なりすましトランプXアカウント発のGOLDトークン、6,000万ドルのピークから1分で95%暴落

Solana上の偽Trumpアカウント発GOLDトークンが6,000万ドル峰值から1分で95%暴落。一方公式TRUMPはKBW出演発表で65.2%上昇。オンチェーン詳細を解説。

(10:48 UTC)
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AI要約AI
  • 偽Trumpアカウント発GOLDトークンが1分で95%暴落し約180万ドルに下落
  • GOLD時価総額はローンチ約2時間で6,000万ドルを超過後崩壊
  • 15の新規ウォレットが2億2,450万GOLDを約3,178 SOLで売却
  • TRUMPコインが週間65.2%上昇し8月28日に2.76ドルで取引
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偽アカウントがGOLDトークンを宣伝

8月29日未明にSolana上でローンチした「Trump Digital Gold(GOLD)」トークンは、わずか数時間で価値のほぼすべてを失った。トレーダーの間では、Trump家の公式プロジェクトではなく、アカウント乗っ取りを利用した詐欺スキームだったとの見方が強まっている。宣伝を行ったのは@realtrumpcoins1というXアカウントで、同アカウントはTrumpテーマのコレクターコインやメダルを販売し、自らをThe Trump Organizationの公式パートナーと位置づけていた。この「公式らしさ」の演出がローンチに即座の信頼性を与え、最初の宣伝投稿は約40万ビューに達した。ローンチから約2時間でGOLDの時価総額は6,000万ドルを超え、その後1,000万ドルまで下落、3,600万ドルへ一時反発した後、わずか1分で95%以上暴落して約180万ドルにまで崩れた。宣伝投稿が削除されると、オンチェーントラッカーのデータでは評価額はさらに約60万ドルまで沈んでいる。Trump家族やThe Trump Organizationからの確認は最後まで一切なく、コミュニティの疑念は「攻撃者がアカウントを乗っ取り、GOLDを自行発行した」という非難へと固まっていった。

「More coming, invest and wait(さらに続く。投資して待て)」という追加投稿は数分以内に削除され、やがてGOLD関連の投稿はアカウントからすべて消し去られた。この一連の動きを、ユーザーは「本来の所有者がアカウントの制御を取り戻した」痕跡と解釈した。乗っ取り側を名乗る最後の投稿は820万ドル超の利益を主張し、その収益を米大統領の親族を標的とする「報奨金」に充てると述べたが、この投稿も削除された。SNS上ではこの作戦をイランのハッカーに結びつける主張が拡散し、イスラエルメディアが報じたイラン国営テレビの3分間の放送(Barron Trumpへの接近ルートとされる内容を提示)が根拠に挙げられたが、同放送は捏造グラフィックに大きく依存しており、イランとの関連は独立した検証を経ていない。オンチェーンデータでは、プロジェクトに紐づく新規作成の15ウォレットが2億2,450万GOLDを約3,178 SOL(執行時点で約33万ドル)で売却し、初期コストに対して約31万2,000ドルの利益、ほぼ17倍のリターンを確定させたことが確認できる。各アドレスは依然として多額の残高を保持し、トークン供給も少数のウォレットに集中したままだ。Monero(XMR)のようなプライバシー資産と異なり、これらのローンチウォレットは公開エクスプローラ上に丸見えであり、一連の騒動は極めて薄いスポット取引の流動性の中で進行した。

KBW前夜で公式TRUMPが65%上昇

一方、ブランドを共有する公式トークンは正反対の動きを見せた。ドナルド・トランプ大統領に紐づくミームコイン「TRUMP(Official Trump)」は、週間で65.2%上昇し、8月28日時点で2.76ドルで取引されている。上昇は8月21日に始まり、1.87ドルから8月23日には2.62ドルまで進んだ。政権のデジタル資産推進姿勢と市場全体の強さが追い風となった。オンチェーン・集計データによれば、8月29日朝の時点でアルトコインセグメントは総時価総額の約43%を占めている。トランプ大統領は8月19日、ホワイトハウスでの発言で、Bitcoinその他のデジタル資産の政府による直接購入を検討していると述べ、米国の競争優位を守るために必要だとしたCLARITY Actの議会通過を求めた。トークンは8月25日に2.17ドルまで冷え込んだ後、8月26日に急反転した。新たな触媒となったのは、Trump Foundationによるコイン初のカンファレンス出演発表だ。同財団はX上の投稿で「The Trump Meme Coin will be making its first appearance at a Crypto Conference」と述べ、公式のKBWとUpbitのアカウントをタグ付けした。Korea Blockchain Week 2026は9月29日から10月1日までソウルで開催され、9月29日の非公開Upbit Institutional Summitで幕を開け、9月30日と10月1日はWalkerhill Hotel & Resortsでメインカンファレンスが行われる。アジア最大級のデジタル資産カンファレンスだ。韓国の支配的な取引所であり、主要な暗号資産取引所比較リストに必ず名を連ねるUpbitがKBWとともにタグ付けされたことで、上場やイベントに関する憶測が呼ばれた。ただしTRUMP側の具体的な発表は一切なく、誰がプロジェクト代表として出席するのか、ソウルの舞台で別の発表が予定されているのかも明らかにされていない。GOLD騒動との対比は歴然だ。一方の発表は検証可能な発信源(財団自身のアカウント)を持ち、もう一方は未確認の宣伝のみに依拠していた。リアルタイムで市場を追いたい読者は、Bitgetでスポットと先物のライブ価格を確認できる。

供給の偏在がすべてを物語る

その後のオンチェーン調査は、GOLDの検証にさらに鋭い詳細を加えた。セキュリティ企業GoPlus Securityの調査では、デベロッパーの起動資金はKuCoinから、運用側の15ウォレットの資金はBinanceから調達されたことが突き止められた。さらに同じグループが、任意の保有者の残高を消去・移転できるバックドア関数を組み込んだ悪性トークン「PLATINUM」も展開していたと特定された。出口売却のより新しい読み解きでは、運用側は支配する全供給——デベロッパー保有の6億トークンと組織的インサイダー買いを合わせた総供給の82.454%——を累計9,784.6 SOL、約101万ドルで売却したとされ、ウォレットごとの集計による約33万ドルを大きく上回る。Lookonchainのデータは、ピーク近くでトークンを追った少なくとも1人の小口投資家が、インサイダーの投げ売りの中でわずか数分間に6万2,100ドルを失したことも明らかにした。

(14:48 UTC時点) この2つの物語は、政治的ブランドのトークンを巡るリスクの幅を一日で示した。検証可能な発表に基づく公式TRUMPコインが65.2%上昇したのに対し、検証不能な宣伝に基づく偽GOLDは95%下落した。オンチェーン記録を精読した当社の見立てでは、どちらが本物かを分けるのはブランドではなく供給の分布だ。新規作成の15ウォレットが2億2,450万GOLDを約3,178 SOL(約33万ドル、コスト比ほぼ17倍)で投げ売りし、供給が少数のアドレスに集中したままだった——これは人為的に仕組まれたローンチの典型的なシグネチャーである。上場取引所のスポットでも無期限先物(perpetual)でも、セレブ隣接のローンチは、ウォレット分布が無害だと証明するまでは敵性のものとして扱うべきだ。

COINOTAG News Desk

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