Hyperliquid急騰:BitwiseがETF報酬10%でHYPE保有、SpaceX先物が2兆ドル評価、a16z系ウォレットが9,087万ドル買い増し
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Hyperliquidニュース
米資産運用大手ビットワイズは5月18日、ニューヨーク証券取引所に上場した現物ハイパーリキッドETF「BHYP」から生じる管理報酬の10%をHYPEトークンとして自社バランスシートに積み増す方針を公表した。同社は積み増したHYPEをステーキングに回し、報酬の一部を継続的にトークン保有へ循環させる仕組みを構築する。ハイパーリキッドのネットワーク収益約99%がHYPEの買い戻しとバーンに充てられている点を評価の根拠とし、運用会社自らが当該アルトコインを保有することで投資家との利害一致を打ち出した格好だ。米国のハイパーリキッドETFを最初に申請した運用会社としての存在感を強める動きでもある。

ハイパーリキッドを基盤とするTrade.xyzは、イーロン・マスク氏率いるSpaceXのIPO前無期限先物「SPCX-USDC」の取引を開始した。USDCを証拠金とする差金決済型契約で、SpaceX株への所有権は付与されないものの、取引開始直後に価格は216ドルを超え、企業評価額は一時2兆5,000億ドルを上回った。最初の12時間で4,000万ドル以上の出来高を記録し、その後は203ドル付近で推移している。S-1登録届出書も未提出の段階でオンチェーン市場が「影の株価」を形成した形であり、CMEグループやICEなど伝統的市場運営者からの規制圧力をさらに刺激する展開が見込まれる。
HYPE現物ETF市場は初日から記録的な数字を残した。21シェアーズの「THYP」(5月12日ナスダック上場)とビットワイズの「BHYP」(5月15日NYSE上場)の合計初日出来高は611万ドルに達し、これまでに上場した8本のアルト取引所商品の累計出来高641万ドルに迫った。なかでもBHYP単体の初日出来高は431万ドルで、2026年の最高記録だったチェーンリンク連動ETF「CLNK」の323万ドルを大幅に上回った。両ファンドともステーキング報酬を付加価値として設計しており、スラッシングリスクなどの開示も中立的に整備されている。
ハイパーリキッド創業者ジェフ・ヤン氏は、同社チームが米ワシントンで政策当局者と直接会談したと明らかにした。オンチェーンDeFiデリバティブを米国の制度設計プロセスに当事者として取り込む狙いがあり、Clarity Act審議のタイミングと重なる形で接触が進んだ。同社は24時間稼働のオーダーブック型パーペチュアル取引所として既に世界最大級の出来高を持ち、4月時点で従業員1人あたり約7,800万ドルの収益効率を示している。一方でICEやCMEは原油などのコモディティ24時間取引を問題視し、CFTCにロビー活動を展開しており、規制カテゴリ内への取り込みが今後の市場構造を左右する分岐点となる。

シリコンバレーの著名ベンチャーキャピタルa16zと紐づくとされるウォレット「0xb5E4」が、過去1か月強で総額9,087万ドル相当のHYPEを蓄積したことが追跡データで判明した。直近では3時間のうちに約1,691万ドル相当(37万2,000HYPE)を追加で買い増している。チャート面ではHYPEが3日足でカップ・アンド・ハンドル形状を形成中で、ネックラインが45〜47ドル帯に位置する。仮にブレイクアウトが成立すれば、2026年中に71〜72ドルレンジへの到達、すなわち現値から約55%の上昇余地が見込まれるとの分析も浮上している。HYPEの年初来パフォーマンスは80%を超え、BTCやETHを大幅にアウトパフォームしている。
ハイパーリキッドはステーブルコイン経済圏でも構造変化を起こしている。CircleおよびCoinbaseとの新たな提携により、USDCはネットワークの「Aligned Quote Asset」に位置付けられ、プラットフォーム上のUSDC預け入れから生じる準備金収益の最大90%をハイパーリキッドが取得する構造となった。同取引所には現在50億ドル超のUSDCが滞留しており、年間1.35億〜1.6億ドルの追加収益とHYPEの買い戻し原資が見込まれる。預け入れ量が拡大すれば、年率3〜5億ドル規模への成長余地もあるとの試算が示されており、取引量だけでなく預け入れベースでの収益スケール化がブロックチェーン業界の関心を集めている。
テクニカル面では、HYPEは現在47.35ドル付近で取引され、24時間で3.79%上昇している。RSIは63.35と買われすぎ手前のゾーンに位置し、MACDは強気シグナルを維持、上昇トレンドが続いている。直近の抵抗帯は48.57ドルで、ここを明確に上抜ければ54.81ドル、続いて58.07ドルが視野に入る。サポートは45.96ドル、43.36ドル、39.81ドルの順に厚く、45.96ドル割れは短期的な強気相場シナリオの失速を意味する。ETF資金流入とa16z系蓄積が継続する限り上値追いの地合いが優勢だが、39.81ドルを下回ればトレンド反転リスクが顕在化する点に留意したい。
