CoinbaseのXRP保有高は、6月の約9.7億XRPから9月中旬には6560万XRPへと93%減少しました。オンチェーンデータによると、追跡対象の52個中48のコールドウォレットが空であり、ウォレット再編成や機関投資家による蓄積の可能性が議論を呼んでいます。
-
CoinbaseのXRP保有高は3ヶ月で9.7億から6560万へ(約93%減少)
-
追跡中の52個のコールドウォレットのうち48個が残高ゼロ、残り4つはそれぞれ約1640万XRPを保持。
-
9億XRP超(現在価格で約28億ドル)がCoinbase外へ移動し、機関投資家の蓄積説が浮上。
CoinbaseのXRP準備残高が3ヶ月で9.7億から6560万に激減。この重要性とオンチェーンデータの示す内容を解説。詳細な分析と今後の見通しを読む。
CoinbaseのXRP準備残高は何が起きたのか?
CoinbaseのXRP保有高は6月の約9.7億XRPから9月中旬にかけて6560万XRPへと大幅に減少しました。この変化は目に見える取引所のコールドウォレット保有量が93%減少したことを示し、ウォレットの再編成か機関投資家による取引所外の蓄積か、様々な議論を呼んでいます。
なぜCoinbaseのXRP保有がこんなに急減したのか?
オンチェーン解析では、6月にCoinbaseは追跡された52のコールドウォレット合計で約9.7億XRPを管理していたと報告されています。9月中旬時点で48のウォレットは残高ゼロに。残る4つのウォレットはそれぞれ約1640万XRPを保持し、合計6560万XRPとなっています。大規模な送金やウォレット集約がこの目に見える減少の原因で、新たなカストディアドレスや機関投資家の蓄積先に移された可能性があります。
CoinbaseのXRP準備残高が3ヶ月で9.7億から6560万へ減少し、背後で機関投資家の蓄積が進んでいる可能性が取りざたされています。
- CoinbaseのXRP保有は6月の9.7億から6560万へ3ヶ月で約93%の急減少。
- 追跡中の52ウォレット中48が非アクティブで、XRPが移動または再編成された疑惑。
- アナリストは、BlackRockなどの機関がクライアント向けに秘密裏にXRPポジションを積み増している可能性を指摘。
6月時点で監視されているCoinbaseのウォレットは52個あり、合計で約9.7億XRPを保有していました。うち10個のウォレットはそれぞれ約2680万XRP、残りは平均約1680万XRPを保持していました。
9月中旬には追跡対象のウォレットは4つのみ活動を続けており、それぞれ約1640万XRPを所有しています。合計すると6560万XRPとなり、6月時点の約7%未満です。約9億XRP(約28億ドル相当)が以前のウォレットアドレス群から移動しました。
なぜ大口送金は注目されるのか?
Coinbaseは古いコールドウォレットが非アクティブになる一方で、大規模な送金を引き続き処理しています。直近の週末には約1650万XRP(約5140万ドル)の送金が確認されており、運用は継続中です。この規模の送金はカストディの管理態勢や機関投資家のフローを調査する上で重要視されます。
4つのCoinbaseコールドウォレットにそれぞれ1640万XRPが残っています pic.twitter.com/hozqoHgbW8
— XRP_Liquidity (Larsen/Britto/Escrow/ODL/RLUSD) (@XRPwallets) 2025年9月18日
オンチェーンアナリストは、残高がゼロのウォレット=資金が完全に流出したわけではないと強調しています。取引所はセキュリティやカストディ上の理由でウォレットのローテーションや集約、再編成を定期的におこなうためです。資金はまだCoinbaseの管理下にある新しい内部ウォレットへ移された可能性が高く、外部からは見えにくい状態になっています。
この動きの背後には誰がいるのか?
大規模なXRP移動は、機関投資家の要求する規模と合致するため、機関関与の憶測が高まっています。大手カストディアンがCoinbaseのカストディインフラを利用し、オンチェーンでの目立つ痕跡を残さずにポジションを構築している可能性があります。BlackRockなどの名は公的なコメントで取り沙汰されていますが、直接的なオンチェーン証拠は現時点ではありません。
読者はこれらのシグナルをどう受け取るべきか?
慎重な解釈が求められます。データは大規模な資産再配置を示していますが、内部の鍵管理変更やセキュリティローテーション、顧客出金、あるいは機関買いの可能性など複数の理由が考えられます。公式取引所発表や透明性の高いオンチェーン解析を参照して根拠を検証しましょう。
よくある質問
Coinbaseは9億XRPを売却したのか?
オンチェーンデータ上では9億XRPが追跡中のウォレットから出ましたが、それが即売却を意味するわけではありません。未追跡のCoinbaseウォレットや機関のカストディ口座への移動である可能性があります。
機関は公開記録がなくてもXRPを蓄積できるのか?
はい。機関はカストディサービスを使い、取引所の既知のアドレスに紐づかない非公開の内部管理口座を通じて大口ポジションを形成できます。
まとめのポイント
- 目に見える大幅減少:Coinbaseが追跡可能なXRP保有は6月から9月中旬にかけて約93%減少。
- ウォレットのローテーション疑惑:52ウォレット中48が残高ゼロとなり、カストディ再編の可能性。
- 機関フローの可能性継続:大口送金と不明瞭なオンチェーンの動きから機関投資家の蓄積説が有力だが直接証拠はまだなし。
結論
CoinbaseのXRP準備高の劇的な減少は、カストディ管理手法や機関需要がオンチェーンデータに大きな影響を与えていることを示しています。今後もウォレット関連情報や取引所公式発表、ブロックチェーンデータの継続的な監視が、今回の変化が内部再編か大規模蓄積かの判断材料になるでしょう。最新情報やデータ分析はCOINOTAGのレポートをフォローしてください。