Evernorth、XRP(XRP)のXRPL板厚み1日平均357万XRPに──前年比79%増

Evernorthの2026年Q2 XRP流動性レポート。XRP Ledgerの板注文出来高は前年同期比79%増、RLUSD供給量は7倍に拡大。機関化が進むXRP市場の構造変化を解説する。

(18:35 UTC)
1分で読めます
更新
AI要約AI
  • EvernorthのXRP Ledger板注文出来高、1日平均357万XRPで79%増
  • RLUSD供給量、第2四半期に5億3,900万ドルへ7倍超に拡大
  • 1日あたり取引アカウント数、1,864から1,111へ減少
  • 現物XRP ETF純流入、今四半期に2億7,300万ドルを記録
v3xn8bwc

板注文出来高が79%増加

2026年第2四半期、XRP Ledger上の取引は規模を大きく拡大する一方で、参加者は集中化した。XRP(XRP)に特化したデジタル資産財務会社Evernorthがまとめた2026年第2四半期XRP流動性レポートによると、XRP Ledger上の1日平均板注文出来高は357万XRPに達し、前年同期比で79%の増加となった。この拡大は、参加者数の急減と同時に起きている。1日あたりの取引実行アカウント数は、同期間で1,864から1,111へと減少した。2つの動きが指し示す方向はひとつだ——アカウント数は減ったが、1つ1つがより大量の資産を動かしている。アクティブアカウント1つあたりの1日平均取引量は、12か月前の1,072 XRPから3,217 XRPへと上昇し、取引規模は約3倍に跳ね上がった。板注文の活動はLedgerの取引フローに占める比重も高め、今四半期のオンチェーン取引全体の81%を占めた(前年同期は54%)。Evernorthはこのレポートを、ネイティブな決済レイヤー上でXRP市場の流動性がどう発展していくかを追跡するために公開している。注目すべきは、レポート自体が取引規模拡大の背景を説明していない点だ。機関のデスク、プロのマーケットメイカー、あるいは企業の財務運用のどれがこの変化の主役なのか、データからは読み取れない。Ledgerを観察する立場から見れば、出来高の増加とアクティブアカウント数の縮小という組み合わせこそが、今四半期の数字で最も重要な構造変化だ。

RLUSD供給量が7倍に拡大

Ledger上の流動性は、もはやXRP単体で表現されるものではなくなりつつある。Rippleの米ドル連動ステーブルコインRLUSDのネットワーク上平均供給量は、第2四半期に5億3,900万ドルに達し、1年前の7,300万ドルから7倍以上に拡大した。総供給量に占めるLedger上のRLUSDの割合も、同期間で20%から34%へと上昇した。この成長が際立つのは、今四半期にステーブルコイン時価総額全体が2023年以来となる縮小に転じたためだ。セグメント全体が縮むなか、Ledgerだけがドル流動性を積み増したことになる。EvernorthはX上の投稿でこれらの調査結果を共有し、集中化の傾向とステーブルコインの拡大を並べて示した。並行して企業としての動きも進んでいる。Evernorthは、Armada Acquisition Corp. IIとの合併提案を通じて上場するデジタル資産財務会社への転換を準備中だ。両社は先月、米国証券取引委員会(SEC)がForm S-4登録届出書を有効と認めたと発表した。これにより合併は株主投票へ進む段取りとなる。Armadaの株主は9月30日にこの取引について採決する予定だ。承認され完了すれば、合併後の会社はNasdaqでティッカー「XRPN」で取引され、公開市場の投資家はXRP保有に連動する財務型ビークルを手にすることになる。この上場への道筋は、アジアにおけるRippleとSettlemintのXRPカストディとトークン化の統合プラットフォームから、11営業日連続で合計1億7,000万ドルに達した現物XRP ETFの資金流入に至るまで、資産をめぐる機関化の広がりと軌を一にしている。リアルタイムで市場を追いたい読者は、MEXCで現物および先物のライブ価格を確認できる。

手数は減り、取引は巨大化

Evernorthのレポートの詳細をさらに見ると、XRP Ledger上の保有資産総額は四半期平均で42億6,000万ドルに達し、過去6四半期で最高水準を記録した。同社は1日あたり取引アカウント数の減少を、機関ではなく個人投資家の後退に起因すると分析している。1日平均のアクティブアカウント数は16,587、新規アカウント作成数は2,783で、いずれも前年比でおよそ25%減となった。これは、オンチェーン取引所出来高が46%減、主要7ネットワークの手数料が38%低下した四半期全体の趨勢とも一致する。一方、機関の受け入れは継続的に進んだ。現物XRP ETFは今四半期に2億7,300万ドルの純流入を記録し、4月、5月、6月と3か月連続でプラスの月次フローを積み上げた。

(10:48 UTC時点)レポートを読んだ私たちの見立てはこうだ——Ledgerの市場マイクロストラクチャーは成熟しつつある。出来高がより少ない、より大きな注文へと統合されるパターンは、個人投資家の短期的な売買ではなく、プロフェッショナルおよび機関のフローに典型的に見られるものだ。RLUSDの7倍という拡大は、ドル建ての厚みがオンチェーン上に蓄積していることを裏付ける。9月30日の株主投票を控えたNasdaq上場の財務ビークルを前に、XRPLの流動性基盤はますます機関的な形状を強めている——薄く分断された板が並ぶアルトコイン市場のなかで、注目すべき展開だ。

COINOTAG News Desk

COINOTAG News Desk

COINOTAGの編集・調査デスクです。

News Deskの仕組み
AI生成

AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。