BlackRockのIBITが牽引、Bitcoin(BTC)ETFは6日連続で1億9,070万ドルの純流入

米現物Bitcoin ETFは9月24日に1億9,070万ドルの純流入を計上。BlackRockのIBITが主導し、6営業日連続の流入、2026年の累計フローもプラスに転換。

(06:01 UTC)
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  • Bitcoin ETFは9月24日に1億9,070万ドルの純流入を記録し6営業日連続
  • BlackRockのIBITが1億6,260万ドルを吸収し同日の流入を牽引
  • 6日間の累計流入額は約28億4,000万ドルに達する
  • 2026年の累計フローは7月中旬の58億ドルのマイナスから約8億ドルのプラスへ転換
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ETF流入は6営業日連続

米国の現物Bitcoin ETFが9月24日、純流入1億9,070万ドルを計上し、連続6営業日の流入基調を継続した。当社が確認した日次フローでは、この日の主役はBlackRockのIBITで、同ファンドだけで1億6,260万ドルを吸収している。FidelityのFBTCが1,290万ドル、Morgan StanleyのMSBTが1,020万ドルを上乗せし、BitwiseのBITB(410万ドル)、Franklin TempletonのEZBC(490万ドル)もプラスで取引を終えた。一方でWisdomTreeのBTCWから400万ドルの資金流出が発生し、全体の流入額を一部相殺した。集計ETFフローデータによれば、6日間の累計流入額は約28億4,000万ドルに達する。内訳は9月17日に1億5,950万ドル、9月18日に4億3,300万ドル、9月21日に9億9,900万ドル、9月22日に7億1,470万ドル、9月23日に3億4,690万ドルで、9月15日と16日にそれぞれ4億5,040万ドル、2億9,590万ドルの資金流出が観測されていたことから、わずか数日で綺麗な反転が起きたことになる。さらに2026年通年の累計フローは、7月中旬時点で58億ドルのマイナスだった水準から、約8億ドルのネット流入超過へと転換した。2ヶ月余りで66億ドル規模の振れであり、オンチェーンデータはクジラ(大口投資家)による買いが小売の追随ではなく機関投資家の買いを下支えしている構図を示している。

7万5,000ドルの下ヒゲから8万7,000ドルへ

今週の価格動向も、資金フローに劣らず激しかった。最大のプルーフ・オブ・ワーク資産であるBitcoin(BTC)は、週初、CLARITY法が米上院で否決され、連邦準備制度(FRB)の利上げがあったことで7万5,000ドルまで下落した局面からの回復過程にあり、やがて8万ドルを取り戻して以降は一段高となった。強気勢は9月21日、24時間足らずで7,000ドルを上乗せしてBTCを8万7,000ドル上乗せまで押し上げた。1月後半以来となる8万7,000ドル超えの水準表示で、日次上昇率は7%を超えた。週末に戦争関連の報道をきっかけとして8万2,000ドル近辺で一時足踏みしたものの、価格構造が損なわれることはなかった。売り手は8万7,300ドル近辺で2度にわたり上値を抑えており、木曜日には一時8万3,000ドルを下回ったが、その後は8万5,000ドルまで反発し、8万3,500ドル付近へと落ち着いた。それでも週間では約5%の上昇となっている。長期保有者、いわゆるHODL層は上昇局面で売却配分に入る兆しを見せていない。ただしアルトコインの伸びがBTCを上回っており、ENAが52%、NEARが45%、ONDOが40%上昇した結果、BTCのドミナンスは約2%低下して56.5%となっている。

bitFlyerの円出金が殺到

この上昇は、日本国内の資金フローにもすでに兆候が表れている。国内大手暗号資産取引所のひとつであるbitFlyerは、9月25日に公式ステータスアカウントを通じて、日本円の出金リクエストが殺到していると発表した。通常より処理時間が長引いており、申込のタイミングや銀行側の対応状況によっては、着金が翌営業日以降になる可能性もあるという。取引所の公式発表は、申請が順次処理されていることを確認する一方で、原因、リクエスト件数、出金総額については一切開示していない。この点は重要だ。日本円の出金は法定通貨の銀行送金であり、手続き上は取引所からの暗号資産の送出とは別系統のものである。したがって、円の出金が集中していること自体は、Bitcoinが取引所から外部に流出していることを意味しない。SNS上では、上昇後の利益確定売り──9月21日にBTCが日次7%超の上げで8万7,000ドルを突破したこととの関連──との見方や、暴落を警戒した防御的な資金退避との見方が交錯しているが、これまでに公表された情報はいずれの読み方も裏付けていない。bitFlyerのステータスページでは、全取引システムが正常稼働中と表示されており、取引所選定を検討している読者は、当社のおすすめ暗号資産取引所ガイドも参照できる。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Bybitで現物・先物価格をライブで確認できる。

注目は8万7,300ドルの上値抵抗

COINOTAG独自の42指標複合S/Rスコアリングエンジンは、攻防の焦点を明確に描き出している。執筆時点の現物価格は8万3,925ドル(24時間で▲0.31%)で、ピボットポイントとKeltnerチャネル上限が重なる8万4,075ドルの抵抗線(強度76/100)の下に押さえ込まれている。さらに手強い上値の壁が8万7,329ドルで、ボリンジャーバンド上限、ピボットR3、ドンチャン上限の重なりにより強度85/100と評価されており、今週の2度の上昇局面をいずれも跳ね返した水準と一致する。下値側では、8万1,082ドルのサポートが強度80/100(SMA20、一目均衡表の基準線)と評価され、その手前には強度56/100の8万3,103ドルの下値棚がクッションとして存在する。デリバティブ市場は強気に傾いているものの混雑が進んでいる。ファンディングレートは0.0009%、建玉残高は約159億8,000万ドル、ロング/ショートのアカウント比率は1.40(ロング58.4%)で、Fear & Greed指数が74(Greed)を示すなか、新規のレバレッジ追加は逆風となる。日足が8万4,075ドルを上回って終値を付けると目標は8万7,329ドルへ拡大し、逆に8万1,082ドルを下抜けした場合は上昇トレンドのシナリオが無効化される。

COINOTAG News Desk

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