トンコインがGRAMへ改称提案、賛成79.4%でTON価格13%急騰・2.26ドル到達

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Toncoinニュース

TONブロックチェーンのネイティブトークン「トンコイン(TON)」の名称を「グラム(GRAM)」へ変更する提案について、6月2日にコミュニティ投票が開始された。公式Xアカウントが発表した提案では、トークン名およびティッカーシンボル「TON」を「GRAM」へ変更する一方、ブロックチェーン自体は引き続き「TON(The Open Network)」として維持されることが明記されている。投票期間は1週間で、賛成多数の場合は終了後2週間以内に名称変更が完了する計画となっている。執筆時点で賛成率は79.4%に達しており、コミュニティ内で広く支持を得ている状況だ。

テレグラムの創業者でCEOのパベル・ドゥロフ氏は6月1日、自身のテレグラムチャンネルで「グラムはTON最初のホワイトペーパーにおける通貨の名称だった。私たちは原点に戻り、新たな章を始める」と表明した。同氏によれば、移行作業はおよそ3週間を要する見込みで、ブロックチェーン名は「TON」のまま維持される一方、ネイティブ通貨のみが「グラム」に切り替わる構成だ。今回の改称は名称とティッカーの変更にとどまり、トークン残高、ウォレットアドレス、スマートコントラクトには一切影響せず、保有者が追加の手続きを行う必要はないと説明されている。

TON GRAM改称投票

改称発表を受けて、トンコイン価格は24時間で13%超上昇し、一時2.26ドルを記録した後も2.12ドル前後で推移している。市場では今回のブランド変更が、テレグラムによるTON掌握強化の象徴的な意味を持つと解釈されており、買いを誘発する材料となった。ただし現在の水準は、2024年に達成した過去最高値である約8ドルを大きく下回っており、依然として中期的な回復途上にある。テレグラム関連ゲームコンテンツが市場を盛り上げた2024年と比較すると、現在のトンコイン需要は機能面とエコシステム拡大に支えられた構造へと変化しているとの見方が広がっている。

今回のリブランディングは、ドゥロフ氏が掲げる「Make TON Great Again(MTONGA)」構想における7段階計画のうち、第4段階にあたる施策と位置付けられている。これまでに公表された施策には、ネットワーク高速化、取引手数料の約6分の1への削減、そしてテレグラムがTON財団に代わって主要な推進主体および最大バリデーターとなる方針が含まれる。残る3つの施策はまだ公表されておらず、今後どのような展開が示されるかにエコシステム関係者の関心が集まっている。テレグラム主導の体制構築が加速する中で、ネットワークの開発ロードマップにも新たなペースが生まれている。

Make TON Great Again計画

ドゥロフ氏は4月、ネットワークアップグレードによりTONが「10倍高速化」し、1秒未満の取引決済を実現したと説明していた。新たなコンセンサスメカニズムの導入によりサブセカンド・ファイナリティが達成され、処理能力が大幅に向上した形だ。さらに5月には、テレグラム自身がTON財団に代わってネットワークの主要推進者となり、最大規模のバリデーターとして数百万TON相当をステーキングする方針が発表されている。これらの技術アップグレードとガバナンス変革は、エコシステム全体の運営体制を根本から再構築する動きと評価されている。

グラムという名称は、テレグラムが2018年に開始した当初のブロックチェーン計画に由来する。当時のTONはTelegram Open Networkの略称であり、グラムはネイティブアルトコインとして構想され、約17億ドルの資金調達を実施した経緯がある。しかし2020年、米証券取引委員会(SEC)との法的対立を受けて同社はプロジェクトから撤退し、トークン販売を停止した。その後はコミュニティ主導で開発が継続され、TON財団がエコシステム支援を担う体制へ移行している。現在テレグラムは世界で10億人を超えるユーザー基盤を抱えており、その規模を背景にTONはアプリ内決済やデジタル資産取引機能の中心インフラへと成長を続けている。

TONは現在2.09ドルで取引されており、24時間で約4.55%上昇している。テクニカル指標では、RSIが58.99と中立から強気相場領域に位置し、MACDも強気シグナルを示している。直近のサポートは2.0487ドル、その下に1.844ドル、1.7109ドルが控える一方、上値抵抗は2.1225ドル、続いて2.2492ドル、2.5389ドルとなる。強気シナリオでは、2.1225ドルを終値ベースで上抜けた場合、2.2492ドルまでの上昇余地が想定される。逆に2.0487ドル割れが定着すれば、1.844ドルへの調整リスクが浮上し、強気シナリオは無効化される。投資家は出来高7.67億ドルの推移と投票結果確定を併せて注視すべきだ。

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Akiko Watanabe

COINOTAG yazarı

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