ハイパーリキッドが「オラクル不要」予測市場始動、大阪なんばにBTM4台目、ダイナースがJPYC交換対応
暗号資産ニュース
分散型取引所のハイパーリキッドは2026年5月26日、外部オラクルや中央運営チームに依存しない予測市場機能の提供を開始した。新設計では市場の作成と結果確定の双方をバリデーターが投票で処理し、ルールの明確性・判定の正確性・市場設計の妥当性を審査基準とする。PolymarketがUMAを採用し、Kalshiが社内チームによる裁定に依存するのに対し、ハイパーリキッドはバリデーター集合そのものを裁定主体に据える構造を採用した。改良提案HIP-4を拡張した完全担保型アウトカム契約として運用され、レバレッジや清算リスクを伴わない設計が、DEX(分散型取引所)での現実イベント連動商品の標準化を後押しする可能性がある。

株式会社ガイアは同日、暗号資産自動両替機「BTM」を大阪市浪速区のトラベルハブなんばに設置し、サービスを開始した。これにより国内のBTM設置台数は4台となり、関西エリアで初めて訪日旅行者向けの即時両替拠点が運用入りした。事前の利用者登録は不要となり、ICチップ搭載のe-Passportを身分証として提示すれば、日本国内の銀行口座や交換業者アカウントを持たない海外居住者でも、ビットコイン(BTC)・イーサリアム・カルダノを日本円紙幣へ直接交換できる。両替手数料は対象金額の10%相当に設定され、ガイアは近畿財務局長第00004号として暗号資産交換業者登録を受けている。
日本のクレジットカードでは初の事例として、ダイナースクラブカードの会員ポイントが日本円ステーブルコイン「JPYC」と交換可能になった。交換はHashPort Walletを経由して実行される仕組みで、既存のカード経済圏とオンチェーン決済領域を直接接続する設計だ。ポイントのブロックチェーン資産への即時転換は、消費者向けWeb3ユースケースの裾野を広げる動きとして注目される。一方でJPYCは円建ての法定通貨連動型ステーブルコインとして国内決済インフラへの組み込みが段階的に進んでおり、カード会社による初の導入は決済インフラの相互運用性を示す事例となる。
機関投資家・法人の自己資金取引を対象に、デジタルアセットマーケッツ(DAMS)が大口暗号資産トレーディングサービスを開始した。同サービスは法人顧客の自己資金運用ニーズを取り込むことを目的としており、国内における機関向け取引インフラの拡充を示すものだ。証券口座経由での暗号資産投信販売を巡る大手金融機関の動きとあわせ、日本市場では機関マネーを呼び込むための執行・カストディ・流動性供給の整備が加速している。リテール中心だった国内市場構造が、機関投資家対応のプロフェッショナル領域へと裾野を広げる転換点に差し掛かっている。

インドネシア政府は予測市場プラットフォーム「Polymarket」へのアクセス遮断措置を実施した。プラボウォ大統領の退任時期を巡る賭けが活発化したことで国内的な政治的注目度が高まり、当局の介入を招いた格好だ。予測市場は世界各地で規制当局との摩擦を生じさせており、今回の遮断は新興国における政治テーマ市場の規制リスクを改めて浮き彫りにした。ハイパーリキッドの分散型予測市場と中央集権型の代表的プレイヤーが対照的な裁定モデルを取る中、各国政府はオフショアアクセス遮断を主要な政策手段として用い始めている。
マルチシグウォレットSafe向けに導入された第三者モジュールの悪用により、約320万ドル相当の資産流出が確認された。クロスチェーンブリッジを手掛けるSquidはコアプロトコルへの影響を否定しており、被害は特定モジュールの利用範囲に限定されている。スマートコントラクト型ウォレットの拡張性は機関投資家の採用を後押しする一方で、サードパーティ製モジュールが新たな攻撃面を生じさせる構造的課題が改めて示された格好だ。DeFi(分散型金融)領域のセキュリティ監査と権限分離の徹底が、機関採用フェーズに進む業界に課せられた次の課題となる。
本日の動きを通底するテーマは、暗号資産インフラの「実需接続」と「規制対峙」の同時進行である。ハイパーリキッドの分散型予測市場、関西へのBTM拠点拡張、クレジットカードポイントとステーブルコインの接続、機関向けトレーディングデスクの稼働は、いずれも従来のアルトコイン投機からリアル経済との接点形成への重心移動を示す。一方でインドネシアによる予測市場遮断やSafeモジュール悪用事件は、規制当局の介入意欲とセキュリティ脆弱性という二つの逆風が同時に強まっていることを物語る。実需化と規制圧力の綱引きが、当面の業界アジェンダを規定する。
AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。