BitTorrent(BTT)プロトコル、1曲あたり最大15万ドルを求めるSony-Warnerの訴訟書類に記載

Sony Music PublishingとWarner ChappellがAnthropicを提訴。BitTorrent経由の歌詞本ダウンロードとClaude学習を主張し、1作品あたり最大15万ドルを求めた。

(16:16 UTC)
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AI要約AI
  • Sony Music PublishingとWarner Chappell Musicが金曜日、Anthropicを提訴
  • 2021年6月にLibrary Genesisから約500万冊のダウンロードを主張
  • 2022年7月にPirate Library Mirrorからさらに約200万冊を取得と訴状
  • 4つの請求原因のうち2つでDario Amodei氏らを個人として名指し
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SonyとWarner、Anthropicを提訴

BitTorrent(BTT)が再び法的な話題に浮上した。トークンの発表ではなく、その基盤となっているピアツーピア(P2P)プロトコルそのものが、新たな著作権訴訟の中心に置かれた形だ。Sony Music PublishingとWarner Chappell Musicは金曜日、AI企業Anthropicを相手に訴訟を提起。AI会社がBitTorrentを通じて楽曲の歌詞本や楽譜集をダウンロードし、その素材を対話型AIモデル「Claude」の学習に供給したと主張している。訴状が名指しする大規模ダウンロードは2件。1件目は2021年6月に「Library Genesis」と呼ばれる影の図書館から約500万冊を取得したもの、2件目は2022年7月に「Pirate Library Mirror」からさらに約200万冊を持ち出したものだ。出版側によれば、これらのコレクションの中に楽譜や歌詞本が含まれていたという。そして重要なのは、Anthropicがトレントで取得したファイル内に音楽データが存在したことを一度も認めていない点だ。音楽が入っていたかどうかこそが争点であり、これが本件を音楽出版をめぐる訴訟へと変えている。訴状はもう一つの取得経路にも触れている。MusixmatchとLyricFindという、歌詞の表示権に対して正規にライセンス料を支払っている2つのサービスから歌詞をスクレイピングしたという指摘だ。文書の冒頭一文はトーンを決定づけている。その行為を「史上最大級かつ最も露骨な進行中の知的財産の窃盗」であると断じているのであり、要約を介さず訴状そのものを直接読む価値がある。4つの請求原因のうち2つは、Dario Amodei氏とBenjamin Mann氏を「個人として」名指ししている。会社ではなく個人を被告とするこの構造的選択には意味がある。企業は和解に向かうが、個人は証言台に立たされるからだ。救済措置として、出版側は陪審が「故意の侵害」と認定した作品1件につき最大15万ドルの損害賠償を求めている。ダウンロードされたファイルの中に自社の楽曲が数百曲入っていたとし、学習利用全体の規模については数万曲に上ると主張している。Anthropicは現時点で本訴訟についてコメントしていない。BitTorrent(BTT)を追う読者にとっての意義は、法的であると同時に評判論点だ。Web3経済圏における帯域共有の加速のために生まれたBTTトークン。その基盤プロトコルが、記録的な規模の侵害の「道具」として訴状で描き直されたのである。

トレントをめぐる裁判所の姿勢

なぜ「素材」ではなく「ダウンロード手法」が危ういのか。過去の裁判史がその理由を説明する。Anthropicをめぐる先行の書籍訴訟で、担当判事は2つの取得経路を明確に切り分けた。書籍を購入してスキャンする行為はフェアユース(公正利用)に傾いた一方、海賊版サイトから持ち出す行為はそうではなかった。同じ判事は後者のダウンロードを「大規模かつ率直な海賊行為」と痛烈に表現している。この区別が、書籍スキャンプログラムを法廷で生き残らせた一方、トレントによる取得は和解で終わらせた理由だ。さらにトレントには技術的な責任リスクがもう一つある。このソフトウェアはダウンロードしながら同時にアップロードする。つまり取得したコピーはすべて、同時に共有されたコピーでもある。今回の訴状で4つの請求原因のうち2つは、まさにこの「配布」の点に根ざしている。Anthropicは書籍のトレント取得自体は一般的に認めているが、そのファイル内に音楽が含まれていたことは認めていない。本件が設計上試そうとしているのは、まさにこの空白部分だ。出版側は terrain に詳しい。2023年の歌詞をめぐる訴訟では、Claudeの学習を全面的に差し止めることはできず、代わりにAnthropicがモデルの出力にガードレールを設けることで合意した経緯がある。この前例が今回プラスに働くかマイナスに働くかは、おそらく証拠開示(ディスカバリー)の結果次第だ。楽曲が正規のライセンス購入を通じてClaudeに到達したのか、それともトレントの群れ(スウォーム)を通じたのか、という点が問われる。BitTorrent(BTT)エコシステムにとって、この区別は双方向に刃となる。プロトコル自体は合法的で広く普及したソフトウェアであり、TRON上やクロスチェーンブリッジ網であるBTTCを通じて流通するBTTトークンは、ユーザー間の帯域共有に対価を与える仕組みにすぎない。だが、スウォームをこの規模の窃盗の「エンジン」と位置づける連邦訴訟は、最終判決の内容にかかわらず、取引所やパートナー、ブランドスポンサーにトレント関連から距離を取る新たな理由を与えるだろう。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Bybitで現物・先物価格をライブで確認できる。

本訴状がBTTに意味するもの

COINOTAGの読み解きは、文書そのものから出発する。金曜日に提出された訴状が標的とするのは「行為」であって「コード」ではない。訴状のどこにも、BitTorrentネットワークの閉鎖を求める請求はなく、BTTトークンに直接触れる記載もない。トークンの循環供給量や市場メカニズムは本件の射程外にある。構造的な論点も重要だ。金庫(トレジャリー)と交渉できる署名者を持つDAOとは異なり、スウォームには交渉相手となるガバナンス機関が存在しない。したがって責任は、ソフトウェアを運用した者に帰着する。訴状が本当に変えるのはナラティブの方だ。冒頭一文でスウォームによる配布を「歴史的な窃盗」と断じる書類が存在する限り、証拠開示が進む間、パートナー企業はトレントのブランドから距離を置く口実を常備することになる。

COINOTAG News Desk

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