Geminiのナスダック上場で4億2500万ドルを調達、暗号資産株への強い投資家需要を示す。GeminiのIPOの急騰は、米国規制取引所の新たな注目とデビュー日に関連暗号株が上昇したことを裏付ける。
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Geminiは1株28ドルで価格設定し、4億2500万ドルを調達、終値時の時価総額は約13億ドル。
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初値は約40ドルまで急騰し、その後約35ドルで落ち着いた(日中の上昇率は約24%)。
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同セクターの勢いとして、Circle(CRCL)とFigure(FIGR)も初日に大きな上昇を記録し、幅広い投資家関心を示した。
Gemini IPO:Geminiのナスダックデビューは4億2500万ドルを調達し初日に急騰。市場への影響と投資家が注目すべき点を解説。詳しくはこちら。
Geminiの4億2500万ドルのナスダック上場は、暗号資産株への投資家需要の急増を背景にした一連の大型IPOの最新例だ。
CameronとTyler Winklevoss兄弟が設立した暗号資産取引所「Gemini Space Station(GEMI)」の株価は金曜日の市場デビューで急騰し、機関投資家の暗号関連株への強い関心を示した。
Yahoo Financeのデータによれば、Geminiの株価は金曜日に一時40ドル近くまで上昇したが、その後下落。午後には約35ドルで取引され、当日の上昇率は約24%、時価総額は約13億ドルに達した。

GEMI株。出典:Yahoo Finance
同社は木曜遅くに1株28ドルでIPO価格を設定。これは当初の目標価格帯17〜19ドルを大きく上回り、さらに改定後の24〜26ドルの上限も超えた。
CNBCによると、Geminiは1520万株を上限に設定し、4億2500万ドルを調達。投資家需要の高さが明らかとなった。
同取引所は米国証券取引委員会へのForm S-1提出から迅速に動き、ナスダック上場までわずか10日というスピードで実現。Cointelegraphは9月2日にIPO登録を提出したと報じている。
取引量で世界最大の暗号取引所ではないものの、Geminiは米国市場でセキュリティと規制遵守の評判を持つ主要プラットフォームとされている。CoinMarketCapは公開直前の取引増加を示している。
Geminiのナスダック上場は暗号IPOに何を意味するのか?
Gemini IPOは、規制された暗号企業に対する投資家の信頼回復を示し、初日の株価急騰は透明性とコンプライアンスを重視するプラットフォームへの需要の高さを浮き彫りにしている。この成功は、米国内の暗号企業が上場を検討する動きを促し、業界の流動性と機関投資家へのアクセス拡大につながる可能性がある。
Geminiの価格設定と初日のパフォーマンスは?
Geminiはアップサイドされた価格帯の後、1株28ドルで設定され、1520万株で4億2500万ドルを調達。初日の株価は約40ドルまで急騰し、その後約35ドルで落ち着き、日中の上昇率は約24%、時価総額は約13億ドルとなった。情報ソース:Yahoo Finance、CNBC。
最近の暗号IPOと比べてどうか?
Circle(CRCL)はNYSE上場初日に160%超の急騰を見せ、後に60ドル以上で取引され時価総額は330億ドル超に。Figure Technology Solutions(FIGR)も初日に24%以上上昇。これらは、明確な規制方針を持つ有望な暗号企業が強い需要を集めている傾向を示す。

CRCL株価は初値から90%超上昇。出典:Yahoo Finance
よくある質問
なぜ投資家はGeminiのIPO価格を価格帯以上に押し上げたのか?
投資家の需要が当初目標を上回り、28ドルに価格が引き上げられた。市場の関心は、Geminiのコンプライアンス実績と暗号取引サービスの成長見通しへの信頼を反映している。
Geminiの上場は取引所間の競争にどう影響するか?
上場により、Geminiは製品拡充や規制遵守のために資本調達が容易になり、米国拠点の取引所間で機関投資家獲得競争が激化すると予想される。
ポイントまとめ
- 強いデビュー:Geminiは4億2500万ドルを調達し、初日の急騰で規制された暗号企業への投資家需要を示した。
- セクターの勢い:Circle(CRCL)やFigure(FIGR)など2025年の他の上場も暗号株市場の活発な関心を裏付けている。
- 注目点:今後の取引量、規制動向、四半期決算が長期的な評価に影響を与える。
まとめ
Geminiのナスダック上場は1株28ドルで4億2500万ドルを調達し、規制された暗号取引所および関連上場企業に対する投資家需要が再び高まっていることを示す明確な指標だ。投資家は取引活動、規制の動き、運営開示を注視し、新たな公開企業群の市場統合状況を見守るべきだ。COINOTAGは今後も動向と市場影響を継続的に報道する。