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ビットコイン半減期とは?
ビットコインの半減期とは、210,000ブロックごとに新規発行されるブロック報酬が自動的に半分になる、プログラムにあらかじめ組み込まれたイベントです。およそ4年に1度起こり、新しいビットコインの供給ペースを段階的に減らしていきます。
執筆: COINOTAG Research Desk最終更新 出典
基本情報
- 開始
- 初回の半減期:2012-11-28(ブロック210,000)
- 開発者
- サトシ・ナカモトがビットコインの設計に組み込んだルール
- 発行上限
- 約2,100万BTC(新規発行は2140年ごろに終わる見込み)
- コンセンサス
- プルーフ・オブ・ワーク(半減の間隔:210,000ブロック、約4年)
- 公式サイト
- en.bitcoin.it
次の半減期
- 現在のブロック高
- 971,990
- 半減期のブロック
- 1,050,000
- 残りブロック数
- 78,010
- 推定日
平均ブロック時間10分で算出した推定値です。
半減期の仕組み:210,000ブロックごとに報酬が半分に
ビットコインでは、新しいブロックを作ったマイナーに報酬として新規のBTCが支払われます。この「ブロック報酬(サブシディ)」が、210,000ブロックごとに半分になるのが半減期です。
- 日付ではなくブロック数で決まる:半減の間隔はビットコイン・コアのソースコードに `nSubsidyHalvingInterval = 210000` として定められています。ブロックはおよそ10分に1つ生成されるため、210,000ブロックは約4年に相当します。
- 報酬の計算:最初の報酬は50BTCで、半減期のたびに50 → 25 → 12.5 → 6.25 → 3.125BTCと減ってきました。式にすると「報酬 = 50 × 0.5の(半減期の回数)乗」です。
- 新規供給の目安:ブロックが平均10分に1つなら1日に約144ブロックです。2024年の半減期後の報酬3.125BTCで計算すると、新規発行は1日に約450BTC、1年で約16万BTCとなります(ブロック間隔によって前後する計算上の目安です)。
- 難易度調整との関係:採掘の難易度は2,016ブロックごとに見直され、ブロック間隔が約10分に保たれます。そのため半減期の日付は事前に「だいたいの時期」しか分からず、正確な日時は実際にそのブロックが採掘されたときに決まります。
- 発行の終わり:半減を繰り返すと報酬はいずれ最小単位を下回り、新規発行は2140年ごろに終わると見込まれています。発行上限は約2,100万BTCです(流通供給量も参照)。
報酬が減った後も、マイナーは各取引の手数料を受け取ります。長期的には、マイナーの収入源は新規発行から手数料へと移っていく設計です。
過去の半減期と報酬の推移
| 回 | ブロック高 | 日付 | ブロック報酬 |
|---|---|---|---|
| ジェネシス | 0 | 2009-01-03 | 50 BTC |
| 第1回 | 210,000 | 2012-11-28 | 50 → 25 BTC |
| 第2回 | 420,000 | 2016-07-09 | 25 → 12.5 BTC |
| 第3回 | 630,000 | 2020-05-11 | 12.5 → 6.25 BTC |
| 第4回 | 840,000 | 2024-04-20 | 6.25 → 3.125 BTC |
| 第5回(見込み) | 1,050,000 | 2028年4月ごろ(推定) | 3.125 → 1.5625 BTC |
2026年9月28日時点のブロック高は約969,000で、次の半減期まではおよそ8万ブロックです。次回の時期はブロック生成のペース次第で前後するため、あくまで推定です。
半減期がマイナーと市場に与える影響
- マイナーの収益:報酬が半分になるため、電気代や設備効率で採算が合わなくなったマイナーが撤退することがあります。その結果、一時的にハッシュレートが下がる場合もありますが、難易度調整によってブロック間隔は保たれます。
- 新規供給の減少:市場に出てくる新しいBTCの量が減るため、ビットコインの希少性を語るときによく引き合いに出されます。
- 相場との関係:過去の半減期の後に強気相場が訪れた時期があったことから、「4年サイクル」と呼ばれる見方があります。ただし、価格は需要、金融環境、規制などさまざまな要因で動くため、半減期が価格上昇を保証するものではありません。
半減期はプルーフ・オブ・ワーク型の通貨にみられる仕組みで、ライトコインも840,000ブロックごとに報酬を半減させます。一方、イーサリアムのようなプルーフ・オブ・ステーク型のチェーンには、この意味での半減期はありません。
半減期に関わる重要な概念
- デジタルゴールド:発行上限と、半減期による発行ペースの低下があらかじめ決まっていることから、ビットコインは金になぞらえて語られることがあります。発行量を人が裁量で変えられない点が、この比喩の根拠になっています。
- ストック・トゥ・フロー(S2F):すでに存在する量(ストック)を、1年間の新規供給量(フロー)で割った希少性の指標です。半減期のたびにフローが半分になるため、この値は大きく上がります。ただし、この指標で価格を予測するモデルには批判も多くあります。
- マイナーの降伏(キャピチュレーション):半減期の直後など、採算が合わなくなったマイナーがまとめて撤退する現象を指します。
- 4年サイクル:半減期と相場の循環を結び付けて考える見方です。市場の規模が大きくなるにつれ、過去のような値動きが繰り返されるとは限らないという指摘もあります。
- 手数料への移行:新規発行が減るにつれ、マイナーの収入のうち取引手数料が占める割合が大きくなっていくと考えられています。
半減期と法定通貨の発行の違い
法定通貨は中央銀行が景気や物価に応じて発行量を調整します。ビットコインは、誰がいつ発行するかがプログラムで決まっており、半減期のスケジュールを変えるにはネットワーク参加者の広い合意が必要です。発行ペースが事前に公開され、誰でも検証できる点が大きな違いです。
よくある質問
ビットコインの半減期とは簡単に言うと何ですか?
マイナーが受け取る新規発行のビットコインが、210,000ブロックごと(約4年ごと)に半分になるイベントです。新しいビットコインが市場に出るペースが段階的に遅くなります。
次のビットコイン半減期はいつですか?
次回はブロック1,050,000で、2028年4月ごろと推定されています。半減期はブロック数で決まるため、正確な日時はブロック生成のペースによって前後します。
これまでに半減期は何回ありましたか?
4回です。2012年11月28日、2016年7月9日、2020年5月11日、2024年4月20日に起こり、現在のブロック報酬は3.125BTCです。
半減期の後はビットコインの価格が上がるのですか?
過去に半減期の後で上昇した時期はありますが、価格は需要や金融環境など多くの要因で決まるため、上昇が約束されているわけではありません。
半減期が終わったらマイナーの報酬はなくなりますか?
新規発行は2140年ごろに終わる見込みですが、マイナーは引き続き取引手数料を受け取ります。発行終了後は手数料がマイナーの主な収入になる設計です。
イーサリアムにも半減期はありますか?
ありません。半減期はビットコインやライトコインのようなプルーフ・オブ・ワーク型通貨の発行ルールで、プルーフ・オブ・ステーク型のイーサリアムは別の発行の仕組みを使っています。

