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日本国債のオンチェーン・レポ取引へ、Progmat主導で2026年内の実現目指す

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(10:38 UTC)
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校閲者Kenji Suzuki
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2026年内のプロジェクト開始を目指す

Progmatが運営するデジタルアセット共創コンソーシアム(DCC)は7日、日本国債のトークン化とステーブルコインを用いたオンチェーン・レポ取引の実現に向け、共同検討を開始することが判明した。日本経済新聞が報じた。

Progmatはブロックチェーンインフラを提供するスタートアップ企業。ワーキンググループは2026年5月にキックオフし、同年10月に報告書を公表する予定だ。

関連:プログマとは?デジタル証券・ステーブルコインなど対応のブロックチェーン基盤を徹底解説

新設したワーキンググループ(WG)には、ブラックロック・ジャパンや三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、大和証券、SBI証券、ステート・ストリート信託銀行などが参加する。

Progmatが2025年に相次いで設置した「オンチェーン完結型ST WG」(トークン化MMFを検討)、「トークン化法・株式ST WG」(株式STを検討)に続く、機関投資家向け第3弾の検討となる。

レポ取引は、国債などの証券を担保に短期で資金を貸し借りする取引。日本では取引の翌営業日に決済する「T+1決済」が標準だが、当日決済の「T+0決済」になれば、資金を即座に次の取引へ回せるメリットがある。

「オンチェーン・レポ取引」は、これをブロックチェーン上で完結させる仕組みで、DeFi(分散型金融)で活用されるレンディングプロトコル(資金の貸借を自動化する仕組み)を介して、24時間365日の即時決済を可能にする。

「T+0」決済で銀行規制の対象外も視野

今回の構想では、レンディングプロトコルを介したオンチェーン取引で「T+0」決済を実現する。

日中(イントラデイ)でポジションを構築・クローズできるため、日締めのバランスシートに影響しない。これにより、銀行に課される自己資本規制(リスクウェイトやレバレッジ規制)の対象外となる可能性もある。

ステーブルコインの借り手は日中の短時間で資金を効率運用できる。貸し手(非居住者を含む)にとっては、国債担保の安全性と高い流動性を兼ね備えた運用手段となる。

担保となるトークン化国債の方式が論点

WGでは法律・会計・税務・実務・技術の各観点から、トークン化方式の論点を具体的に整理する方針。報告書の議論と並行して、個別の概念実証(PoC)案件も先行・並走させる計画である。

トークン化日本国債とは

日本国債に関する権利をブロックチェーン上で管理可能にしたデジタル資産。「Tokenized Japanese Government Bond」の略称。24時間365日の即時決済や、複数の金融機関を跨いだ取引といったオンチェーン化の利点を国債取引にもたらすことが期待される。

海外で先行、国内ではメガバンクと証券会社も参加

海外では国債のオンチェーン化が先行している。米国の証券決済大手DTCCが2025年12月、米国債のトークン化を進めると公表。すでに3,300億ドル規模の取引がブロックチェーン上で行われており、伝統的金融とデジタル金融の融合が加速している。

国内のセキュリティトークン(ST)発行累計額は3,600億円規模に達するが、大半は不動産STなど個人向けの商品で、機関投資家向けの取引高度化は空白地帯となっている。

WGの報告書を踏まえた個別のトークン化国債組成プロジェクトを、2026年内に開始することが目標だ。

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