ビットコイン(BTC)がCLARITY法案に直面する中、Coinbase CEOブライアン・アームストロング氏が上院60票を予測

Coinbase CEOブライアン・アームストロング氏は9月15日の上院採決でCLARITY法案が60票を獲得すると予測。倫理規定要求やトランプ氏の開示が焦点に。

(16:52 UTC)
1分で読めます
d2mv6ykl

Coinbase CEO、CLARITY法案の60票通過を見込む

Coinbaseのブライアン・アームストロングCEO(最高経営責任者)は、米国の市場構造法案「CLARITY法案」が最終交渉段階にあり、上院が9月15日に採決する際に60票の成立要件をクリアするとの見方を示した。同氏は最近のインタビューで、暗号資産を巡る曖昧な規制が一般利用者に不利益をもたらしてきたと指摘し、2022年のFTX破綻は消費者保護が機能しなかった例だと語った。この法案はSEC(米証券取引委員会)とCFTC(商品先物取引委員会)の管轄を明確に分け、ビットコインから小型のアルトコインまで大半のデジタル資産をCFTC監督下の商品と位置付けるほか、マネーロンダリング対策、消費者保護、資金調達ルールを盛り込む。共和党は上院で53議席を保有しており、クローチャー(討論打ち切り)に必要な60票を確保するには民主党から少なくとも7票が必要。下院は昨年7月に294対134で可決し、上院銀行委員会は5月に15対9で自案を承認済みだ。アームストロング氏は交渉が最終段階に入ったとして、60票超の賛成を見込んでいると述べた。

ギリブランド氏、CLARITY法案への支持条件を示す

上院議員のキルステン・ギリブランド氏(民主党、ニューヨーク州)は、大統領、大統領の配偶者、および高官が在任中にデジタル資産を発行・支援・利益取得することを禁じる執行可能な条項が盛り込まれない限り、市場構造法案を支持しないと表明した。対象にはアルトコインも含まれる。同氏はこれを譲れない一線と位置づけ、「暗号資産から利益を得る大統領が率いる司法省が執行する法律は、改革ではなく免許状になる」と主張。ギリブランド氏は、8月14〜17日に実施され1,166人の米国成人を対象としたイプソス調査で、トランプ大統領とその家族による暗号資産の収益を不適切と考える割合が63%に達したことを挙げた。同氏は過去に規制されたデジタル資産市場を支持し、超党派の暗号法案の起草にも協力してきたが、倫理規定の執行はCLARITY法案に含まれるべきだと強調。この要求は9月15日のクローチャー投票を前に、民主党の支持が鍵を握る状況に新たな複雑さを加えている。

トランプ氏の開示書類に暗号関連取引7件

政府倫理局(OGE)が公表したトランプ大統領の6月の財務開示書類には、1,000件超の有価証券取引が最大2億6,300万ドルの規模で記録されたが、暗号関連株式に関わる取引は7件のみだった。Coinbaseは4回登場し、6月12日、18日、23日の売却3件の合計が116,003〜315,000ドル、6月24日の購入1件が50,001〜100,000ドルの範囲。ビットコイン最大の法人保有者であるStrategy Inc.は、6月23日と24日に16,002〜65,000ドルの売却2件を記録し、購入はなかった。Robinhood Marketsは1件のみで、6月3日に1,001〜15,000ドルを購入した。現物ビットコインETFやマイニング企業は書類に登場しなかった。最大の単一件は6月22日に売却されたバンガードETFで、500万〜2,500万ドル。ホワイトハウスは、大統領の投資は独立したファイナンシャル・マネジャーが管理しており、利益相反は存在しないと説明した。

TRUMPトークン262万枚がOKXへ移転

オンチェーンデータによると、TRUMPトークンのチーム関連ウォレットからOKX取引所へ262万TRUMP(約620万ドル相当)が移転したことを受け、アルトコインのTRUMPに強い売り圧力がかかった。取引所への移転は売却を確定させるものではないが、トレーダーはこうした動きを売却準備の兆候と解釈することが多い。資金流出に先立ち、トークンは1.50ドル未満から3.60ドル超まで上昇し、3月以来の高値を記録。その後は約2.40ドルまで下落し、高値から約33%の値下がりとなった。それでも時価総額では約6億ドルとトップ100圏内を維持し、その過去最高値(73ドル超)からは約97%低い水準にある。先週には1.37ドル付近で史上最安値を更新していた。米上院議員は過去に、個人投資家への懸念からTRUMPトークンの調査をSECに要請している。

9月15日の投票が規制の道筋を決定

これら4つの動きを合わせると、トランプ氏の暗号資産関連利益を巡るワシントンの対応が、市場構造の議論と切り離せないものになっていることが分かる。関係する公式文書は利害の大きさを明確に示している。6月30日に公表されたOGE認定の開示書類では、トランプ氏が2025年に暗号関連収入として14億ドル超を報告しており、その大部分はWorld Liberty Financialとトランプ名義のミームコインによるものだ。CLARITY法案はなお提案中の法案であり、最終規則ではない。9月15日のクローチャー投票は、法案が成立に向かうかどうかを左右する。もし停滞すれば、CFTC委員長のマイク・セリグ氏は、9月16日から既存の権限を使って暗号市場ルールの策定を開始すると述べている。今後数日で、立法による明確化と当局による規則制定のどちらが先に実現するかが明らかになるだろう。

Takeshi Yamamoto

Takeshi Yamamoto

COINOTAGライター

すべての記事を見る
AI生成シニアテクニカルアナリスト·山本武は、暗号資産市場の技術分析を6年以上にわたって手がけているシニアテクニカルアナリストです。東京を拠点に、ビットコインおよび主要アルトコインのテクニカル分析を専門とし、日足と4時間足のチャート分析を中心に活動しています。RSIダイバージェンス、MACDヒストグラムのモメンタム変化、フィボナッチリトレースメント、ボリュームプロファイル分析を組み合わせ…

AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。