Digital Assetが3億5,500万ドル調達、CitiがプレIPO株式をトークン化、BlockworksがMessari買収

(06:16 UTC)
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暗号資産ニュース

Blockworksは暗号資産のデータ・市場分析企業Messariを買収した。両社が6月12日付の発表で認めたもので、業界有数の情報基盤2社が統合されることになる。Blockworksはオンチェーンの資産発行体向けに情報開示やIR基盤を構築しており、一方の2018年設立のMessariは4万種を超えるデジタル資産をカバーし、ファンドや取引所、開発者が利用するAPIを通じてリサーチと市場データを提供してきた。買収側は今回の取引を、断片化した業界データへの対応と位置づけ、AIエージェントの台頭によって幅広く信頼性の高いAPIアクセスが決定的に重要になると主張している。Blockworksは4月、約1億9,200万ドルの評価額でシリーズAの追加ラウンドを完了していた。

Citiは6月11日、Digital Depositary Receiptsを開始した。SIXが運営する規制対応のブロックチェーン基盤SIX Digital Exchangeを通じ、非上場企業の株式へのトークン化されたエクスポージャーを提供するものだ。同行はトークン化された預託証券の発行体と保管者の双方を担い、同一インフラ上で決済と保管を行うと説明。グローバルな金融サービス企業が非上場企業のトークン化証券で両方の役割を担うのは初めてだとした。最初の発行は、Citiが出資するトークン化プラットフォームKaleidoの株式を参照対象とした。本商品は長期化するプレIPO期間を念頭に置き、第三者の特別目的事業体(SPV)や多層的な手数料を回避できる流動性供給の手段を投資家に提示する。

機関投資家向けCanton Networkを開発するDigital Assetは6月11日、a16z cryptoが主導するラウンドで3億5,500万ドルを調達したと発表した。出資者にはCitadel Securities、Coinbase Ventures、HSBC、BNP Paribas、ABN Amro、CME Ventures、S&P Global、SBIグループ、SoFi、Tradeweb、アブダビ投資庁が名を連ねる。Cantonはキャピタルマーケット向けに設計されたプライバシー重視のパブリックなレイヤー1で、コンプライアンス、コンポーザビリティ、決済のファイナリティを重視する。同社は調達資金をエコシステム拡大、金融機関との連携深化、ネットワーク成長の継続に充てる計画で、a16z cryptoは政策・リサーチ両面の戦略的パートナーとして参画する。

HashPortとBOOSTRYは6月11日、業務提携の検討開始を発表した。中核となるのは、セルフカストディ型ウォレットとセキュリティトークン(デジタル証券)の連携だ。両社はセキュリティトークンの購入者にユーティリティトークンや特典トークンを付与し、それらをパブリックチェーン上で別途発行することで、保有者が自己管理型の暗号資産ウォレットで管理できるようにする狙い。この方式は発行体の運用コストを抑え、利便性も高めるという。中期的にはステーブルコインによる決済、配当、残高管理も協議対象となる。BOOSTRYは2019年に野村ホールディングスと野村総合研究所が設立し、セキュリティトークン向けコンソーシアム「ibet for Fin」を運営している。

日本の取引所bitbankは6月15日、Polymarketなどの分散型予測市場に関する注意喚起を行った。同社は、予測市場サービス、またはその関連が疑われるサービスに紐づく入出金が確認された口座を停止すると表明。口座停止はログイン、暗号資産の入出金、日本円の出金、取引を含む全機能の凍結を意味し、それによって生じた損失について同社は責任を負わないとした。bitbankは、国内から金銭的利益を目的にこうしたプラットフォームへアクセスする行為は国内法上の賭博に該当しうると指摘する一方、誤って対象とされた利用者向けの申し立て窓口も設けている。

決済ゲートウェイ運営のNetStarsは6月15日、Web3型決済を推進するためStartaleと基本合意書(MOU)を締結したと発表した。協業によりNetStarsの「StarPay-X」構想で利用可能なデジタル通貨の選択肢が広がり、両社はStartaleがSBIグループと開発を進める円連動ステーブルコインJPYSCの採用を検討している。アルゴリズム型ステーブルコインとは異なり、JPYSCは信託型の仕組みで設計されている。6月4日にBitget WalletともMOUを結んだNetStarsは、加盟店ネットワークとキャッシュレス決済の知見を生かし、従来型とWeb3の両基盤をつなぐマルチコイン決済環境の構築を目指す。

今週の一連の動きは、一つの大きな流れを描き出している。データ統合、非上場株式のトークン化、キャピタルマーケット向けブロックチェーン、セキュリティトークン用ウォレット、規制対応のステーブルコイン基盤——機関投資家は静かにインフラの「配管」を整えつつある。一方で個人投資家の確信は依然もろい。COINOTAGの集計市場データはこの分断を映す。Fear & Greed指数は100点中20と「極度の恐怖」圏に沈み、ビットコインのドミナンスは70.3%、暗号資産市場全体の時価総額は約1兆8,800億ドルで、アルトコイン全般は大きく圧迫されたままだ。ビットコインが約6万6,000ドルで推移するなか、弱気相場のセンチメントと加速するインフラ投資の対比は、いま確信がどこに宿っているか——価格ではなく「レール」にあることを浮き彫りにしている。

COINOTAGは金融アドバイザリーサービスを提供していません。このコンテンツは情報提供のみを目的としており、投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。暗号資産投資には高いリスクが伴います。

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Takeshi Yamamoto

Takeshi Yamamoto

COINOTAGライター

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AI生成シニアテクニカルアナリスト·山本武は、暗号資産市場の技術分析を6年以上にわたって手がけているシニアテクニカルアナリストです。東京を拠点に、ビットコインおよび主要アルトコインのテクニカル分析を専門とし、日足と4時間足のチャート分析を中心に活動しています。RSIダイバージェンス、MACDヒストグラムのモメンタム変化、フィボナッチリトレースメント、ボリュームプロファイル分析を組み合わせ…

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