SBIがAnthropicと協業しClaude全社展開、CME暗号資産先物の24/7取引が初週末5,000万ドル到達

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暗号資産ニュース

SBIホールディングスは6月2日、米AI企業Anthropicと、生成AIプラットフォーム「Claude」を活用した全社的なAIトランスフォーメーション(AX)の推進で合意したと発表した。日本の金融グループがAnthropicと共同でClaudeを活用した全社的なAXを推進するのは初めてとされる。実装面では持分法適用会社のRidge-iがSBIグループ横断のエンジニアリング体制を構築し、開発・運用を担当する。Anthropic側は最新モデルやセキュリティ機能への優先アクセス、製品ロードマップの早期共有、エンジニア向けトレーニングなどを提供する方針だ。SBIグループはブロックチェーン領域での事業拡大も並行して進めており、AI基盤の整備が金融とWeb3戦略の両輪を支える構造になりつつある。

SBIとAnthropicの協業

米デリバティブ市場運営大手CMEグループが開始した暗号資産先物・オプションの週7日・24時間取引で、開始後初の週末の取引規模が約5,000万ドル(約80億円)相当に達した。取引時間の拡大は5月29日16:00(米中部時間)にスタートし、初週末には7,200枚超の契約が約定。リテール向けと機関投資家向けの双方が参加した。月曜から金曜まで毎日16:00から16:02までの2分間、土曜は2:00から4:00までの2時間がメンテナンス時間として設定されている。同日にはビットコインボラティリティ先物も24/7対応となり、今後30日間の予想変動率を取引する商品設計が機関投資家のビットコインヘッジ需要に応える形となった。

SBIグループは暗号資産・オンチェーン金融領域で具体的な布石を重ねている。Startale Groupとは信託型の円建てステーブルコイン「JPYSC」の発行を目指し、日本初の信託スキームでの提供を計画。5月には国内暗号資産取引所ビットバンクの子会社化に向けた協議を開始したと公表しており、取引所機能の取り込みによる収益源の多角化が進む。Claudeの全社導入はシステム開発、問い合わせ対応、データ分析、UI/UX改善、需要予測、法人営業など幅広い業務を対象とし、Ridge-iとSBI証券が開発中の生成AIチャットサービスでは「Claude Security」の共同検証も予定される。金融・IT・Web3の垂直統合を志向するグループ戦略にAI基盤が深く組み込まれる形だ。

CMEの24/7化は機関投資家の暗号資産アクセスを一段と常時化する制度変更でもある。従来の平日取引時間に縛られていた規制下のヘッジ手段が週末まで延伸されたことで、リテール主導で動きやすかった土日相場と機関投資家のビットコインポジション調整のギャップが縮小する可能性がある。週7日体制の発表は2月19日に行われており、規制当局審査を経て予定通り運用が始まった点は、米国における暗号資産デリバティブの制度的成熟を象徴する。アナリストは、初週末の約定枚数7,200超を「常時取引市場への需要が確認された数値」と評価しており、競合先物プラットフォームへの圧力にもつながりそうだ。

CME暗号資産先物の24/7取引開始

暗号資産取引所Backpackは、伝統的株式取引とトークン化株式取引を融合する新サービス「Backpack Securities」を発表した。米国規制下のブローカレッジ基盤を通じて投資家は実際の米国株を保有でき、その持分をブロックチェーンネットワーク上で流通可能なトークン化版に変換できる。CEOのArmani Ferrante氏は「実株式所有とブロックチェーンネイティブのアクセスは競合モデルではなく、同じ金融システムの両側面だ」と説明。Solanaベースのトークン化プロトコルSunriseと提携し、トークン化証券は24時間取引可能でDeFiプロトコルとも互換性を持つ。配当やコーポレートアクション、ACATSやDTCCとの統合も実現し、6月からブローカレッジサービスが順次提供開始される。

分散型取引所edgeXのネイティブトークンEDGEが6月2日、約1.20ドルから日中安値0.3663ドルまで約70%急落した。edgeXチームは「外部の特定の第三者による意図的な市場価格操作」と主張したが、オンチェーン調査者ZachXBT氏はインサイダーによる供給集中が根本要因だと指摘し、マーケットメイカー契約の開示を要求した。最大供給量10億EDGEのうち循環供給量は3億5,000万にとどまり、総供給量の3分の2以上が未流通の状態。低フロート構造は薄い板での売却に対して脆弱で、DEX市場における新興トークンのリスクを再認識させる事案となった。EDGEは現在0.6474ドル付近で、24時間下落幅は約45%にのぼる。

今サイクルの支配的な物語は「制度化とDeFiの交差点」に集約されつつある。SBIとAnthropicの連携はAIと金融インフラの融合を、CMEの24/7化は規制下デリバティブの常時化を、Backpackのトークン化株式は伝統金融とブロックチェーンの橋渡しを示す。一方でedgeXの急落は、低フロート設計とインサイダー供給集中というアルトコイン市場固有のガバナンスリスクが依然解消されていない現実を浮き彫りにした。機関投資家の常時アクセスが拡大する局面でこそ、トークン経済の透明性とマーケットメイカー開示の基準整備が次の論点として急浮上している。

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Kenji Suzuki

COINOTAG yazarı

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