FOMC利上げ決定待ち、Bitcoin(BTC)は7.7万ドル台を維持
Bitcoinは7万6,500ドル安を吸収し7万7,293ドルを維持。8月CPI3.4%で9月利上げ確率88%へ。9月16日のFOMC決定を控え清算額は10.32%増。
AI要約AI
- 8月CPIは前年比3.4%上昇、コアCPIは前月比0.3%上昇
- CMEデータで9月利上げ確率が58%から約88%へ上昇
- 24時間清算額は4億1,078万ドルで前日比10.32%増加
- Ethereum (ETH) は0.55%安の2,507.17ドルに下落
Bitcoin、7.7万ドル台で持ち直し
9月13日、Bitcoin(BTC)は7万7,000ドル台へと落ち着きを取り戻し、7万7,293.56ドルで取引されている。24時間の上昇幅はわずか0.18%だが、一時7万6,500ドルまで滑った値動きを買い手が完全に吸収した形だ。今回の持ち直しは、9月11日の米国8月消費者物価指数(CPI)発表から始まった荒れた値動きの区切りとなった。この日はBTCが一時8万ドルへ反発を試みたものの、売り圧力に押されて7万6,000ドル台半ばへ後退していた。当社が各取引所の板を読み解く限り、この日はトレンド転換ではなく一時的な小休止と判断できる。FOMC(連邦公開市場委員会)を控えた板の厚みは薄まり、出来高の大半が現物ではなくデリバティブ側に集中。流動性が薄かったため、7万6,500ドル付近への下落局面では目に見えるスリッページも発生した。市場全体もこの様子見を映しており、デジタル資産の総時価総額は2兆6,200億ドル、前日比1.63%下落。24時間の清算額は4億1,078万ドルに達し、前日比10.32%の増加となった。9月16日に予定されるFOMCでの政策金利決定を前に、レバレッジポジションの解消が加速した格好だ。アルトコインは総じてBTCを下回った。Ethereum(ETH)は0.55%安の2,507.17ドル、BNBは0.69%安の721.35ドル、XRPは0.61%安の1.35ドル、Solana(SOL)は0.26%安の101.10ドル。Dogecoin(DOGE)は0.82%下落して0.08419ドル、Chainlink(LINK)は0.66%安の11.43ドル、Hyperliquidは1.73%下落した。プライバシーコインのMoneroは直近7日間で1.64%上昇しているものの、この日は2.46%の下落となった。一方、Tronは0.48%上昇で流れに逆行し、Cardanoは0.02%上昇のほぼ横ばいで推移。価格の方向感が鈍る中、トレーダーは方向性リスクを追加せず、政策声明を待つ構えを見せている。
CPIが9月利上げ観測を再評価
ポジショニングを左右したのはマクロ環境だ。8月のCPIは前月比0.4%、前年同月比3.4%の上昇。エネルギーと食品を除くコアCPIは前月比0.3%で、市場コンセンサスをわずかに上回った。金利観測の再評価は急速に進んだ。CMEのデータによれば、発表前58%だった9月利上げの織り込み確率は、発表後におよそ88%まで上昇している。FOMCは9月16日に2日間の会合を終え、声明と議長の記者会見が続く。インフレ指標が期待を塗り替えて以降、最初の政策チェックポイントとなる。金融引き締めは通常リスク資産の重石となるが、CPI発表後のBTCは8万ドルへ向けて上昇した。トレーダーの間では、追加締付けがある程度織り込み済みだったこと、そして長期国債の動向が「通貨の信認低下トレード(ディベースメントトレード)」の物語を強めていることが、この反応の背景に挙げられている。ただし上値の壁は依然として厚い。デリバティブの建玉データでは、ショートポジションが7万9,000〜8万900ドル付近に集中。現物とレバレッジ付きの売り注文が8万0,000〜8万2,300ドルに積み上がっており、上値を抑制している。下値側では、ロングポジションの流動性が7万6,000〜7万4,000ドルの帯、さらに7万2,000〜7万0,000ドルにも存在する。アナリストはまさにこの水準を中心にFOMC期間を分析している。デジタル資産市場のストラテジストの一人は、8万ドルへの緩やかな回復と週足高値の上抜けがショートスクイーズの連鎖を誘発し、上方向のボラティリティを拡大させる可能性を指摘。同じ見立てでは、BTCが現在接近していることもあり、CPI発表時に刻まれた7万6,000ドルが直近の試金石とされた。別の分析は50週指数移動平均(EMA)に注目しており、週足終値がこのラインを下回り、その後レジスタンスとしての転換が確認されれば、市場はまだ本格的な強気局面に復帰していない兆候とみなす――この見解はRSIやMACDといったモメンタム指標でクロスチェックが進められている。中長期の見通しについては楽観論が健在だ。CoinbaseのCEO、Brian Armstrong氏は、BTCはこのサイクルの安値を通過済みの可能性が高く、今後1〜2年にわたり上昇局面に入るとの見解を示し、2030年までの40万ドルを妥当な目標と位置付けた。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Gateで現物・先物価格をライブで確認できる。
焦点は8万ドルの再奪取
COINOTAGの集計市場データによれば、センチメントは61/100の「Greed(貪欲)」水準を維持。当社が追跡するユニバースに占めるBitcoinの比率は68.0%、追跡対象の総時価総額は約2兆2,800億ドルとなっている。9月16日に向けては、8万ドルラインと7万6,000ドルのサポートをめぐるFOMCの帰結が、決定的な触媒として浮上している。
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