ビットコイン・ドミナンス(BTC.D)は、暗号資産市場全体の時価総額に占めるビットコインのシェアをパーセントで表す指標です。2017年初頭には85%超の高水準でしたが、2018年のアルトシーズンでは35%まで低下し、その後は45〜65%のレンジで推移しています。ドミナンスが高い局面はビットコインへの安全資産フローを示唆し、ドミナンスが低下する局面はアルトコインシーズン到来の予兆となることがあります。トレーダーにとって重要なのは、BTC.Dが上値抵抗線を割って下落する局面ではアルトコインがビットコインに対してアウトパフォームしやすく、逆にドミナンスが急上昇する局面ではアルトコインはビットコインに対して相対的に弱くなり、USD建ての価格が上昇してもアルトの強さは弱まる点です。ETHドミナンスや「その他」(TOTAL3)指数も併せて追跡されます。TOTAL2はETHを含む全アルトコインの時価総額、TOTAL3はBTCとETHを除いたアルトコイン総額です。ドミナンス単独では取引判断の根拠として不十分で、BTC価格トレンド、マクロ経済環境(DXY、金利)、ポジション構造(建玉、資金調達率)と総合的に評価する必要があります。ステーブルコイン・ドミナンス(USDT.D + USDC.D)が上昇傾向の場合、市場はリスクオフ・モードに入っていると解釈されます。
暗号資産用語集
ビットコイン・ドミナンスとは?
ビットコインの時価総額が暗号資産市場全体の時価総額に占める割合であり、リスク選好の構成を示す指標です。