BlackRock、イーサリアム(ETH)に9億6,100万ドル購入 — 8日間の継続買い

BlackRockのETHAが8日間で38万5,633 ETH(9億6,000万ドル規模)を取得。BTCとETH合わせて31億6,000万ドルの積み増しがオンチェーンデータで確認された。

(12:30 UTC)
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  • BlackRockのETHAは8日間で38万5,633 ETH(約9億6,100万ドル)を取得した
  • IBITは9営業日連続で23億200万ドルの純流入を記録し、BTC保有額は622億9,000万ドル
  • ETHBは直近2ヶ月で1億3,054万ドルを流入し、純資産総額は8億7,200万ドル
  • 8月中旬にETHは約1,900ドルから2,600ドル近くへ急騰し市場時価総額は約5,000億ドル増加
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BlackRockが機関投資家向けの積み増しを一気に加速させている。オンチェーンデータによれば、世界最大の資産運用会社はわずか8日間で約31億6,000万ドル相当のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を購入した。このうち現物イーサリアムETF「iShares Ethereum Trust ETF(ETHA)」が38万5,633 ETH、およそ9億6,100万ドル分を引き受けた。現物ビットコインETF「iShares Bitcoin Trust ETF(IBIT)」も2万2,722 BTC、約22億ドル分を追加だ。両建て分ともに、機関投資家向けのプライムブローカーシステム「Coinbase Prime」経由で執行されており、当社がトラストのウォレットをオンチェーンで検証した限りでも資金の流れは一致している。この買いペースにより、BlackRockはイーサリアムビットコインの両ETF市場で、単一の運用会社として群を抜く存在感を示すに至っている。

イーサリアム側の買いは、より長い積み増し局面の延長線上にある。ETHAは9営業日連続で純流入を記録し、流入総額は10億2,000万ドルに達した。これによって純資産総額は約86億3,000万ドルまで拡大している。IBITも8月17日から27日までの9営業日連続で純流入を重ね、累計は23億200万ドル。執筆時点でIBITのビットコイン保有額は622億9,000万ドルに達している。現物暗号資産ETFに馴染みのない読者のために仕組みを整理すると、現物ETFはファンドが原資産そのものを直接保有する構造だ。したがって純流入は、そのままカストディアンによるオンチェーン上のコイン購入に反映される。流入が続く限り、市場には裏付けのある実需の買いが入り続けることになる。

さらに、ステーキング収益を狙うファンドも需要の下支えを強めている。「iShares Staking Ethereum Trust ETF(ETHB)」は直近2ヶ月で1億3,054万ドルの資金を吸収し、純資産総額を8億7,200万ドルまで成長させた。運用開始以来、ETHBで純流出となった月は6月の1,006万ドルを数えるだけだ。ステーキング利回り付きのETHエクスポージャーに対する機関需要が、単発のブームではなく持続的なものだと示すデータパターンと言える。こうした各ファンドの資産を合算すると、BlackRockのデジタル資産ポートフォリオ全体の時価総額は金曜日時点で約717億9,000万ドルに達した。

Tom Lee氏の「10日間」警告

最大のイーサリアム財務戦略企業であるBitMine Immersion Technologiesの会長を務めるTom Lee氏は、市場の底を正確に見極めようと手仕舞いして待つ投資家は、結局のところ損をしやすいと警告した。10年以上にわたる暗号資産市場の歴史を引き合いに出し、Lee氏は「最も上昇率の大きい10日間を外すだけで、年間のリターンがマイナスに転じてしまう」と指摘。エントリータイミングの計測に賭けるよりも、一貫したポジションを維持するほうがはるかに多くの上昇局面を捉えられると論じている。

この発言は、8月中旬に起きた激しい上昇相場を背景としたものだ。イーサリアムはわずか数日のあいだに約1,900ドルから2,600ドル近くまで急騰し、その推移はライブのETH価格チャートで今も確認できる。このラリーにより、暗号資産市場全体の時価総額は数日で約5,000億ドル膨らんだ。売り建てポジションの大規模な強制決済も発生し、買い戻しが上昇をさらに加速させる構図となった。

Lee氏はこの上昇を、価格が改善するファンダメンタルズを織り込み始める「コース修正」と位置づける。過去の下落局面では企業の撤退や利用の縮小が見られたのに対し、今回は採用の拡大が進んでいると同氏は述べる。主要な金融機関が資産のトークン化の決済層としてイーサリアムを使い始めており、Robinhood ChainとCoinbaseのBaseというイーサリアム Layer 2ネットワークは、すでにトークン化された株式の取扱いを開始している。さらにLee氏は、次の需要波の鍵をスマートコントラクトインフラに置く。AIエージェント同士が高頻度の少額決済を機械間で即時に処理する用途であり、こうしたAI主体の経済圏を支える担い手としてAIクリプトウォレットや自動売買の基盤も注目に値するという。

BitMine自身も、すでに140億ドルを超えるETHを積み増しており、最終的にはイーサリアムの総供給量の5%を取得することを目標に掲げている。同社のステーキング事業は現在、売上のほぼすべてを稼ぎ出す柱となっている。詳細は当社の先行レポート「Bitmine's Ethereum (ETH) Staking Revenue Hits 98% of Total Income」に譲る。Lee氏の見立てでは、トークン化とAI需要は現水準のETH価格にまだ十分に織り込まれていない。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Bybitで現物・先物価格をライブで確認できる。

注目される2,508ドルの抵抗帯

当社COINOTAG独自の42指標コンポジットS/Rスコアリングエンジンによれば、抵抗値2,508.45ドルは84/100とSTRONG帯に評価されている。出来高の高い価格ノード、日足ピボットポイント、買われすぎのRSIとストキャスティクスが重なるコンフルエンスが根拠だ。現値は2,500.81ドルで、24時間で0.16%下落している。直近のサポートは2,472.94ドルで、Flip R→Sシグナル、フィボナッチ0.114押し戻し、MACDの直近クロスを根拠に74/100。RSIは76.74を示し、上位足のトレンドは上昇トレンドが継続中だ。デリバティブの建玉データでは、資金調達率が0.0046%、未決済建玉(オープンインタレスト)は約98億1,000万ドル、ロング/ショートのアカウント比率は1.30と、レバレッジ寄りの構図が読み取れる。Fear & Greed指数は73(Greed)を示している。日足で2,508.45ドルを上回って終値を付けられれば、上値の目標は2,855ドルへ開ける。逆に2,472.94ドルを割り込めば、目先の強気シナリオは無効となる。

COINOTAG News Desk

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