ソラナ動向:WIZE×SBI提携でSOLトレジャリー強化、enishが7.2億円運用へ、SIMD-547バーン拡大案も浮上

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Solanaニュース

東証グロース上場のワイズ(旧モブキャストホールディングス)は6月4日、国内暗号資産取引所のSBI VCトレードと、ソラナ(SOL)運用を軸としたトレジャリー事業で提携したと発表した。ワイズは大口顧客向けサービス「SBIVC for Prime」を通じて、SOLの取得・運用体制の強化に向けたサポートを受ける。同社は5月26日時点で3万2,133.76SOLを保有し、累計取得金額は約6億円に達している。さらにソラナ財団公認の「Solana Foundation Delegation Program(SFDP)」に採択された「WIZEバリデータ」を運用しており、自社保有SOLの積み上げと外部委任獲得の両面で収益基盤を強化する方針だ。国内屈指のソラナ・トレジャリー企業を目指すと表明している。

ソラナ仮想マシン(SVM)互換のレイヤー1ブロックチェーン「Solayer」は、永久先物取引プラットフォーム「Margin Trade」のメインネットを公開した。仮想通貨だけでなく、金・銀・原油などのコモディティ、米国株式市場全体を追跡する合成指数「MT500」までを単一の証拠金口座で取引できる設計が最大の特徴だ。Solayer Labsは資本効率、リアルタイム執行、複数資産へのエクスポージャーを単一環境に統合することを目的に掲げる。ローンチに合わせ、トレーディングコンテストや紹介制度に基づくインセンティブプログラムも導入予定。3,500万ドル規模のエコシステムファンドやステーブルコイン決済「Solayer Pay」と並ぶ、金融特化型SVMチェーン構想の中核ピースとなる。

ゲームアプリ開発のenishは、SOLを中核に据えた「アクティブ・トレジャリー事業」を開始する方針を決定した。当初運用規模は約7億2,000万円を想定し、ステーキングなどを通じた継続的な収益機会の創出を目指す。同社は単なる保有戦略を「DAT 1.0」と位置付ける一方、デジタルアセット収益と既存事業の成長を循環させるモデルを「DAT 2.0」と整理。今回の構想を「ゲームとソラナをつなぐフライホイール」と表現している。SOL選定の理由は、ゲーム・エンターテインメント領域との親和性、高速かつ低コストなトランザクション処理、そしてステーキング利回り機会の3点。enishは4月に決議した第22回新株予約権で調達する資金のうち、6億4,000万円をSOLの購入費用に充てる計画を既に公表していた。

ソラナの匿名開発者cavemanloverboy氏は5月30日、SOLのトークノミクス改善を目的とするガバナンス提案「SIMD-547」を公開した。トランザクションが消費するネットワークリソースに応じて追加手数料を課し、その全額をバーンする仕組みの導入を求める内容だ。同氏によると、ソラナは毎秒約3,000件、1日あたり約2.59億件のトランザクションを処理する一方、ベースフィーによるバーンは1日約648SOLに留まっている。提案では、コンピュートユニットやデータ読込量、書込ロック数に応じた追加ベースフィー徴収により、1日1,080〜6,480SOLの追加バーン発生を見込む。一律値上げを避けつつ、SOLの価値帰属を強化する狙いである。

SIMD-547は2025年3月に否決された「SIMD-228」に続く価値帰属論議の延長線上にある提案だ。SIMD-228はステーキング参加率に応じてインフレ率を変動させ新規発行を抑制する内容で、賛成率61.4%を獲得したものの可決基準の66.67%に届かなかった。発行抑制で希少性向上を狙うSIMD-228に対し、SIMD-547は手数料バーン拡大で価値帰属を強める設計だ。手法は異なるが、「ネットワーク利用の拡大をSOLの価値へどう反映させるか」という共通の問題意識に根差している。コンセンサスメカニズムの文脈で見れば、バリデーター経済とトークン保有者の利害をいかに調整するかが焦点となる。

市場面では、ソラナを取り巻く競争環境も大きく変化している。永久先物取引特化型レイヤー1のHyperliquid(HYPE)が、価格ベースでSOLを上回り、ソラナは2023年後半以来の安値水準まで沈んだ。HYPEは過去1か月で約24%上昇し時価総額160億ドル超に到達したのに対し、SOLは同期間で約14%下落。時価総額では依然SOLが420億ドル前後で先行するものの、その差は急速に縮まっている。Hyperliquidは5月、世界の永久先物出来高シェアで過去最高の6.63%を記録。21Shares、Bitwise、Grayscaleが相次いでHYPE関連ETFを投入したことで、機関投資家マネーの流入も加速しており、ソラナ陣営にとってDeFi競争上の警戒シグナルとなっている。

テクニカル面では、SOLは69.71ドルで24時間-7.30%と急落し、明確なダウントレンドに置かれている。RSIは21.28と売られすぎ圏に深く沈み、ローソク足分析でも下方ブレイクの形状が確認できる。MACDはベアリッシュシグナルを維持し、直近サポートの69.62ドルを明確に割れた場合は66.80ドル、続いて64.33ドルが次の節目となる。一方、レジスタンスは70.40ドル、73.64ドル、82.53ドルに連なる。反発シナリオは過売り解消と73.64ドル奪回が条件で、これを上抜けない限り弱気相場継続を前提とすべきだ。64.33ドル割れは下値目処の崩壊を意味し、トレジャリー需要だけでは支えきれない可能性がある。

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Takeshi Yamamoto

COINOTAG yazarı

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