Fetch.ai(FET)とは?意味と解説

Fetch.ai(FET)は、AIと分散型ブロックチェーンを組み合わせた自律経済エージェント(AEA)プラットフォームです。uAgentsフレームワーク、Almanacレジストリ、DeltaVインターフェースを提供し、2024年にOcean ProtocolおよびSingularityNETとASIアライアンスとして統合されました。

Fetch.aiとは何か?AIエージェントの経済基盤

Fetch.ai(FET)は2017年に英国ケンブリッジで設立されたプロジェクトで、「自律経済エージェント(AEA: Autonomous Economic Agent)」と呼ばれる自律型AIプログラムが人間の介在なしにタスクを実行し、サービスを取引する分散型市場を構築しています。

Fetch.aiのAEAエコシステム構成図(Almanac・DeltaV・uAgents)

主要コンポーネント

  • uAgentsフレームワーク:Pythonベースで自律エージェントを構築するOSSライブラリ
  • Almanacレジストリ:エージェントが自身のサービスを登録・発見するための分散台帳
  • DeltaV:自然言語でエージェントへのタスクを発行するAIチャットインターフェース
  • Agentverse:エージェントをホスト・管理・共有するクラウドプラットフォーム

ASIアライアンス:大型統合

2024年、Fetch.aiはAI×ブロックチェーン分野の3大プロジェクトが統合したASI(Artificial Superintelligence)アライアンスを形成しました。

  • Fetch.ai(FET)
  • Ocean Protocol(OCEAN)
  • SingularityNET(AGIX)

統合トークンはFET(ASIアライアンストークン)となり、AIの民主化と分散型AI経済の構築を共同目標とします。

技術仕様

項目内容
ブロックチェーンCosmos SDK(Fetch.ai独自チェーン)
コンセンサスTendermint BFT(PoS)
最大供給量约2,630,547,141 FET(ASI統合後)
IBC対応あり

ユースケース

Fetch.aiのAEAは、DeFi取引の最適化、エネルギーグリッドの需給調整、輸送・ロジスティクスの自動化、ヘルスケアデータの安全な共有など、現実世界の複雑なコーディネーション問題に適用されています。

COINOTAGの見解

ASIアライアンスの統合によりFetch.aiはAI×ブロックチェーン分野での存在感を大幅に拡大しました。AI分野全体への投資家関心の高まりとともに注目を集めていますが、実際のエージェント経済の規模感はまだ初期段階です。AIナラティブへのエクスポージャーを求める投資家には選択肢の一つとなります。

関連用語: Cosmos | AI(人工知能) | Layer-1

最終更新: 2026/6/21

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