ビットマイン342億円分ETH追加取得、対BTCレートは2016年水準、ETFは17日連続流出

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Ethereumニュース

米イーサリアム・トレジャリー企業ビットマインは8日、先週126,971ETH(約2億700万ドル相当)を追加取得したと発表した。これは2026年に入って最大規模の週間買い増しで、価格急落局面で取得ペースを一気に加速させた格好だ。同社のイーサリアム(ETH)総保有量は5,543,872ETHに達し、総供給量1億2,070万ETHの4.59%を占める。掲げてきた「5%の錬金術」目標の達成率は92%まで進み、残り約49万ETHで到達する見通しだ。保有資産の85%にあたる約472万ETHはステーキングに回され、年間2億3,000万ドル規模の報酬が見込まれている。

会長のトム・リー氏は今回の積み増しについて、足元のETH安はブロックチェーンのファンダメンタルズを反映していないとの見解を示した。同氏は市場全体の売りを「表層的な動き」と切り捨て、AIシステムの高度化が分散型で堅牢なプロトコルへの需要を押し上げると主張する。背景には先週、プライバシー通貨Zcashのオーチャード回路でセキュリティ研究者が欠陥を発見し、不正発行の懸念からZEC価格が一時40%下落した事例がある。ビットマインはさらなる調達に向け、年9.5%配当の優先株発行を計画しており、ビットコイン重視のストラテジー社の戦略を踏襲する構えだ。総資産は96億ドル規模に膨らんでいる。

一方、長期チャートはETHの相対的な弱さを浮き彫りにしている。対ビットコイン(BTC)レートは現在0.026BTC前後で、2016年3月頃の水準まで逆戻りした。ドル建てでは同期間に大きく上昇したものの、ビットコインを基準に測れば過去10年でETHが生んだ超過リターンは乏しかったことになる。アナリストは、2017年や2021年に見られたような対BTCでの強気局面が2023年から2024年にかけて発生しなかった点を指摘する。ビットコインを保有し続けた投資家と比較すると、ETH保有者が長期で得た相対的な優位性は限定的だったとの見方が広がっている。

需要後退を裏付けるのが資金フローの動向だ。ETHの現物ETF(上場投資信託)は4週連続で資金が流出し、累計流出額は8億7,000万ドルを超えた。ETF総資産は最高値の300億ドルから70%以上減少しており、機関投資家の需要が大きく後退している様子がうかがえる。直近では17営業日連続での流出も確認され、価格下落と資金引き揚げの悪循環が続く構図となっている。トレジャリー企業が買い向かう一方で、上場投資商品を通じた資金は流出超過が定着しており、市場の需給バランスは依然として脆弱だ。

マクロ環境も重しとなった。米国の5月雇用統計で非農業部門雇用者数が17万2,000人増と市場予想の8万人を大幅に上回り、FRBの利下げ観測が後退した。これを受けてリスク資産は一斉に売られ、ビットコインは週間で約17%安と急落、一時6万ドル付近まで水準を切り下げた。ETHも連れ安となり、過去24時間で一時1,506ドルまで下落して2025年4月以来、約1年ぶりの安値圏に沈んだ。弱気相場(ベアマーケット)の様相が強まるなか、暗号資産市場全体に広がる売り圧力をETHの値動きが象徴する形となった。

もっとも、割安感を示す指標も出てきている。オンチェーンデータによれば、ETHのMVRV Zスコアは2018年12月以来の低水準まで低下し、歴史的に長期の蓄積局面を示してきた割安ゾーンに入った。同指標がこの領域に達したのは2018年末、2022年半ば、そして今回の3度のみで、いずれも数カ月の底練りを経て大幅な回復が続いた経緯がある。取引所のETH残高は4月末に682万ETMまで減少した後、5月の売りで7.7万ETHまで戻すなど短期的な分配も見られるが、長期の蓄積傾向は維持されている。市場の注目度はむしろ4月の高値圏でピークを付けており、低価格帯での関心後退は逆張り的な底打ちの兆候と解釈する声もある。

テクニカル面では、ETHは現在約1,688ドルで推移し、過去24時間で3.67%上昇した。ローソク足分析では、RSIが27.82と売られ過ぎ圏に深く沈んでおり、短期的な反発余地を示唆する。ただしMACDは弱気シグナルを発し、トレンドは依然として下降基調だ。当面のサポートは1,681ドル、続いて1,615ドルと1,505ドルが意識される。上値抵抗は1,720ドル、1,784ドル、1,872ドルとなる。強気シナリオは1,720ドルの奪還から1,784ドルを目指す展開だが、1,615ドルを明確に割り込めば1,505ドルの安値再試行が現実味を帯びる。1,505ドルを終値で下抜ければ、反発シナリオは無効化される。

COINOTAGは金融アドバイザリーサービスを提供していません。このコンテンツは情報提供のみを目的としており、投資アドバイスとして解釈されるべきではありません。暗号資産投資には高いリスクが伴います。

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Akiko Watanabe

Akiko Watanabe

COINOTAGライター

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AI生成トレーディングアナリスト·渡辺明子は、短期取引戦略と日次/週次の市場分析を専門とするトレーディングアナリストです。ボリュームプロファイル、マーケットプロファイル、フットプリントチャートを駆使したイントラデイの価格アクション解析、オーダーフロー分析、そしてモメンタムベースのセットアップ識別が彼女のコアスキルです。ETH、SOL、新興のトレンドアルトコインなどの高ボリュームペアに対…

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