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Zcash、1か月以内に量子耐性ウォレット導入へ

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あたらしい経済編集部
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確認者Kenji Suzuki
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12〜18か月で完全耐量子化目指す

プライバシーコイン「ジーキャッシュ(Zcash)」の主要UI開発を担うZcashオープン・デベロップメント・ラボ(Zcash Open Development Lab:ZODL)のCEOジョシュ・スウィハート(Josh Swihart)氏が、Zcashが1か月以内に「quantum-recoverable(量子リスクに備えたリカバリー対応)」ウォレットを導入すると発表した。さらに同氏は、12〜18か月以内にネットワーク全体の完全な耐量子化を達成する計画も明らかにした。米マイアミで開催された「コンセンサス2026(Consensus 2026)」内のトークセッションで話された内容として、同イベント運営元の米「コインデスク(CoinDesk)」が5月8日に報じた。

ソラナ(Solana)インフラ企業ヘリウス(HELIUS)の創業者マート・ムムタズ(Mert Mumtaz)氏が司会を務めたセッションでスウィハート氏は、別系統のスケーリング施策を通じて、ビザ(Visa)やマスターカード(Mastercard)に匹敵するスループットの実現も同様の期間内に目指す方針を示した。

このロードマップ発表と前後して、ZECは過去30日間で大幅な上昇を記録した。著名な暗号資産(仮想通貨)ファンドのマルチコイン・キャピタル(Multicoin Capital)が大規模な投資を公開したことや、プライバシー重視型暗号資産への関心が再び高まったことが背景にある。コインゲッコー(CoinGecko)のデータによれば、ZECは過去1か月で約47〜49%上昇上昇した。

スウィハート氏はセッションの中で、ビットコインはもはやサイファーパンク的なマネーとしての本来の役割を果たせていないと主張した。ビットコインはETF(上場投資信託)の枠組みや価値保存手段としては機能するものの、P2P(ピアツーピア)によるプライベートな決済システムとしては根本的な限界を抱えていると指摘。透明な台帳上で残高が誰にでも可視化される構造は、政府や第三者による資産把握・差し押さえを容易にすると述べた。

ユーザー側の動向として、モバイルウォレット「Zodl(旧Zashi)」は2025年10月にニア・インテンツ(Near Intents)との連携を開始した。これにより、BTCやSOL、USDCなどのアセットをシールドされたZECへ直接スワップできる仕組みを実装している。

ニア・インテンツとは、ユーザーが「USDCをZECに変えたい」といった意図(intent)を表明するだけで、複数のブロックチェーンをまたぐ取引経路を専門ルーターが裏側で自動処理する仕組みだ。

この経路を通じ、これまでに約6億〜7億ドル(約942億〜1099億円)規模の暗号資産スワップが処理されており、その大部分はUSDやUSDCとの交換によるものとされる。

ニア・プロトコル(Near Protocol)関連データによれば、ニアのインテントベースシステム全体における過去30日間の取引量は約8億ドル(約1256億円)近くに達しており、イーサリアム、ソラナ、Zcashが主要な接続先チェーンになっているという。

現在、シールドプールに預けられたZECは流通量の約30%に達し、過去最高水準を記録している。スウィハート氏は、この比率が価格上昇と並行して拡大し続けている点について、「足元のラリーが単なる投機ではなく、実需ベースの採用拡大に支えられている可能性を示す指標になり得る」と述べた。

そのほか、Zcashのブロック時間を現行の75秒から25秒へ短縮する提案がコミュニティフォーラム上で活発に議論されている。ソラナおよびハイパーリキッド(Hyperliquid)へのブリッジはすでに稼働しており、今後はZodlを通じたZECホルダー向けの投票機能も導入予定だという。

この仕組みは正式なオンチェーンガバナンスというより、既存のコンセンサスモデルへユーザーの意見を反映させる「シグナリング(意見表明)レイヤー」として位置付けられている。

トレーダーにとって直近の注目点は、スウィハート氏が予告している量子リスク対応型ウォレットが実際に1か月以内にリリースされるかどうかだ。仮にリリースが遅延した場合でも、市場では、過去最高水準に達しているシールドプールの成長継続が一定の下支え材料になるとの見方も出ている。

ZODLは2026年3月9日、約2,500万ドル(約39億2,700万円)の資金調達を発表した。このラウンドにはパラダイム(Paradigm)、a16zクリプト(a16z crypto)、ウィンクルボス・キャピタル(Winklevoss Capital)、コインベース・ベンチャーズ(Coinbase Ventures)、サイファーパンク・テクノロジーズ(Cypherpunk Technologies)、メイルストロム(Maelstrom)、チャプター・ワン(Chapter One)のほか、暗号資産・テクノロジー分野のエンジェル投資家グループが参加した。

調達資金は主にエンジニア採用を中心としたチーム拡充に充てられる方針だ。

ZODLは、エレクトリック・コイン・カンパニー(Electric Coin Company:ECC)の元CEOであるスウィハート氏によって設立された、Zcashの主要UI開発組織だ。ECC傘下で2024年に立ち上げられたZashi(現Zodl)は、サービス開始以降、Zcashのシールドプール成長を400%以上押し上げてきたとされる。

また、2025年10月以降は約6億ドル(約942億円)超の暗号資産スワップを促進してきたという。今年1月にはECCのチーム全体がZODLへ移行し、現在もZcashの主要UI開発を担っている。

ZODLは、Zodlをオープンかつセルフカストディ型のプライベート金融プラットフォームとして展開しており、パートナー企業との連携を通じてエコシステムの相互運用性拡大と、シールドZEC取引の普及を目指している。

Zcashは2016年に公開された暗号資産で、ゼロ知識証明(zero-knowledge proof)技術を採用するプライバシー重視のブロックチェーンとして知られている。取引内容を秘匿しながらも公開ブロックチェーン上で検証できる仕組みを備えている。

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