Bitcoin 7.6万ドル攻防、ETF6.49億ドル流出と利上げ織り込み44%──制度金融化が加速

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暗号資産マーケットメイカーのウィンターミュートは19日に公表した週次レポートで、ビットコイン(BTC)の当面の注視水準として76,000ドルから78,000ドルのレンジを提示した。米半導体大手エヌビディアの20日決算発表を無事通過すれば市場の自信は一定程度回復するものの、ファンディングレートのリセットやETFからの資金流出を伴って75,000ドルを割り込んだ場合、70,000ドル台前半までの下振れが視野に入ると分析。4月の米CPI総合が前年比3.8%上昇で予想を上回り、10年債利回りが4.58%へ上昇、12月利上げの織り込み確率が44%に達したマクロ環境下で、機関投資家の本格復帰には時間を要するとの見方を示した。

BTC市場分析

オンチェーン分析の世界では、ビットコイン市場の構造変化が一段と顕著になっている。CryptoQuantのアナリストDarkfost氏のデータによれば、Binanceにおける1BTC未満の小口投資家からの月間平均流入量はわずか314BTCまで低下した。2018年ピークの約5,400BTC、2021年サイクルの2,600BTC、2024年3月の1,200BTCと比較しても極めて異例の水準だ。背景には暗号資産取引所を経由した直接購入から、証券口座での現物BTC ETF保有へとアクセス手段が移行している実態がある。市場は個人主導の投機型サイクルから、ETF・大口資金・マクロ金利が価格を支配する制度金融型へと転換しつつある。

研究機関Bernsteinが公表した最新ノートは、ビットコインマイナーがAIインフラ供給網で戦略的地位を獲得しつつあると指摘した。上場マイナー11社合計で27ギガワット超の電力容量計画を保有し、ハイパースケーラーや半導体メーカーとの間で総額900億ドル、3.7ギガワット規模のAI関連契約が締結済みだという。米国における新規送電網接続の中央値待機期間は約50カ月に達し、テキサス州でさえ電力確保が深刻なボトルネックとなる中、既に系統接続済みのマイナー資産は希少価値を帯びている。2024年半減期後の収益圧迫を受け、高性能計算インフラへの事業転換が経営上の生存戦略として加速している。

マイナー電力容量

デリバティブ市場の歪みも、足元の急落を説明する要因として浮上している。火曜日には現物ビットコインETFから6億4,900万ドルの資金流出が記録され、1月以来最大の単日流出となった。リサーチ会社Kaikoによれば、2026年の主要10銘柄の週次現物出来高平均は約800億ドルと、2025年の1,780億ドルから半分以下に縮小。一方でビットコインのオープンインタレストは160億ドルから200億ドルへ膨張し、現物の裏付けを欠いたレバレッジ主導の再積み上げが進んでいた。アナリストは、現物の確信買いではなくレバレッジが価格を押し上げていた構造が、ETF流出を契機に急速に巻き戻されたと分析する。

採掘機器大手Canaanは第1四半期に8,870万ドルの純損失を計上し、2四半期連続の赤字となった。売上高は前四半期比68%減の6,270万ドルに落ち込み、株価は13%超下落して0.418ドルを付け、4月の上場来安値0.38ドルに接近した。Nangeng Zhang最高経営責任者は、中東情勢を巡る不確実性とエネルギー価格、グローバル流動性、政策動向が業界に慎重姿勢を強いていると指摘。事業転換期にある同社にとり地政学リスクは経営圧力となっており、生存性確保のため四半期営業費用を3,140万ドルに圧縮、IRENやHive Digitalと同様にAIインフラと高性能計算分野への重心移動を加速している。

ガバナンス面では、ビットコインのオープンソース開発を分散化する非営利団体Btrustが新理事会への移行を完了したと発表した。グローバル公募と多段階選考を経て、Janet Maingi氏、Bruno Garcia氏、Laurence Aderemi氏の3名が4月30日付で正式に運営権限を継承した。同団体は2021年にTwitter共同創業者Jack Dorsey氏とラッパーのJay-Z氏から500BTC、当時評価額約2,450万ドルの寄付で設立され、アフリカとインドを中心としたブロックチェーン開発者の育成を担ってきた。今回の交代に合わせ独立監査も開始されており、初代理事会が築いた財務基盤の上で次の戦略段階に移る。

テクニカル面では、BTCは76,856ドル付近で24時間0.24%安と小幅軟調、RSIは44.26と中立帯下限に位置し、MACDは弱気シグナルを維持、トレンドはレンジ推移。直近サポートは76,071ドル、その下に74,776ドルと72,673ドルが控え、上値抵抗は78,044ドル、79,412ドル、82,762ドルに分布する。強気相場復帰には78,044ドルを終値で奪回し出来高を伴って79,412ドルを抜く必要がある。逆に75,000ドル割れはウィンターミュートが警告する70,000ドル台前半シナリオを起動し、72,673ドルまでの下落リスクが現実味を帯びる。ETF資金フローと利上げ織り込みの推移が次の方向性を決める。

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Kenji Suzuki

COINOTAG yazarı

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