CoinSharesの最新週次レポートによると、先週、デジタル資産投資商品に8億6400万ドルの流入があり、控えめな増加が3週連続となった。投資家はFRBの利下げ後に慎重姿勢を保ちつつも楽観ムードに少しずつ傾き始め、価格パフォーマンスは低調を維持しており、市場センチメントと実際の資金流入のギャップを浮き彫りにしている。

アメリカが約7億9600万ドルの流入で首位を走り、ドイツとカナダがそれぞれ6860万ドルと2680万ドルの貢献をした。これらの市場は年初来総流入額の約98.6%を占めており、コアな暗号通貨市場への集中ぶりを強調している。

アセット別では、ビットコインが5億2200万ドルの流入を呼び込み、弱気ビットコイン商品が2週連続で180万ドルの流出を記録した。ビットコインの年初来流入額は合計277億ドルで、2024年同期間の410億ドルのペースを下回っている。イーサリアムは3億3800万ドルの流入を呼び、年初来を133億ドルに押し上げ、前年比148%増となった。ソラナの年初来流入額は35億ドルに達し、前年比10倍の急増だ。AaveとChainlinkの流入額はそれぞれ590万ドルと410万ドルだった一方、Hyperliquidは1410万ドルの流出を記録した。