ハードウェアウォレット(Hardware Wallet)は、秘密鍵を独立したマイクロチップ(セキュアエレメント)に保管し、取引はデバイス上で物理ボタンを押して承認したときのみ署名する専用デバイスです。代表的なブランドにはLedger(Nano S Plus、Nano X、Stax)、Trezor(Model One、Model T、Safe 5)、Keystone、GridPlus Lattice、Coldcardなどがあります。動作の流れは次の通りです。PCやスマートフォンのアプリ(Ledger Live、Trezor Suiteなど)が取引リクエストをデバイスへ送信し、デバイス画面に受信先アドレスと数量が表示され、ユーザーがボタンで承認すると取引が署名されます。この設計により、PCがマルウェアに感染していても秘密鍵の盗難は防がれます。シードフレーズ(12または24語)はデバイス初期設定時に生成され、紙に書き留めて保管します。デバイスを紛失しても、新しいデバイスでこのシードからウォレットを復元できます。ハードウェアウォレットを選ぶ際は、(1)オープンソースのファームウェアであること、(2)サプライチェーン攻撃を避けるため公式ストアまたは正規代理店から購入すること、(3)デバイスの初期設定を必ず自分で行うこと(事前にセットアップ済みのデバイスは警告サイン)が重要です。Stax/Nano XなどのBluetoothモデルは利便性が高い反面、BLE経由の攻撃面が増えるため、高額残高には有線接続モデルが推奨されます。
暗号資産用語集
ハードウェアウォレットとは?
秘密鍵をセキュアチップ上に保管し、取引を物理的な承認で署名する暗号資産用ハードウェア・ウォレットです。