Bitcoin(BTC)が8万2,200ドルを回復、FRBウォラー理事の金利据え置き示唆を受け5月以来の高値に

Bitcoin(BTC)が8万2,200ドルまで上昇し5月以来の高値を更新。FRBウォラー理事の9月金利据え置き示唆が背景。現物ETFは9月3日に7億3,000万ドルの純流入。

(04:37 UTC)
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  • Bitcoin(BTC)が8万2,200ドルに達し、5月以来の高値を更新した
  • 米国上場の現物Bitcoin ETFが9月3日に7億3,000万ドルの純流入を記録した
  • 過去24時間で約4億5,600万ドルの先物ショートが清算された
  • Fear & Greed Indexが65から74に上昇しGreedゾーンに入った
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BTCが8万2,200ドルを上回る

Bitcoin(BTC)は木曜日に8万2,200ドルまで押し上げられ、5月以来の高値を付けた。市場全体もこれに引っ張られ、暗号資産市場は全面的に上振れしている。トリガーは米国の金融政策観測の転換だ。連邦準備制度理事会(FRB)理事の発言を受けて、9月の利上げを織り込むポジションは縮小に転じた。当メディアが確認した建玉データによれば、ラリーの裏側は完全に一方通行だった。過去24時間で約4億5,600万ドル相当の暗号資産先物ショートが清算され、このうち約2億5,000万ドルがBitcoin建ての契約だ。需給面では現物Bitcoin ETFの資金流入が追い風となり、米国上場ファンドは9月3日に7億3,000万ドルの純流入を吸収した。1月以降で最大の一日当たり流入額である。BTC/USDTのチャートを見ると、アジア時間に心理的な節目である8万ドルを上抜けたブレイクアウトがそのまま延伸している。

ウォラー理事が示した9月のシナリオ

カタリストとなったのは9月3日のFRB理事クリストファー・ウォラー氏による講演だ。同氏は、今後公表されるインフレ指標が物価圧力の沈静化を裏付ければ、9月の会合で政策金利を現行水準に据え置くことを支持すると明言した。注目すべきは示されたデータの粒度だ。ウォラー氏は、3か月年率換算のコアPCEが2月の4.76%から7月には3.05%まで低下したことを「心強いペース」と評価する一方、12か月ベースではPCEが3.7%、コアが3.3%と、FRBの2%目標を依然として上回っている点を強調した。市場の織り込みは瞬時に動いた。CME FedWatchが示す9月利上げの確率は約63%から約50%へ低下し、10年債利回りは高値4.81%から4.75%付近へ低下、ドル指数も軟化した。当メディアはこのウォラー氏による9月金利据え置きのシグナルを発言と同時に報じており、講演の全文はFRBの公式サイトで公開されている。

アルトコインと暗号資産関連株

反発は銘柄・通貨を問わず市場全体に波及した。暗号資産市場の総時価総額は約2兆8,200億ドルまで上昇し、7か月ぶりの高水準を付けた。1月中旬のピークである約3兆4,000億ドルから2月上旬に約2兆3,000億ドルまで下落していた局面からの巻き返しである。アルトコインの上升幅も目立つ。ZcashのZECは16.5%、CardanoのADAは約13%、DogecoinとXRPはそれぞれ約10%高となった。暗号資産関連株も同調し、StrategyとCircleが約15%、Coinbaseが約10%上昇した。Wincentのシニアディレクターを務めるPaul Howard氏は、8万ドルのブレイク、ETF流入の継続、店頭(OTC)市場でのクジラの動きの活発化が弱気センチメントを明確に冷やしたとし、年末に向けて10万ドルへの上値試しがあり得るとの見方を示した。一方、RootstockLabsのRichard Green氏は、最大のプルーフ・オブ・ワーク資産であるBitcoinへの買圧を金と並ぶ「通貨の切り下げヘッジ取引」と位置づける一方、さらなる調整の可能性は残ると慎重姿勢も崩していない。

出来高とセンチメントデータ

市場データは、今回のラリーが「動きのある」上昇だったことを裏付けている。Bitcoinは一時8万2,200ドルを超えた後、80,910ドル付近(+4.25%)で取引されており、24時間出来高は51.58%増の411億3,000万ドルに急拡大した。Fear & Greed Indexは前日の65から74まで上昇し、「Greed(強気)」ゾーンにしっかり入った。Bitcoinドミナンスは0.15ポイント上昇して59.76%となり、資金がリスク曲線の下流に回るのではなく、最大資産に集中していることを示唆する。アクティブウォレット数は1.9%増の671,828、SOPRは1.0009と1をわずかに上回り、売り手が実現している利益は控えめだ。資金費率は+0.0090%とプラスを維持しており、レバレッジのロングがショート側に資金を支払う構図が続く。注意点は取引所残高だ。残高は2,391 BTC増加して2,485,701 BTCとなり、純流入は+2,386 BTCに転じた。短期的な供給の重しになり得る水準だ。軽めの利益確定に留まっている限り、HODLポジションにとっては追い風の構図が保たれる。

デリバティブとステーブルコインの資金フロー

デリバティブ市場の熱量はさらに高かった。セッション序盤の集計では、Bitcoinが80,931.85ドル(+4.22%)、Ethereumが2,507.29ドル(+4.45%)で推移し、総時価総額は約2兆7,200億ドル、24時間売買高は1,055億2,000万ドルに達した。暗号資産デリバティブの出来高は35.26%増の9,652億ドルに急増しており、金利観測の修正を巡るヘッジと短売の活発化が反映されている。ステーブルコインの時価総額は2,838億ドル、24時間出来高は43.24%増の1,088億8,000万ドルと拡大した。9月の政策ウィンドウを控えて「弾薬」を積む動きと読める。DeFi市場の時価総額は777億ドルに達し、24時間出来高は24.69%増。ここでもドミナンスのシフトが意味を持つ。Bitcoinのシェアは59.77%へ、Ethereumのシェアも11.25%へと上昇しており、中型アルトコインは取り残されている。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Bybitで現物・先物価格をライブで確認できる。

10万ドルの道はCPI次第

当メディアの市場データも同じ動きを捉えている。Fear & Greedは74(Greed)、トラッキング対象資産に占めるBitcoinの比率は68.8%、追跡時価総額は約2兆3,700億ドルだ。9月11日にCPI、9月15〜16日にFOMCを控え、政策に支えられた買いはいよいよ経済指標の検証段階に入る。当メディアのBitcoin Rainbow Chartガイドは、8万2,000ドルという水準が過去のサイクルの中でどこに位置するかを可視化している。

COINOTAG News Desk

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