Aave、ビットコイン担保化案を6日間のSnapshot投票に付議 上限300 BTC
Aave Labsが独自ネットワーク上のビットコインをAave V4の担保とする提案を6日間のSnapshot投票に付議。LlamaRiskは上限300 BTCとLTV 78%を提示し、AIPによるオンチェーン承認が次の関門となる。
AI要約AI
- Aave Labsがビットコイン担保案を6日間のSnapshot投票に付議、11月5日開始
- LlamaRiskが担保上限300 BTCとLTV 78%を10月23日に提案
- Babylon Labsがボールト設計を構築し、10月14日に移行手順を提示
- 担保評価にはChainlinkのBTC/USD SVR価格フィードを採用推奨
ビットコイン担保がSnapshot投票へ
分散型融資プロトコルAave(AAVE)を運営するAave Labsは、独自ネットワーク上で保管された
ビットコイン (BTC)を融資の担保として認める案をガバナンスフォーラムからSnapshot投票に移した。投票は2026年11月5日に開始され、期間は6日間で11月11日に締め切られる。初期上限は300 BTCだ。トークン保有者に問われているのは、ビットコインネットワーク上のボールトに保管された資産を、ブリッジやラップ型トークンへの変換なしにAave V4の融資担保として扱えるかどうかだ。なおブロックチェーン上のこの決定はプロトコル運営に関するものであり、市場価格に直結する数値は投票記録に含まれていない。
最初の想定ユースケースは単純だ。利用者が自国ネットワークのボールトにビットコインを預け入れ、それを担保にステーブルコインを借りる。Aave V4が担保として認識するのは、ボールト内資産を示すERC-20の記録であり、この記録は関連コントラクトの内部でのみ移動する。利用者がウォレットで保持したり、暗号資産取引所へ送金したりできるラップ型トークンとは異なる。融資資金は次期バージョンの共有流動性プール層であるAave V4の流動性ハブから供給され、この層はプロトコル次段階のレンディングdAppアーキテクチャとして構築が進んでいる。
提案では役割を分けた2つのスポークを追加する。Babylonスポークはビットコインを唯一の担保資産として受け入れ、融資処理を担う。一方のBTCボールト・スワップスポークは、清算後の決済を処理する。ボールト設計を手がけたBabylon Labsは10月14日の提案で移行手順を示した。Snapshotでの承認後、リスクパラメータ一式を載せたAave Improvement Proposal(AIP)が提出され、市場稼働前には別途オンチェーンガバナンスの承認が必須となる。Aave Labsは統合設計を確認し、リスクパラメータに賛同したと表明している。今回のSnapshot投票は途中段階のゲートであり、世論の測定にとどまる。拘束力を持つ決定は、その先のAaveガバナンスプロセスで行われる。
LlamaRiskが上限300 BTCを提示
リスクパラメータはリサーチ企業のLlamaRiskがまとめ、10月23日にAaveガバナンスフォーラムへ投稿した。同社は初期の担保上限として300
ビットコイン (BTC)、ローン・トゥ・バリュー比78%を提案した。つまり預け入れたビットコインの評価額に対し、最大78%まで借入が可能になる。加えて、ラップ型ビットコイン(WBTC)の決済用に専用与信枠を設け、担保の評価にはChainlinkのBTC/USD SVR価格フィードを採用するよう推奨した。いずれの数値も現時点では稼働していない。市場そのものが存在しないためで、ガバナンスが採択して初めて拘束力を持つ。
清算経路は、Aaveの既存市場よりも意図的に遅く設計されている。ボールトからビットコインを取り戻すには数日を要するため、提案は融資の実行と担保の実際の回収を分離する。清算人はまずラップ型ビットコインで受け取り、返済権を保持する参加者が後からボールトの債務を解消してビットコインを引き出す仕組みだ。参加者が直接ビットコインを回収する場合でも、契約に明記された借入資産の種類、手数料、借手保護額に応じたWBTCの引渡義務が残り得る。ボールト保管ビットコインへの融資はAave自身のバランスシート上の担保融資であり、借入資金を使う証拠金取引とは構造が異なる。
この枠組みには2つの補助的な安全策も盛り込まれた。パラメータ提案と同じ日に公開された評価文書で、LlamaRiskは監査プロセスで指摘された高・中程度の重大度の問題がすべて解消済みだと説明し、ボールト内のビットコインを第三者が独立に検証できる準備金証明の導入を推奨している。文書は預入の段階的拡大も描く。当初は承認された機関とパートナーに限定し、その後一般利用者へ開放する。ただし開放の時期は未定で、300 BTCの上限は後続のガバナンス手続きが引き上げるまで維持される。
Snapshotからオンチェーン承認へ
提案文と投票設定を突き合わせると、300 BTCという数字は明確な役割を担っている。決済が数日単位のボールト回収に依存する仕組みに対し、安全弁として機能する規模に抑えたのだ。Snapshotの結果がそのまま担保をオンチェーンで動かすことはない。可決されれば案件はAIPの全文を携えてBabylon Labsへ渡り、改めてオンチェーン投票で市場稼働の可否を問う。否決されれば既存のWBTC担保市場はそのまま据え置かれ、ボールト設計は保留となる。AIPが着地するまで、この構想はSnapshot投票が置いた位置、すなわちフォーラムとオンチェーン記録の間にAave LabsとBabylon Labsが保持している状態だ。
AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。

