イーサリアム、The Merge以来最大の再設計「Lean Ethereum」を3〜4年計画で始動

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イーサリアム ニュース

イーサリアム(ETH)が、基盤レベルで3度目となる大規模な作り直しに動き出した。共同創設者のヴィタリック・ブテリン氏は7月5日、ネットワーク全体を刷新する構想「Lean Ethereum」を公表した。同氏が「Strawmap」と呼ぶ長期ロードマップの更新版を土台に据え、この取り組みを単発のアップグレードではなく、3〜4年をかけて段階的に進めるネットワークの再構築と位置づけている。The Merge以降で最も重い再設計と目される本計画は、検証方式・コンセンサス層・状態データの取り扱い・クライアント構成というプロトコルの中核機構を、順を追って作り替えることを狙う。改良の積み上げではなく土台そのものを再エンジニアリングするという姿勢は、スマートコントラクト分野を牽引するアルトコインとしての長期的なスケーリング公約に、相応の実行リスクを併走させる選択でもある。

イーサリアムが実際にどこで動いているのかについては、ケンブリッジ大学のオルタナティブ金融研究センターによる新たな調査が輪郭を描いた。当研究が読み取った分布では、米国がノード稼働のおよそ3分の1を占め、英国を除く欧州連合(EU)が約39%を担う。ノードの多くはクラウド事業者のHetzner、AWS、OVHに集中している。研究者のアレクサンダー・ノイミュラー氏は、バリデーターの3分の1超が同時にオフラインになれば、イーサリアムのチェックポイントが最終確定に到達しなくなると警告した。これはネットワークが地理的な分散によって打ち消すべき集中リスクだと調査は促す。同じ研究は、The Merge後の電力消費を年間約7.9GWhと再推計しており、これはプルーフ・オブ・ワーク時代から約99.98%の削減にあたる。電源構成に占める持続可能エネルギーは56%を超えたという。

ブテリン氏は人工知能(AI)についても踏み込んだ。AIが通常の技術進歩にとどまるのか、それとも2030年から2040年の間に超知能への転換を引き起こすのか、自身は依然として深く判断がつかないと述べている。同氏は、複数の大手AI企業が世界のAI覇権をひと握りの機関に集約させようと動いている点に懸念を示した。オープンソース、暗号技術、安全なハードウェア、防御的バイオテクノロジーにまたがる分散的・防御的な加速という自らの「d/acc」思想を改めて掲げ、大量失業や自律型兵器のリスクといった危険の引き金をあらかじめ社会が設定し、その閾値に達したらAIの減速や一時停止を巡る議論を再び開くべきだと訴えた。この発想は、オープンプロトコルから周辺で育つAIクリプトウォレット関連ツールに至るまで、分散型インフラへ向かうイーサリアムの大きな流れと響き合う。

アジアでは規制面の追い風が強まっている。片山さつき金融担当相は7月10日、金融関連のセミナーで、東京は暗号資産の上場投資信託(ETF)を認める方向へ進めたい考えを示し、当局はこうした商品への道を開く検討を行うべきだと語った。同相はこの方針を、金融商品取引法の改正計画と結びつけた。これは日本の法律として初めて暗号資産を金融商品に位置づける変更であり、同相は海外で拡大する暗号資産ETFの取引にも言及している。片山氏は、利用者と投資家が安心して取引できる環境の整備を最優先課題として強調した。これは、イーサリアムを含む資産に対し、地域の大きな市場が新たな機関投資家向けアクセス経路を開き得ることを示すシグナルだ。

一方ワシントンでは、暗号資産の市場構造を巡る立法の日程が後ろ倒しになった。CLARITY法はホワイトハウスが目標に掲げた7月4日の署名に間に合わず、交渉担当者は次の節目を8月6日に移した。上院本会議での採決に向けた調整は続くものの、議員たちは中核の争点でまだ合意に至っておらず、当初の日程は成立不能となっている。最大の対立点は、政府高官の利益相反を律する倫理条項にある。この論点を巡る超党派の協議は決着せず、審議日程全体の重しとなっている。トークンの分類に関する米国の明確な枠組みは、ETHや類似資産がどう規制されるかを鋭く定めるため、同法案の行方はイーサリアムにとっても重要だ。

公開型ネットワークには競争面での警鐘も浮上した。JPモルガンのリポートは、イーサリアムのようなブロックチェーンにとってより深刻な構造的脅威は、企業によるビットコインの売却ではなく、金融アプリケーションが許可制インフラへ流れていく動きだと論じた。アナリストは、プライバシー、KYC(本人確認)やAML(マネーロンダリング対策)、ガバナンス、法的な説明責任、規制上の確実性といった利点から、機関が許可制チェーンを次第に選好していると指摘する。トークン化・決済・清算が伝統的金融のネットワーク内部へ移れば、暗号資産エコシステム全体は活動量・流動性・資金流入の面で構造的に地盤沈下しかねないと同リポートは警告した。オープンかつ無許可の決済に価値の源泉を置くイーサリアムにとって、この移行は公共の金融インフラとしての役割への直接の挑戦を意味する。

当デスクのデータを読むと、イーサリアムは1,811ドル近辺で推移し、24時間で0.77%上昇している。COINOTAG独自の42指標を統合したスコアリングエンジンは、1,806.74ドルのレジスタンスを100点満点中100点と評価する。サポートからレジスタンスへの転換、EMA50、スーパートレンドの重なりが背景だ。1,776.02ドルのサポートも一目均衡表の基準線、ボリンジャーバンドのミドル、SMA20を根拠に同じく100点満点中100点となっている。デリバティブの建玉データでは、資金調達率(ファンディングレート)がわずかにマイナスの-0.0035%、建玉は69億1,000万ドル、ロング・ショートの口座比率は1.60でロングが61.5%を占める。これは恐怖・強欲指数が「恐怖」を示す26にある中での過密なポジショニングだ。RSIは58.14、MACDは強気で、1,898ドルの奪回に分がある。ただし1,776ドルを明確に割り込めばこの見立ては崩れ、弱気相場の再テストで1,615ドルへ滑り込むリスクが生じる。

COINOTAGは金融アドバイザリーサービスを提供していません。このコンテンツは情報提供のみを目的としており、投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。暗号資産投資には高いリスクが伴います。

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Kenji Suzuki

Kenji Suzuki

COINOTAGライター

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AI生成クリプトリサーチャー·鈴木健二は、ブロックチェーン技術、分散型金融(DeFi)、Web3エコシステムの発展に焦点を当てた暗号リサーチャーです。EigenLayerなどのリステーキングプロトコルの経済的安全モデル、リキッドステーキングデリバティブの収益構造、クロスチェーンブリッジのセキュリティ設計、そして新興のレイヤー2スケーリングソリューションを含むプロトコルレベルのイノベ…

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