米大手5行がQ2に490億ドルを稼ぐ、ビットコイン(BTC)の金融ディスラプション論に試練
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暗号資産ニュース
米国の大手銀行5行が第2四半期に合計490億ドルの純利益を計上した。7月14日に出そろった決算がそれを裏付けており、JPモルガン・チェースが212億ドルで首位に立ち、ゴールドマン・サックスは創業以来最高の四半期を記録した。注目すべきは、この収益が伝統的な融資業務ではなく、圧倒的にトレーディング部門とディールメイキングから生まれた点だ。つまり利益は、金融インフラ——マネーが流れる「レール」——を保有する機関に集中している。まさにこのレールこそ、拡大するアルトコイン経済と分散型金融(DeFi)プロトコルが中抜きしようと狙ってきた層であり、今回の記録的決算は、暗号資産がいまだ何と競っているのかを測る生きた指標となる。
JPモルガン・チェース(JPM)は212億ドル、1株当たり7.70ドルの利益で四半期を牽引した。企業のIR開示によれば、前年同期比41%増だ。際立ったのは市場部門の収益である。株式トレーディングは86%増の60.3億ドルに跳ね上がり、トレーディング収益全体を過去最高の121億ドルへ押し上げた。株式や金利をまたぐ相場変動が、最大手のトレーディングデスクへ手数料を吸い寄せる構図がここに表れている。トークン化されたレールが同等のフローを取り込めるかを見極めようとする市場にとって、この数字はひとつのベンチマークだ。極度の恐怖に沈む環境下で暗号資産の現物出来高が低迷する一方、既存のトレーディングマシンは記録的なスループットを叩き出した。
トレーディング以外でも、JPモルガンの投資銀行手数料は30%増の33億ドルに達し、2021年以来の好調ぶりを示した。企業の資金調達やM&Aが再び動き出した証左だ。これらは、株式売却や買収を仲介する対価として銀行が徴収する手数料——オンチェーンの発行プラットフォームが「圧縮できる」と長年主張してきた仲介コストである。加えて一過性の要因も四半期を押し上げた。長年保有してきたVisa株が46億ドルの評価益をもたらしたのだ。記録的トレーディング、復調するディール手数料、そして決済ネットワークからの臨時収益——この組み合わせは、0xプロトコルなどのレールが再構築を目指すマネー移動の経済に、同行がいかに深く組み込まれているかを物語る。
今回の決算で最も鮮烈な記録を打ち立てたのはゴールドマン・サックス(GS)だ。同社のSEC提出書類によれば、希薄化後1株当たり20.98ドル、純収益203.4億ドル、純利益66.3億ドルを稼ぎ出した。収益と1株当たり利益はいずれも社史上最高を更新し、自己資本利益率(ROE)は23.5%——ウォール街が長く維持することの稀な水準に達した。デイビッド・ソロモンCEOはこの結果を同行のグローバルな展開力の証しと位置づけ、当四半期は「当社のグローバル・フランチャイズの強さ、関係の深さ、そしてワン・ゴールドマン・サックスの力を結集する能力を反映したものだ」と述べた。この圧倒的な上振れは、極度の恐怖に囚われた暗号資産市場との対比をいっそう際立たせた。
ゴールドマンのエンジンは引受業務だった。企業の新株発行を支援する手数料は130%急増し、新規債券の組成にかかる手数料は75%増加。投資銀行手数料全体を55%押し上げ、34億ドルとした。この反発は、発行体が再び公開市場で大型調達に動き始めたことを示す。トークンセールやAave型のクレジットプールに至る分散型資金調達が、銀行という仲介者なしに再現しようとしてきた、まさにその発行市場機能だ。だが当面、量の争いを制しているのは伝統的なシンジケート団である。ゴールドマンの引受回復は、暗号資産ネイティブの資金形成が停滞したままの四半期に訪れた。大型調達はわずかで、大半のトークンで個人投資家の参加も薄いままだ。
残る各行も市場予想を上回った。決算発表によれば、バンク・オブ・アメリカは純利益を27%伸ばして91億ドルとし、ウェルズ・ファーゴは64億ドル、シティグループは前年同期の40億ドルから大きく増やして58億ドルを計上した。5行すべてに共通するパターンは明確だ——好業績を牽引したのは預金と貸出の利ざやではなく、手数料収入とトレーディングだった。この構成はディスラプション論争にとって重い意味を持つ。アルゴリズム型ステーブルコインや決済ネットワークが第一の標的とするのは送金・決済領域だが、銀行の最も潤沢な利益は今や、分散型システムが規模で追いつけずにいる資本市場業務から生まれているのだ。
これらの結果を通して読むと、ひとつの弧が浮かび上がる。暗号資産が取って代わろうとしてきた機関こそが、マネーとディールが実際に決済されるレールとデスクを握ることで、最も収益性の高い四半期を叩き出した——という弧だ。COINOTAG独自の集計市場データを我々が読み解くと、その差はいっそう鮮明になる。Fear & Greed指数は100点中25、すなわち「極度の恐怖」に位置し、ビットコイン(BTC)ドミナンスは69.4%、暗号資産の総時価総額は約1兆8,900億ドルで、かつての過去最高値圏を大きく下回る。ここでの一次証拠は各行の決算資料そのもの——公式提出書類(SEC EDGAR)とIR開示から得たものだ。オンチェーンの出来高がこれらのデスクに肩を並べるまで、レールを握るのは依然として銀行である。
COINOTAGは金融アドバイザリーサービスを提供していません。このコンテンツは情報提供のみを目的としており、投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。暗号資産投資には高いリスクが伴います。
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