Ali MartinezがXRP(XRP)に60ドル目標を提示、3.66ドル突破が条件
アナリストAli Martinez氏、XRPが月足で3.66ドルを上回って終えれば10年物アセンディングトライアングル突破が確定し約60ドルの目標が起動すると分析。FRBと流動性リスクも解説。
AI要約AI
- XRPが9月上旬に約1.45ドルまで反発し週足で約5%上昇
- XRPの直近1か月の上昇率は約37%、現物ETFへの資金流入が継続
- XRPが2ドル超で取引されたのは1月が最後、先月は一時1ドル割れ
- Bitcoinが7万7,000ドル近辺まで戻しXRPの上値も足踏み
Ali Martinezの60ドルシナリオ
国境を越える決済資産として知られるXRP(Ripple) が、10年前から形成されてきたチャート形状の上放れを実現すれば、最終的に60ドル水準まで再評価される可能性がある――アナリストのAli Martinez氏がこうした分析を発表した。同氏の月足チャートの読み解きによれば、およそ10年にわたり発展を続けてきた大規模なアセンディングトライアングル(上昇三角形)が存在し、その抵抗線は3.66ドル付近に収束している。ここが決定的な分水嶺だ。3.66ドルを上回って 月足のローソク足 が終われば、理論上はブレイクアウトが確定し、測定移動目標として約60ドルが起動することになる。当メディアが同じチャートを検証したところ、過去の 強気相場 局面では何度もこの天井の直下で上値が止まっており、だからこそ注目すべきは日中の一時的なスパイクではなく「月足での終値」だという点が浮かび上がる。Martinez氏自身も、60ドルという見立ては三角形の幾何学から導かれたものであり、実際にその価格に到達する保証ではないと但し書きを添えている。とはいえ、現物価格を大きく上回る具体的なチェックポイントが長期保有者に提示されたことには変わりなく、2024年に 650%の上昇の前触れとなったチャートパターン をはじめとするXRPの先行テクニカル分析とも呼応する形状だ。この形成を追うトレーダーにとって、3.66ドルは「もう一年の保ち合いか、構造的なブレイクアウト挑戦か」を分けるラインとして扱うべき水準である。
FRBの柔軟姿勢がXRPを下支え
短期的な押し上げ要因となったのは、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げトーンの軟化だ。9月3日、FRB理事のChristopher Waller氏は最近のインフレデータが鈍化し始めたと述べ、この傾向が続けば再利上げではなく現行の金利水準を維持することを支持する考えを示した。この発言を受けて9月利上げへの懸念が後退し、XRPは9月上旬に約1.45ドルまで反発した。市場データによれば、XRPは週足で約5%、直近1か月で約37%の上昇を記録している。加えて、XRP現物ETFへの資金流入が続いており、 XRP市場の動向 における機関投資家の参加が引き続き焦点となっている。その流れは、機関用途に向けた BISによるXRP Ledgerの実証実験 のような取り組みへと広がっている。テクニカル面では、1.35〜1.38ドルの帯が目先のサポートゾーンだ。ここを維持できれば、1.70ドルの抵抗線、さらには2.00ドルという心理的節目が視野に入る。ただしマクロ感応度は両刃の剣である。利上げ観測が強まれば資金は利回りの高い伝統資産へ流出し、観測が後退すればリスク資産に追い風が吹く。9月中旬にはRippleのCEO Brad Garlinghouse氏が「手の届くところにある」と語る CLARITY法 の採決(可能性)など規制関連の材料も重なっており、目先は長期チャートの目標よりも、マクロと政策が価格を動かしている。
マクロの逆風が回復を抑制
強気の構造には確固たる対抗要因も存在する。XRPが2ドルを上回って取引されたのは1月が最後であり、今年は勢いが急転換。先月の急落では一時1ドルを割り込んだ後、ようやく安定してきたところだ。8月末の反発は、Bitcoinが8万ドルを回復したタイミングと重なっていた。ホワイトハウスの暗号資産イベント後のセンチメント改善に加え、米財務省による国債買入拡大が供給した流動性も追い風だった。だがその押し上げはすでに色あせている。Bitcoinは7万7,000ドル近辺まで戻しこみ、XRPの上値も足踏みしている。より大きな懸念は流動性サイクルそのものだ。FRB議長のKevin Warsh氏はジャクソンホールのフォーラムでインフレ懸念を強調し、追加利上げの選択肢を排除しなかった。アナリストの間では、財務省が財政余地を再構築する必要に迫られた場合、買入を通じて供給された流動性が市場ではなく政府側へ戻る可能性が指摘されている。リスク選好の縮小と流動性吸収の組み合わせが実現すれば、XRPは過去に強い買いが現れた1ドル台前半のサポートゾーンへ戻るリスクを抱える。その見方に立てば、年内の2ドル回復は極めて不透明だ。鍵を握るのはXRP自身のチャートよりも、Bitcoinの回復再開と、FRBおよび財務省が流動性を維持できるか否かにある。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、MEXCで現物・先物価格をライブで確認できる。
構造対流動性
一連の展開を貫くテーマは、構造と流動性の間で揺れる市場という対立軸だ。月足の三角形はXRP強気派に10年規模の地図と3.66ドルのトリガーを与えるが、その手前にはFRB政策の不確実性や財務省由来の流動性変動といった現物市況の条件が横たわる。COINOTAGの見立てとしては、週足ベースの RSI のようなモメンタム指標が、1.45ドルエリアが積み増し(蓄積)の起点なのか、あるいはまた一段低い高値なのかを示すことになる。マクロカレンダーが晴れるまで、 アルトコイン市場 は10年前の三角形ではなく、FRBと財務省のヘッドラインに取引を左右されるだろう。
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