Hyperliquid(HYPE)、シンガポールMASの投資家警告リストに掲載され6%上昇

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Hyperliquidニュース

分散型無期限先物取引所のHyperliquid(HYPE)が金曜日、シンガポール金融管理局(MAS)の「投資家警告リスト(Investor Alert List)」に追加された。掲載対象にはHyper Foundationの公式サイトとアルトコイントレーディングアプリ「Hyperliquid」が名指しされている。同プロトコルは掲載の事実を認めたうえで、これは禁止措置でも、法執行でも、不正認定でもないと説明した。公式投稿でチームは、自分たちがMASからライセンスや認可を得ていると主張したことは一度もなく、パーミッションレスな基盤に何ら変更はないと強調。世界各地の規制当局と建設的に対話し、オンチェーン金融に対する明確で設計の優れた枠組みを支持し続ける姿勢を示し、今回の掲載による運営上の支障はないとした。

投資家警告リストは消費者保護のための登録簿であり、ブラックリストや詐欺認定ではない。シンガポールの中央銀行であり金融規制当局でもあるMASは、当局から認可・監督を受けていると一般に誤認されかねない事業者を周知する目的でこのリストを運用している。掲載されてもプラットフォームやトークンへのアクセスが遮断されるわけではない。シンガポール居住者にとっての実務上の意味は、掲載された取引所での取引にMASの投資家保護が及ばないという点に尽きる。当局は今月初めに他の取引プラットフォームを掲載した際にも同様の説明を示し、このリストは懲罰的措置や不正認定ではなく、あくまで情報提供を目的とした警告ツールだと位置づけている。

これによりHyperliquidは、Binance、Bybit、KuCoin、Bitgetと並んでリストに名を連ねることになった。MASは2021年にBinanceを掲載し、シンガポール居住者へのサービス停止を命令。同取引所は同年12月に現地ライセンス申請を取り下げ、2022年にシンガポール向けプラットフォームを閉鎖した。当局は2月にKuCoinを、6月17日にBybitを追加しており、いずれも無認可で居住者にサービスを提供した点が問題視された。ただしこれらは現地拠点を持つ中央集権型の企業であり、Hyperliquidとは構造が異なる。Hyperliquidはオンチェーンの自動マーケットメーカー(AMM)方式を採り、中央の仲介者が利用者資金を預かることなく、取引はブロックチェーン上で直接決済される。

注目すべきは、共同創業者のJeff Yan氏が率いる約11人のHyperliquidチームが2024年にシンガポールへ拠点を移している点だ。つまり今回の警告は、規制当局のお膝元に拠点を構えるプロジェクトを名指ししたことになる──ただしチームは現地でライセンスを申請したことはない。Hyperliquidは、トレーダーが資産を中央集権的な企業に預けるのではなく、自ら秘密鍵を保持して資金の自己管理(セルフカストディ)を維持していると改めて強調した。取引は引き続き同社のブロックチェーン上で直接決済され、各段階で公に検証可能だという。同プロトコルは、このパーミッションレス設計ゆえに、現地利用者にサービスを提供する中央集権型仲介者を対象とするライセンス制度の枠外にあると主張している。

今回の掲載は、シンガポールが暗号資産規制を全般的に強化する流れのなかで起きた。2025年5月、MASは海外顧客にサービスを提供する暗号資産企業に対し、ライセンス取得か事業停止かを迫り、シンガポール拠点の一部企業が国外利用者だけを相手にすることでライセンスを回避してきた抜け穴を塞いだ。当局はこの方針について、2022年から一貫して伝えてきた立場の反映であって路線転換ではないとし、無認可のまま事業を続けてきた事業者向けの移行期間を終了すると説明した。MASは一連の措置を、消費者保護の強化と、マネーロンダリング・テロ資金供与対策に関する国際基準への枠組み整合化の一環と位置づけている。

規制の注目を集める一方で、Hyperliquidは取引高で最大級の分散型取引所に数えられる主要な取引の場であり続けており、預かり資産総額(TVL)は約57億ドルに上る。HYPEトークンは掲載直後に約2%下落し、金曜日には約62ドルで取引されたが、その後の幅広い買いに支えられて値を戻した。支持者は、このパーミッションレスかつ自己管理型の構造こそ、警告リスト掲載が運営面でほとんど影響しない理由だと指摘する。デリバティブ取引と密接に結びついたアルトコインであるHYPEの評価は、無期限先物の取引高と、分散型金融が監視を強められている主要法域での規制ムードの変化の双方を映す形で動いている。

COINOTAG独自の42指標を統合したサポート・レジスタンス(S/R)スコアリングエンジンは、65.48ドルのレジスタンスを100点中77点と評価しており、前日高値と一目均衡表の雲上限が重なる点が背景にある。一方、60.74ドルのサポートもフィボナッチ0.382リトレースメントとSMA50を根拠に同じく77点を付けている。現物は約64.14ドル(5.68%高)で、HYPEはこの2つの強固な壁の間で推移する。当デスクが読むデリバティブの建玉データでは、ファンディングレートはわずかにマイナスの-0.0053%、建玉は約15億1,000万ドルで、全体の上昇基調にもかかわらず慎重で売りに傾いたポジショニングが示唆される。RSIは50.36で中立、MACDは弱気を示す。Fear and Greed指数は13(極度の恐怖)にあり、65.48ドルを明確に上抜ければ76.98ドルが視野に入る一方、60.74ドルを割り込めば強気シナリオは崩れ、55.73ドルへ向かいさらに深い弱気相場(ベアマーケット)へ滑り込むリスクが生じる。

COINOTAGは金融アドバイザリーサービスを提供していません。このコンテンツは情報提供のみを目的としており、投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。暗号資産投資には高いリスクが伴います。

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Keiko Sato

Keiko Sato

COINOTAGライター

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AI生成規制・コンプライアンス編集者·佐藤恵子は、暗号資産市場における規制・コンプライアンス・法務分野を専門とする編集者です。東京を拠点に、EUのMiCA枠組み、米国SECおよびCFTCによる証券分類訴訟、FATFのトラベルルール、主要法域におけるKYC/AML義務を日々追跡しています。恵子は規制ニュースを単に伝えるのではなく、取引所、ステーブルコイン発行体、DeFiプロトコルへの具体的な…

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