Bitdeer、先週採掘した282 Bitcoin(BTC)をすべて売却、自己保有残高はゼロに

Bitdeerは9月4日終了週に採掘した282 BTCを全量売却し、保有残高はゼロを維持。米雇用統計を受けBitcoin(BTC)は一時8万ドルを割り込み7万8,660ドルまで下落した。

(06:09 UTC)
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  • Bitdeerが9月4日終了週に採掘した282 BTCを全量売却し、自己保有残高はゼロ
  • 7月31日週も271.3 BTCを採掘して全量売却し、純増はゼロ
  • 8月の米非農業雇用は16万2,000人増でコンセンサスの約3倍
  • Bitcoin(BTC)は一時7万8,660ドルまで下落後、7万9,000ドル台へ回復
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週間産出量をフル売却するマイナー

Bitdeer Technologies Group(Nasdaq: BTDR)が、9月4日終了週に採掘した282 BTCをすべて売却していたことが、同社がXで公表した週次運用レポートから確認できた。当期間のBitcoin(ビットコイン、BTC)純積み増しはゼロであり、顧客から預かったコインを除く自己保有残高もゼロのまま据え置かれた。上場マイナーであるBitdeerは週次の生産量・売却量・財務保有残高を並べて開示しており、上場企業が新規に発行されたコインをどう扱うのかを覗える、極めてクリアな窓口となっている。選択肢は実質的に二択だ。産出物をバランスシートに残してBitcoin価格エクスポージャーを直接抱えるか、市場で売却して電力費・ハードウェア・拡張投資の資金に充てるかである。Bitdeerは今回、2週連続で売却ルートを選んだ。7月31日付のレポートでは当週271.3 BTCを採掘し、全量売却。こちらも純増ゼロ、自己保有コインなしという内容だった。2回の公表が長期方針の表明になるわけではない——売却の理由説明も、トレジャリー意向に関するガイダンスも同社からは出ていない——が、この流れはキャッシュフロー優先の運営モデルを示唆する。上場企業がBTCを意図的にトレジャリー資産として積み増す企業の戦略的Bitcoin準備の流れや、レバレッジ付きの上値余地を狙って産出物を保有するマイナーの姿勢とは、対照的だ。Bitdeerは複数拠点でプルーフ・オブ・ワークのハッシュレートを稼働しており、その売却パターンは日次の売り圧供給にも限界的ながら影響する。1週間のフル売却単体では流動性逼迫の証拠にはならず、より慎重な読み方としては規律あるトレジャリー管理と解するのが妥当だろう。

雇用16.2万人増、BTCは一時2%下落

9月4日、米労働市場がサプライズを演出した。労働統計局(BLS)の発表によると、8月の非農業部門雇用者数は16万2,000人増と、市場コンセンサスの5万3,000〜5万6,000人の約3倍に達した。一方で失業率は4.1%で横ばい、6月・7月の数値は合計5万5,000人分上方修正された。Bitcoin(BTC)はこの発表を受けて約2%下落し、8万ドルを割り込んで一時7万8,660ドルまで付ける場面があったが、その後7万9,000ドル台へ持ち直した。この値動きはBinanceのBTC/USDチャートでも確認できる。反応が異例だったのはその方向性だ。強い数字は利下げ観測を呼び戻すどころか、金利先物のプライシングに基づく9月会合での25ベーシスポイント(bp)利上げの暗黙確率を52%から59%へ押し上げた。政策に敏感な米2年債利回りは7.6bp上昇し、ドル指数は0.3%上昇して約99.3となった。雇用増の中身は全面的な過熱を裏付けるものではなかった。バー・レストランが5万9,000人、地方自治体の教育部門が4万2,000人増とを牽引した一方、情報産業は2万3,000人減、医療は月次平均3万2,000人を大きく下回る1万3,000人増にとどまった。労働参加率は0.2ポイント上昇して61.6%となり、労働力人口は68万3,000人増加。需要急増というより供給側の回復という構図だ。ADPの民間雇用推計はわずか3万8,000人で、今年最弱となった。注目は物価へ移る。9月10日に生産者物価指数(PPI)、9月11日に消費者物価指数(CPI)が発表され、9月16日のFOMCを控える。FOMC理事のWaller氏は9月3日、政策の方向性は8月のインフレ次第との認識を示した。オンチェーンの文脈としては、先の当社報道で取引所残高が日次純流入1,818 BTCを吸収していた点も押さえておきたい。市場全体の構造については、当社のBitcoin市場カバレッジも参照されたい。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Binanceで現物・先物価格をライブで確認できる。

7万9,500ドルのサポートがレンジを決める

COINOTAG独自の42指標コンポジットS/Rスコアリングエンジンは、攻防の範囲を狭く切り取っている。スポットは7万9,634ドルで、24時間で1.79%安。第一サポートの7万9,507ドルの真上に位置しており、このサポートは一目均衡表の転換線、直近のR→S転換、0.114フィボナッチの一致を根拠に75/100という強めの評価を受けている。一方、レジスタンスの8万1,479ドルはドンチャン上限バンド、スイングハイ、ATR上限から74/100と評価された。RSIは66、MACDはベアリッシュ・クロス、トレンドラベルは横ばいで、レンジ取引を支持する内容だ。ポジショニングはややロング寄り。資金調達率は0.0012%、未決済建玉は約158億7,000万ドル、ロング/ショート比率は1.09、Fear & Greed指数は73(Greed)を示している。7万9,507ドルを維持できれば8万1,479ドルの再テストが視野に残るが、7万7,141ドルのサポート(74/100)を失えばこのシナリオは無効となる。

COINOTAG News Desk

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