via CRYPTO TIMES · CRYPTO TIMES編集部著
TRUMPコイン、W杯VIP招待キャンペーン中に関係者の売却条項を追加
トランプ大統領をテーマとした仮想通貨「TRUMPコイン」が、2026年FIFAワールドカップ決勝戦へのVIP招待をインセンティブとした保有者向けキャンペーンを実施しています。

「TRUMP Coin Club」を通じて組織されたこのキャンペーンは、5月12日から7月1日の期間にわたる保有枚数ランキング上位19名に対し、7月19日の決勝戦を含む3日間のVIPラグジュアリー体験と、トランプブランド商品の20%割引などの特典を提供するとしています。
なお、公式サイトの注意書きにはFIFAやワールドカップ主催者との提携や推薦関係はないと明記されています。
このキャンペーンはTRUMPコインが深刻な価格下落に苦しむ中で実施されています。現在の取引価格は約2.07ドルで、2025年1月の大統領就任直前に記録した最高値74ドル近辺から97%超の下落となっています。また年初来でも57%以上の下落となっており、4月に上位投資家向けに開催されたマー・ア・ラゴ晩餐会のような大型イベントを経てもなお価格の回復には至っていない状況です。
キャンペーン実施と並行して、プロジェクトの法的開示文書に注目すべき変更が加えられています。
更新された利用規約には、Fight Fight Fight LLCおよびCIC Digital LLCとその関係会社がマーケティングやプロモーション活動と並行して保有するTRUMPトークンを売却・処分できると明記されています。これにより、プロモーション活動中に内部関係者がトークンを現金化できる構造に対する懸念が高まっています。
7月1日のランキング締め切りが近づく中、小口投資家にとっては下落する価格に耐えながらも、プロジェクト創設者側からの潜在的な売り圧力と戦わなければならないという難しい状況が続いていることになりそうです。