via BITTIMES · BITTIMES 編集長著
カントン運営元が470億円調達へ|a16zが主導、評価額は3,100億円超に
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この記事の要点
- カントン・ネットワーク運営のDigital Assetがa16z主導で約3億ドル調達へ
- カントン関連ETF上場やVisa参画で機関向けブロックチェーン採用拡大
まずはCanton Network(カントン・ネットワーク)を詳しく
a16z主導でDigital Assetが約3億ドル調達へ
2026年5月10日、機関投資家向けブロックチェーン「Canton Network(カントン・ネットワーク)」を運営するDigital Asset Holdings(デジタル・アセット・ホールディングス)が、約3億ドル(約470億円)の資金調達を進めていることが、ブルームバーグの報道で明らかになりました。
企業評価額は約20億ドル(約3,140億円)にのぼる見通しで、米ベンチャーキャピタル大手Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ)の仮想通貨部門a16zクリプトが主導すると報じられています。
2026年5月には、米21Sharesが現物カントンコイン(CC)を裏付けとするETF「21Shares Canton Network ETF(TCAN)」をNASDAQ(ナスダック)へ上場しており、カントンネットワーク関連商品の投資対象化が進んでいます。
今回のラウンドは数週間以内にクローズする見込みで、最終的な調達額は変動する可能性もあるとされています。
米国初のCantonETFを上場
半年で倍増、a16zの戦略と機関採用が後押し
1.35億ドルから3億ドル規模への跳躍
デジタル・アセット・ホールディングスは2025年6月、DRWベンチャーキャピタルとトレードウェブ・マーケッツが主導したラウンドで1億3,500万ドル(約210億円)を調達しました。
このラウンドには、ゴールドマン・サックスやシタデル・セキュリティーズ、預託信託・清算機構(DTCC)、BNPパリバといった伝統金融機関に加え、サークル・ベンチャーズ、ポリチェーン・キャピタルなど仮想通貨業界のVC・トレーディング企業も参加していました。
今回報じられた3億ドル規模の調達は、2025年6月のラウンドを大きく上回る水準となっており、機関投資家向けブロックチェーン事業への期待拡大を反映した資金流入とみられています。
22億ドル新ファンド、a16zの機関向け戦略
今回ラウンドを主導すると報じられたa16zクリプトは、機関向けブロックチェーン分野への投資を拡大しており、直前には5本目となる仮想通貨ファンドで22億ドル(約3,450億円)を調達しています。
これにより、a16zの仮想通貨関連運用資産は約100億ドル(約1兆5,690億円)規模となり、機関投資家向けオンチェーン金融インフラへの大型投資を継続する体制が強化されています。
a16zは特に、機関投資家向けブロックチェーンではプライバシー機能が競争力を左右するとの立場を示しています。
ゼネラルパートナーのアリ・ヤヒヤ氏は2026年1月、グローバル金融のオンチェーン化が進むなかで、プライバシー面の課題が最大のハードルになると指摘しました。
こうした背景から、プライバシーやコンプライアンス機能を重視するカントンネットワークに機関投資家の関心が集まっています。
機関採用が連鎖、Visa・みずほの参画相次ぐ
2026年には、決済・担保管理・国債分野を中心に、カントンネットワークへ参加する金融機関や市場インフラ企業の拡大が続いています。
Visa(ビザ)は2026年3月25日、決済大手として初めて同ネットワークのスーパーバリデータ(40社のうち1社)に就任し、ガバナンスへの投票権を取得したと発表しました。
国内でも2026年4月20日、みずほFG・野村HDなど4社が、カントンネットワークを活用した日本国債(JGB)のデジタル担保管理の実証実験を共同で開始しています。
この実証では、発行済み有価証券としてのJGBの法的性質を維持したまま24時間365日リアルタイムでの担保取引を成立させる仕組みの検証が進められています。
JGB担保を「24時間365日」へ
個人投資家にも門戸、日本ではTJGB組成始動
カントンネットワークをめぐっては、機関利用だけでなく投資商品化の動きも進んでいます。
米21Shares(21シェアーズ)は2026年5月7日、現物カントンコイン(CC)を裏付けとする米国初のETF「21Shares Canton Network ETF」をNASDAQ(ナスダック)に上場させました。
ティッカーは「TCAN」で、これにより機関投資家中心だったカントン関連投資の機会が個人投資家にも広がっています。
また国内では、Progmat(プログマ)主導で、メガバンク3行などが参加する「日本国債トークン化WG」が2026年5月にキックオフし、年内のTJGB組成プロジェクト開始が目標として掲げられています。
約3億ドル規模とされる今回ラウンドが予定通り成立するかに加え、a16zクリプトの参加を受けて他のVCや金融機関による出資が広がるかにも注目が集まっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.87 円)
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Source:Bloomberg報道
サムネイル:AIによる生成画像




