Bitcoin(BTC)ステーブルコインにらむOpenReserve、OCC国家銀行免許を5カ月足らずで取得

米通貨監督庁(OCC)がOpenReserve Bankにステーブルコイン発行とトークン化預金を含む国家銀行免許の暫定条件付き承認を付与。

(04:49 UTC)
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OCC、暗号資産ネイティブの国家銀行を承認

米国の銀行免許規制当局である通貨監督庁(OCC)は、OpenReserve Bankに対し、フルサービスの国家銀行として営業するための暫定条件付き承認を付与した。デジタル資産業界を代表するような顔ぶれが出資者名簿に連なる、ブロックチェーンネイティブの銀行に対する事実上のゴーサインだ。出資者にはAndreessen Horowitz(a16z)、Coinbase Ventures、米国最大級の暗号資産取引所の戦略部門、量販取引・インフラ企業のJump Capital、マーケットメイカーWintermute Venturesに加え、Acrew、Clocktower、Quona、AAF Management、Zero Knowledge Venturesが名を連ねる。規制当局の正式な決定書簡は今週木曜日付で、暫定的な条件付き付与を確認している。

近年OCCの免許を取得した暗号資産企業の大半は、より軽量なトラストカンパニー(信託会社)ルートを選んだ。それに対しOpenReserveは、より厳格で影響の大きいフルの国家銀行免許をあえて選択した。共同創業者でCEOのDee Choubey氏はこれを意図的な選択として説明し、同社の公式プレス発表の中で「私たちは国家銀行の道を意図的に選んだ」と述べ、監督、安全性と健全性、コンプライアンス、顧客の信頼は制約ではなく事業の基盤だと強調した。

同行はユタ州ソルトレイクシティに本拠を置き、機関投資家向け顧客を軸に、財務管理(トレジャリーマネジメント)、ステーブルコイン発行、トークン化預金の3つのサービスラインで構成する設計だ。いずれも初日からオンチェーンでの決済が組み込まれる。中でもステーブルコイン部門が最も锋利な切り札となる。無認可のテック企業がドル建てトークンを発行するのではなく、OpenReserveは免許を受けた銀行組織の内部から直接発行する。同社はこの構造が、米国ステーブルコイン向けに施行されつつあるGENIUS Actの枠組みへの準拠を目的に設計されているとしており、これは利付ステーブルコインのような商品を再形成しつつある法改正の流れと同じものだ。a16z cryptoは投資判断の理由を率直に語る。「常に稼働し、常に開いていて、常に利用できる銀行。決して閉まらない銀行。継続的な銀行が必要なのだ」と。

5カ月での承認が示す新しいOCC

決定の速さそのものが一つのデータポイントだ。OpenReserveは2026年4月にOCCへ免許申請を提出し、暫定承認が下りたのは9月頭。申請から承認まで5カ月足らずだった。過去のサイクルとの対比は歴然だ。ブロックチェーン融資企業のFigureは2020年に国家銀行免許を申請したが、最終承認を得たのは2023年末。前政権下の規制的な冷凍期を跨ぐ、3年超の歳月を要した。

状況が変わった最大の要因は、規制当局を率いる人物だ。ドナルド・トランプ大統領の下で通貨監督官に就任したJonathan Gould氏は、デジタル資産事業者を規制された銀行の枠内に迎え入れる姿勢を鮮明にしており、OpenReserveの承認はその路線の最も具体的な表れと言える。孤立した事例でもない。同じ木曜日、OCCは英フィンテックのRevolutに対しても別件の条件付き銀行免許を付与しており、同社はコネチカット州を拠点に営業する計画だ。当局が個別案件ではなく大量処理の体制で新規免許を捌いていることを示す事実である。

ただし、祝賀ムードには二つの留保が付き纏う。第一に、暫定的な条件付き承認は恒久的な免許ではない。OpenReserveには引き続きOCCの最終承認が必要で、このプロセスは資本充実度とコンプライアンス審査の状況次第で、通常は数カ月から1年を要する。第二に、ローンチ時期、預金上限の構造、カストディアンの手配など、運営上の詳細はまだ開示されていない。それでも方向性は明確だ。パートナー銀行から解約され、口座を閉鎖され続けた年月を経て、業界は今や自前の銀行を作り出している。ラップドビットコインのような資産で馴染み深い、プログラマブルなオンチェーンモデルであるトークン化預金が、そのロードマップの中心に座る。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Gateで現物・先物価格をライブで確認できる。

最終承認とGENIUS Actの時間軸

OCCの正式な決定書簡を当編集部が読み解いた限り、付与は明示的に暫定的かつ条件付きであり、OpenReserveは恒久免許が発効する前に、国家銀行としての完全な監督、資本およびコンプライアンスのマイルストーンを遵守する義務を負う。これは最終規則ではなく提案段階の承認であり、即時の商品ローンチを織り込む向きには重要な区別だ。とはいえ主題の広がりは一銀行を超える。暗号資産業界は10年間、銀行システムから締め出されてきた。それが今、規制された銀行を自ら構築している。執筆時点でBitcoin(BTC)は8万1,000ドル付近で取引されており、決して閉じない、免許を取得した常時稼働の決済インフラへの需要は強まる一方だ。GENIUS Actが成立すれば、OpenReserveのステーブルコイン発行は明示的な連邦法上の基盤を得ることになり、CircleやPaxosなどによる同型の申請が続出する可能性が高い。

COINOTAG News Desk

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