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「DOGEはマスク依存を脱却」DogeOS創業者、ミームから実需型への進化を語る

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校閲者Kenji Suzuki
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この記事の要点

  • DogeOS創業者、DOGEが「マスク依存脱却」段階に入ったと明言
  • DogeOSとDTCX連携で、DOGEをDeFi・アプリ市場へ循環拡大へ

目次

「DOGEはマスク離れ進む」DogeOS創業者

ドージコイン(DOGE)向けアプリケーションレイヤー「DogeOS」のジョーダン・ジェファーソン創業者兼CEOは2026年5月、米マイアミで開催された仮想通貨カンファレンスのインタビューで、ドージコインがイーロン・マスク氏の発信に依存する段階から脱却しつつあるとの見方を示しました。

ジェファーソン氏は、マスク氏のSNS投稿に左右されない自律的なエコシステム形成が進んでいると説明したうえで「市場関係者を驚かせるような展開が控えている」と語っています

ドージコインはこれまで、マスク氏が「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」に出演した2021年5月にDOGEへ言及することへの期待から取引が急増し、放送直前に過去最高値0.7376ドルを記録するなど、同氏の発信を受けて価格が大きく変動してきた経緯があります。

一方でジェファーソン氏は、マスク氏がDOGE関連の発信を控えた期間でも「ドージコインの存在感は薄れることなく、むしろ以前よりも拡大している」と指摘しました。

ドージコインは現在、時価総額約177億ドル(約2.8兆円)で上位10銘柄に位置しており、価格は1 DOGE=約0.11ドル(約16.5円)で推移しています。

ドージコインETP、Xetraに上場

DOGE保有者と開発者に新たな収益経路を提示

DOGE経済圏、CEX偏重からの脱却が課題に

こうした「マスク依存」脱却の背景には、DogeOSが進めるDOGE向けアプリ基盤の整備があります。

DogeOSは2025年5月、Polychain Capital(ポリチェーン・キャピタル)が主導する資金調達ラウンドで690万ドル(約11億円)を調達しており、ゲーム・AI(人工知能)・DeFi(分散型金融)などを展開できるDOGE向けアプリ基盤の構築を進めています。

ジェファーソン氏は、DOGEのほぼすべての取引が中央集権型取引所に集中しており、DeFiの取引基盤がほぼ存在しない状況が続いてきたと指摘しています。

そのうえで同氏は「中央集権型取引所だけが膨大な手数料収益を得ており、保有者や開発者には十分な価値が還元されていない」と述べ、DOGE経済圏ではオンチェーン上で価値が循環する仕組みが未成熟だとの認識を示しました。

ETH・SOLとの対比で見えるDOGEの成長余地

こうした課題について、ジェファーソン氏はイーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)を例に挙げながら、両ネットワークでは数百億ドル規模のオンチェーン取引が成立しており、保有者は流動性提供で収益を得られ、開発者は事業機会に参加できると説明しています。

一方、DOGEは長年にわたりSNS発の話題性や価格変動を中心に市場が拡大してきた経緯があり、ETHやSOLのようなオンチェーン経済圏の形成は限定的だったとしています。

DogeOSはこうした状況を変えるため、DOGEを単なるミーム通貨ではなく、ゲーム・AI・DeFiなどが展開されるアプリ経済圏へ発展させる構想を進めています。

DTCXとマイニング連携、DOGE循環を加速

DOGE経済圏の拡張に向けた動きは、マイニング事業との連携にも広がっています。

米ナスダック上場のThumzup Media Corporation(サムザップ・メディア)は2025年9月、約750万DOGE(200万ドル/3.1億円相当)を平均取得単価0.2665ドルで取得したと発表しました。

同社は2025年12月にDogehash Technologies(ドージハッシュ・テクノロジーズ)の買収を完了し、社名をDatacentrex(データセントレックス)へ変更、ナスダック上でティッカー「DTCX」として取引を開始しています。

Datacentrexは現在、北米4拠点で約3,100台のScrypt ASICマイナー(DOGE・LTC専用採掘機)を稼働させており、2026年上半期に1,000台を追加して4,100台超へ拡張する計画とされています。

ジェファーソン氏はDatacentrexの仮想通貨諮問委員会に加わっており、同社のマイニング事業で生み出されるDOGEを、DogeOS上のアプリ経済圏へ循環させる取り組みを進めています。

DogeOSでは、新たに採掘されたDOGEを取引所内に留めるのではなく、DeFiやアプリ市場へ循環させる構想を進めており、保有者には利回り獲得機会、開発者には流動性確保の手段が広がる可能性があるとしています。

ジェファーソン氏はドージコインを「初期ビットコインが掲げたピアツーピア電子マネーの理念を引き継ぐ通貨」と表現しており、こうした思想のもと、DOGEを実際のアプリ経済圏へ循環させる構想が進められています。

賛成98%超でDOGE財団合併承認

DOGE、アプリ基盤と法整備で実需拡大へ

こうした流れと並行して、米国では仮想通貨市場構造法「CLARITY(クラリティ)法案」が2026年5月14日に上院銀行委員会を通過し、機関投資家のデジタル資産参入を後押しする制度整備も進み始めています。

DogeOSは、DOGE向けアプリケーション層の構築に加え、Datacentrexのマイニング供給基盤との接続も進めており、採掘されたDOGEをDeFiやアプリ市場へ循環させる構想を広げています。

これまでマスク氏の発信力とともに語られる場面が多かったドージコインですが、足元ではオンチェーン経済圏の形成を視野に入れた動きも広がっており、DogeOSの開発進展とDOGE関連投資商品の動向に市場の関心が集まっています。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.73 円)

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