Bitcoin (BTC)は利上げ圧力に直面、Warsh FRB議長が9月利上げ確率を57.5%へ引き上げ

Warsh FRB議長のタカ派的ジャクソンホール講演で9月利上げ確率が57.5%に上昇。2年債利回りは11.8bp上昇し、Bitcoin (BTC)と半導体株が圧力を受けた。

(00:34 UTC)
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AI要約AI
  • Warsh FRB議長の講演後、9月利上げ確率は35.4%から57.5%へ上昇
  • NvidiaのQ2売上高は962.1億ドル、データセンター売上高は890億ドル
  • NVDA株は8月28日に4.57%下落し217.55ドルで引け
  • KOSPIは1.79%安の6,788.88、外国人と機関が2兆ウォン売り越し
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ジャクソンホールでタカ派的な方向転換

米連邦準備制度理事会(FRB)のKevin Warsh議長が金曜日、ワイオミング州ジャクソンホールで開かれた年次シンポジウムでの講演において、タカ派的な見解を示した。市場の9月利上げ観測は一変し、Bitcoin(BTC)をはじめとリスク資産全体に上値圧力がかかり始めている。Warsh議長はインフレ指標が依然として「より懸念を要する」水準にあり、利上げ局面が終わったとは限らないと警告。短期金利をFRBの主要な政策手段と位置づけたうえで、直近12カ月のPCEインフレ率が3.7%と、2%の目標を大きく上回っていることを指摘した。基調的な物価上昇が「明確に、かつ十分な速度で」目標に戻らない限り、FRBには「やるべき仕事が残っている」との認識を示し、金融環境がまだ十分に引き締まっていないとの判断をにじませた。

金利先物は講演後、数時間のうちに織り込み直しが進んだ。CME FedWatchのデータによれば、9月の利上げを織り込む確率は57.5%に急上昇し、前セッションの35.4%から大きく跳ね上がった。逆に据え置きを織り込む確率は42.5%にとどまり、主導権は完全に利上げ側へ移った。債券利回りも連動し、FRBの政策経路に最も敏感な年限である米2年債利回りは、終値で11.8ベーシスポイント上昇の4.348%と、3月以来となる大幅な一日上昇を記録。10年債は5.0ベーシスポイント上昇の4.72%、30年債も1.6ベーシスポイント上昇して5.20%となった。

このメカニズムは暗号資産にとって見過ごせない。将来キャッシュフローに適用される割引率が上昇すれば、グロース株やデュレーションの長いリスク資産の評価額は一斉に圧縮される。デジタル資産トレーダーも同じ経路を追跡しており、金利に敏感なトークン化利回りプラットフォームの Ondo Finance (ONDO) は、株価指数よりも2年債利回りとの連動性が高いことが過去の値動きから確認されている。講演後の投資家コメントは、Warsh発言を利上げ再浮上の確認と受け止めた向きと、9月FOMC決定前に追加の経済指標を待つべきだとする向きに割れた。

Nvidiaが反落、半導体株に売り波

株式市場への反応は半導体セクター、とりわけNvidia(NVDA)に最も強く表れた。決算内容そのものは強烈だった。同社は8月26日に2027年会計年度第2四半期の決算を発表し、売上高962.1億ドル、データセンター売上高890億ドル、GAAP希薄化後EPS2.46ドル、非GAAP EPS2.22ドルを計上した。ガイダンスも力強く、第3四半期売上高はプラスマイナス2%の幅で1,080億ドルと見込まれたが、経営陣はこの見通しから中国向けデータセンターコンピュートを除外している。同社はまた、この四半期に株主へ約260億ドルを還元し、約990億ドルの自社株買い承認枠を残している。

しかし株価は、決算翌日の8月27日に8.74%急騰して227.98ドルをつけた後、Warsh議長の講演が行われた8月28日には4.57%反落して217.55ドルで取引を終えた。同日のMarvell Technologyは10.28%下落し、フィラデルフィア半導体株指数は3.47%安で引けた。Micronは0.27%、Western Digitalは0.55%、Seagateは2.06%それぞれ下落し、SK HynixのADRも0.35%安。Donald Trump大統領が高強度の半導体関税を検討していると報じられたことも圧力となり、ソウル市場ではSamsung Electronicsが3.38%、SK Hynixが4.45%下落した。加えて、中国のメモリーメーカーCXMTが上半期の売上高を前年同期比874%増加させたとの報道は、セクター全体に競争上の重石をのしかかっている。ライバル各社が設計したチップを手がける Advanced Micro Devices (AMD) も、同じく金利に敏感な評価倍率の上に位置しており、売りから自由ではいられない。

売りは太平洋を越えて波及した。韓国KOSPIは金曜日、123.49ポイント(1.79%)安の6,788.88で取引を終え、外国人と機関投資家が合わせて2兆ウォン規模を売り越した。同日、ダウ平均が0.02%安、S&P 500が0.25%安、ナスダックが0.52%安となるなか、KOSDAQは0.09%高の838.41と逆行高した。キウム証券のアナリスト、Han Ji-young氏は今回の「Warshショック」を市場の許容範囲内と分析し、今週中にKOSPIが7,000ラインを再試行すると見ている。次のカタリストはBroadcomとDellの決算、そして韓国の8月貿易統計だという。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、MEXCで現物・先物価格をライブで確認できる。

暗号資産のリスク選好は持続

COINOTAG独自の集計データでは、暗号資産市場はこのタカ派的な金利織り込み直しを「崩壊」ではなく「圧力」として吸収している。当社の恐怖・強欲指数は62/100(強欲)を示し、Bitcoin(BTC)は当社が追跡する2兆2,600億ドルの暗号資産時価総額のうち69.1%のシェアを維持、価格は7万8,000ドル付近で取引されている。金利上昇の圧力が最も色濃く表れているのは、AI連動銘柄の Fetch.ai (FET) や BNB といった大型株であり、パニックではなくあくまで「圧力」という段階だ。金利経路をめぐる次の焦点は9月FOMCに置かれている。

COINOTAG News Desk

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