ハイパーリキッドETF取引高22億円、欧州37行ユーロステーブル参加、Galaxy NY免許取得

(05:36 UTC)
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暗号資産ニュース

米21シェアーズが提供するハイパーリキッド現物ETF「THYP」の日次取引高が、上場初日の約180万ドルから5月19日時点で約1,400万ドル(およそ22億円)まで拡大した。立ち上げから6営業日で初日比およそ8倍の水準に達し、機関投資家からの自然発生的な需要を示す兆候として注目されている。市場アナリストの分析によれば、時価総額調整後の流入規模では6日中3日でビットコインETFを、5日でイーサリアムアルトコイン系ETFを上回るペースを記録した。20日時点でTHYPの運用資産は約850万ドルに達し、同時上場のビットワイズ製品BHYPと合わせ初期需要を着実に積み上げている。

Hyperliquid ETF flows

欧州ではABNアムロやサバデルなど25行が新たにユーロ連動型ステーブルコイン発行計画への参加を表明し、コンソーシアム全体は欧州15カ国37行体制へと拡大した。アムステルダムを拠点とする企業キバリスが2025年に設立した同コンソーシアムは、規制当局の承認を前提に2026年後半のユーロ建てトークン発行を目指す。ING、BNPパリバ、BBVAに加え、ラボバンク、バンキンター、アイルランド銀行、ハンデルスバンケン、ノルデアといった主要金融機関が参画しており、米ドル建てステーブルコインが市場を席巻する現状に対抗する欧州金融機関の連携姿勢が鮮明になった。欧州中央銀行は依然として懐疑的な立場を示している。

ギャラクシーデジタル傘下のギャラクシーワンプライムNYは、ニューヨーク州金融サービス局からビットライセンスと送金業ライセンスの双方を取得した。同社は機関投資家向けに約90億ドル相当の顧客資産を運用しており、今回の免許取得により登録投資助言業者、ヘッジファンド、ファミリーオフィスなどニューヨーク州内の機関顧客に対し規制下のデジタル資産取引およびカストディサービスを提供できる体制が整った。米国内で最も厚い機関投資家マネープールにあるニューヨーク州での認可は、機関向けデジタル資産インフラの整備が新たな段階に入ったことを示している。

日本ではパシフィックメタが、ブロックチェーンとAIエージェント領域を手掛けるコムロックラボを完全子会社化したと21日に発表した。同時に、企業向けウォレット「N Suite」を運営するダブルジャンプトウキョウとの資本業務提携も成立し、3社連携によりAIエージェントが自律的に契約・決済・価値交換を行う経済圏構築へと踏み込む。ステーブルコインやブロックチェーンを活用した決済・資産管理基盤の開発、購買決済を担うAgentic Commerce領域での実証実験などが具体的取り組みとして掲げられており、日本発のAI×ウェブ3戦略が一段と加速している。

Map Protocol exploit

クロスチェーンブリッジ「Butter Network」を狙った攻撃で、Map Protocolのネイティブトークン「MAPO」が96%急落し、価格は約0.003ドルから0.0001ドルへと崩落した。攻撃者は正規供給量を桁違いに上回る1,000兆MAPOを不正発行し、約10億トークンをユニスワップの流動性プールに投入、約52ETH(およそ18万ドル)相当を引き出した。脆弱性はソリディティ契約層に存在し、正規のオラクル多重署名メッセージを送信した後、同一ハッシュに見える改ざんメッセージを再送することでブリッジに巨額発行を承認させた古典的な実装上の不備とされる。DEX関連プロトコルへのセキュリティ警戒が再び高まった。

ナスダック上場のビットコイン財務戦略企業ナカモトは、5月22日付で1対40の株式併合を実施する。同社株は最低株価1ドルを30営業日連続で割り込み、12月10日にナスダックから上場維持基準未達の通告を受領、6月8日までに株価回復が求められている。併合後の発行済株式数は6億9,610万株から1,740万株へ大幅に縮小する。第1四半期決算では売上が前期比500%増となった一方、保有5,058BTCの時価評価損1億200万ドルを含む2億3,880万ドルの純損失を計上した。ビットコイン財務企業の収益構造の脆弱性が改めて浮き彫りになっている。

今週の主要トピックを俯瞰すると、機関投資家向けインフラ整備と規制対応が一段と進む一方、DeFi領域のセキュリティリスクと財務戦略企業の業績圧迫という影の側面も同時進行していることが鮮明になる。ハイパーリキッドETFの好調な立ち上がり、欧州37行によるユーロ建てステーブルコイン連合、Galaxyのニューヨーク免許取得は、伝統金融との接続強化という大きな潮流を示す。一方でMap Protocolの巨額悪用とナカモトの上場維持危機は、暗号資産業界が技術成熟と財務規律の双方で依然として課題を抱えていることを浮き彫りにしており、機関化と脆弱性が交錯するサイクル後半の様相が強まっている。

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HN

Hiroshi Nakamura

COINOTAG yazarı

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