via BITTIMES · BITTIMES 編集長著
カルダノ、ガバナンス投票が「初の実運用」次期HFの承認プロセスが始動
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この記事の要点
- Intersect、ヴァン・ロッセムHFのGA提出を報告
- ADA保有者の投票権がPV11承認プロセスで初めて機能
まずはカルダノ(Cardano/ADA)を詳しく
カルダノ次期HF「ヴァン・ロッセム」始動
仮想通貨カルダノ(ADA)の開発・保守を担う会員制組織Intersect(インターセクト)は2026年5月5日、「ヴァン・ロッセム・ハードフォーク」のガバナンスアクションがプレビューテストネットへ提出されたことを公式Xで明らかにしました。
同投稿では、ハードフォークを安全に通過するための必須要件とされる「Cardano Node 11.0.1プレリリース」が同日公開されたことも伝えられています。
この新ノードへの移行が求められるのは、まずプレビューネットワーク上のSPO(ステークプールオペレーター)・DApps(分散型アプリ)・開発者で、できる限り早急なアップグレードが呼びかけられています。
なお、メインネットではバージョン10.7.1の統合作業を継続するよう明示されており、今回のノードリリースはメインネット利用に向けた承認を受けていないとされています。
ATTENTION
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The van Rossem Hard Fork GA has been submitted to the Preview test network today.https://t.co/a49iLgG3e3
Cardano Node version 11.0.1 Pre-Release is also now available. This version is an essential requirement to safely cross the hard fork. SPOs, DApps and… pic.twitter.com/UotUWDtuet
— Intersect (@IntersectMBO) May 5, 2026
お知らせ
ヴァン・ロッセム・ハードフォークに関するガバナンスアクションが、本日Previewテストネットに提出されました。
また、Cardanoノードのバージョン11.0.1(プレリリース)が公開されました。このバージョンはハードフォークを安全に通過するために必須となるため、Preview環境のSPO、DApp開発者、および開発者の皆様は速やかにアップグレードしてください。
※注意:本バージョンはまだメインネットでは使用できません。正式な案内があるまで、メインネットでは引き続き10.7.1をご利用ください。
プログラマブルトークン基盤を発表
ヴァン・ロッセムHFの技術仕様と実装
DRep命名とイントラエラ方式の概要
ヴァン・ロッセム・ハードフォークでは、カルダノのPV11移行に向けた段階的アップグレードが進められています。
同ハードフォークでは、ネットワークを分断せず段階的に更新を行う「イントラエラ(エラをまたがない)方式」が採用されており、プロトコルバージョン(PV)11への移行を前提としています。
この名称は、カルダノのガバナンス体制構築に貢献したDRep(委任代表者)のマックス・ヴァン・ロッセム氏にちなんで命名されています。
Conway時代の状態を維持したままPV11へ移行する設計となっており、フルのエラ遷移を伴わず、トランザクション形式にも変更は加えられない見込みです。
ハードフォークの発動にはカルダノのオンチェーンガバナンス(投票による意思決定)フレームワークに基づいた投票プロセスが必要で、SPO・DRep(委任代表者)・憲法委員会の各主体による承認を経た後、オンチェーン上で確定する仕組みが採用されています。
ハードフォーク承認には、アクティブステーク(実際に委任されているADA)の85%以上が対応ノードへ移行していることが条件となっています。
PV11で追加されるPlutus機能
「Cardano Node 11.0.1」は、PV11へのアップグレードをサポートする最初のノードリリースとして同日公開されています。
同バージョンでは「cardano-api」および「cardano-cli」が11.0シリーズへ更新され、実験的なハードフォークターゲットもPV12へ先行設定されています。
ヴァン・ロッセム・ハードフォーク後のPV11では、CIP-0109・CIP-0132・CIP-0133・CIP-0138・CIP-0153に基づく新しいPlutusプリミティブ(スマートコントラクトの基本演算単位)が追加されます。
あわせて、Plutus V1・V2・V3間の組み込み関数が統一され、既存のV1およびV2スクリプトがアップグレード後により広範な組み込み機能にアクセスできるようになります。
台帳の整合性改善とノードレベルのセキュリティ強化も同アップグレードに含まれており、カルダノのスマートコントラクト環境における信頼性向上につながるとみられています。
開発者が対応すべき移行要件と注意点
アップグレードがイントラエラ方式であることから、エコシステム全体への影響は限定的とみられています。
ただし、ハードフォークがメインネットへ到達する前に互換性を確保するため、開発者・アプリケーション運営者には新ノードへの移行対応が求められています。
同ノードにはLinuxの新依存関係としてliburing・protobuf-compiler・snappy-cが追加されており、ノードバージョン10.7以降の変更点として同リリースノートに明記されました。
LSMストレージバックエンド(ディスクベースの新型ストレージ)使用時における既知の不具合が複数報告されており、次回リリースでの修正対応が進められています。
ADAレバレッジETFが上場
Plominで得た投票権、PV11で初運用
こうした段階的な開発の流れは、2025年1月に完了したPlomin(プロミン)ハードフォークに端を発しています。同アップグレードによって、ADA保有者によるパラメータ変更・資金引き出し・ハードフォーク承認の投票権が正式に付与されました。
今回のヴァン・ロッセム・ハードフォークは、Plomin以降に整備されたガバナンス体制がPV更新で初めて本格運用される事例となっています。SPO・DRep・憲法委員会による意思決定プロセスが実運用で機能するかにも注目が集まっています。
プレビューテストネットでの検証が順調に進めば、アクティブステークの85%超が対応ノードへ移行した段階でメインネットへのGA提出が可能となり、カルダノのスマートコントラクト開発者が利用できる機能の幅が広がります。
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Source:IntersectX投稿 / Cardano Node 11.0.1リリースノート
サムネイル:AIによる生成画像





