XRPは短期移動平均線が長期移動平均線を下抜ける「デスクロス」を時間足チャートで形成し、短期的に弱気の勢いを示しています。重要なサポートラインは3ドルとなっており、これを維持できれば3.18ドルから4ドルに向けた強気の流れが期待できますが、割り込むと短期的な下落リスクが拡大します。
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XRPの時間足チャートでデスクロス発生
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直前の4時間足ではゴールデンクロスが観測されており、3.187ドルから2.95ドルまで一時調整した後反発しています。
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重要な価格水準:日中安値2.95ドル、直近高値3.187ドル。3.00ドル(50日移動平均線)が短期的なサポート・レジスタンスとして注目されます。
XRPのデスクロスは短期的な弱気圧力を示唆。3ドルのサポートを注視するとともに、ETFローンチやFRBの政策決定にも注目が必要です。詳細を続けてご覧ください。
時間足チャートでのXRPデスクロスとは?
XRPの時間足デスクロスとは、短期移動平均線(例:50MA)が長期移動平均線を下回るテクニカルシグナルで、短期間の売り圧力が強まっていることを示します。この時間足デスクロスは、直前の4時間足ゴールデンクロスを受けた過熱感からの調整局面で現れました。
デスクロス出現前のXRPの値動きは?
XRPは9月6日から6日間上昇し、9月13日に直近高値3.187ドルに到達しました。この上昇は4時間足でのゴールデンクロスも伴い、TradingViewやCOINOTAGの市場コメントでも指摘されました。その後、過熱感から9月15日にかけて2日間で2.95ドルまで調整し、現在は約3.03ドル付近で小反発しています。

XRP/USD 時間足チャート、提供:TradingView
XRPにとって3ドル水準が重要な理由は?
3ドルは日足の50日移動平均線と一致しており、短期的にサポート及びレジスタンスとして機能してきました。直近ではベア(弱気勢力)が3ドルを下回る場面もあり、サポート転換には至っていません。3ドルを維持できるかが、強気筋が3.18ドル、3.38ドル、3.66ドルを目指す上でのカギとなります。
勢いが変わるポイントはいつか?
XRPが高い出来高で3ドルを上回って終値を確定させる、あるいはマクロ要因で市場のセンチメントが変化すればモメンタム転換の可能性があります。トレーダーは9月17日のFRBの金利決定や、今週予定されているREX-Osprey XRPR ETFのローンチに伴う価格変動に注目しています。
よくある質問
デスクロスは短期トレーダーにとって何を意味しますか?
デスクロスは短期的な下落リスクの増加を示し、多くのトレーダーは時間足デスクロス発生時にストップを引き締めるか、ロングポジションを減らしてさらに上位足の確認を待ちます。
4時間足のゴールデンクロスは時間足のデスクロスを無効化できますか?
はい。4時間足などの長めの時間軸での強気シグナルは、短時間軸のデスクロスの影響を和らげ、方向感が混在する局面を作ります。トレーダーは一般的に長期時間軸を優先してトレンドの確認を行います。
重要ポイントまとめ
- 時間足デスクロス:3.187ドルからの調整を受けて短期的な弱気サイン。
- 3ドルの注目:日足50MAが位置し、近期のサポート・レジスタンスになっている。
- 市場の注目材料:9月17日のFRB政策決定と今週予定のREX-Osprey XRPR ETFローンチが変動要因。
結論
短期のテクニカルは、新たな時間足XRPデスクロスを示しており、直前の4時間足ゴールデンクロスと3.187ドルの直近高値を背景に相場は揺れ動いています。3ドル水準と今後のマクロ・商品絡みの材料に注目し、持続的な強気反転の兆候を価格と出来高で見極めることが重要です。