,514 BTC | 大規模な企業準備金ポジション |
予測されるStrive, Inc. | 約13,450 BTC | 現在価格に基づく15億ドル調達計画 |
Mt. Goxの債権やその他戦略は?
発表当初、Striveは株主承認が取れれば、破綻したMt. Goxの最大75,000 BTC分の債権取得を検討するとしています。こうした債権はビットコイン1株当たり価値向上の手段として期待されています。
新会社のリーダーは誰?
Strive Asset Managementの子会社CEOであるMatt Coleが新会社の経営を統括。Asset EntitiesのArshia SarkhaniはCMO兼取締役として参画。Strive共同設立者Vivek Ramaswamyの具体的役割は未公表です。
よくある質問
株主はいつ合併を承認した?
株主は火曜日の投票で合併を承認し、これにより逆合併と関連資金調達が進行可能となりました。
上場企業は合計どれくらいのビットコインを保有?
現在、上場企業は約100万BTCを保有し、流通量の約5.1%を占めます。2025年以降、企業によるビットコイン買収は大幅に加速しています。
既存のAsset Entitiesの事業は続くの?
はい。統合後もAsset Entitiesのマーケティング事業は残りつつ、Strive, Inc.のビットコイン準備金戦略に調和した経営体制に移行します。
主要ポイントまとめ
- 合併承認済み:Asset EntitiesはStrive, Inc.に名称変更しASSTで取引継続。
- 15億ドル目標:750MドルのPIPEと最大750Mドルのワラント行使で資金調達。
- 市場への影響:計画された購入は約13,450BTCで企業保有上位入り。
結論
Asset EntitiesとStriveの合併はマーケティング企業を15億ドル規模のビットコイン準備金戦略へ転換します。リバースマージャーとPIPE/ワラントによる資金調達は希薄化リスクを抑えた設計。投資家はNASDAQ上場承認やPIPE条件、Mt. Gox債権の動向を注視すべきです。
公開日: 2025-09-10 • 更新日: 2025-09-10 • 著者: COINOTAG