ビットコイン6.6万ドル割れ、Kalshi予測55%下落確率66%・BVIV指数20%急騰で恐怖再来

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Bitcoinニュース

東証上場のBitcoin Japan(旧堀田丸正)のフィリップ・ロード代表取締役社長兼CEOは6月3日、自身のSNSで「現時点で同社のビットコイン(BTC)保有量はゼロだ」と明らかにし、市場関係者の注目を集めた。同社はBakktからの出資を受け入れた後、デジタル資産トレジャリー事業への転換を打ち出しており、6月1日にも新株予約権行使で6.6億円を調達したと開示していた。ロード氏はBTC取得を急がない理由として、ガバナンス・コンプライアンス体制、カストディパートナー選定、監査、運用管理の整備を優先する方針を強調。「問題は保有するかどうかではなく、いつ保有するかだ」と述べ、株主資本を毀損しない取得タイミングを慎重に見極める姿勢を示した。

Bitcoin Japan CEOがBTC未保有の理由を説明

バイナンス・リサーチは2日、最近のビットコイン低迷の真因について「仮想通貨固有の問題ではなく、米株式市場の極度な資本集中にある」とする分析を公表した。指標として挙げられたのはCBOE分散指数(DSPX)で、足元の数値は42と史上3番目の高水準。S&P500構成銘柄間の値動き乖離が極端に大きいことを示し、AI・防衛・エネルギー関連株への資金集中が「資本のブラックホール」を形成していると指摘した。同社は2015年以降の事例を列挙し、テーマ株主導局面ではBTCが11〜68%下落する傾向があると分析。一方で、こうした局面終了後の底打ちまでの中央値は約2週間と短いとし、過度の悲観は不要との見方を添えている。

予測市場では弱気観測が一段と強まっている。Kalshiでは年内にBTCが5万5,000ドルを割り込む確率が66%、5万ドル割れの確率が50%、4万ドル割れの確率も31%と織り込まれた。Polymarketでも年内5万5,000ドル割れの確率が約67%に達し、2026年に過去最高値更新を含めゴールドを上回る確率はわずか30%とされた。ゴールドが直近1年で約33%上昇する一方、BTCは同期間に37%下落しており、機関投資家の関心がAI関連株とゴールドに吸い寄せられている構図が鮮明だ。資金は仮想通貨市場から完全に逃避しておらず、USDTとUSDCのシェア拡大が示すように、トレーダーはドル建てステーブルコインで待機している。

Kalshi予測市場のBTC下落確率

米国上場のスポットビットコインETFは火曜日に5億1,920万ドルの純流出を記録し、マイナスフロー連続日数は12営業日に達した。スポット・イーサリアムETFも9,020万ドルの流出となり、16日連続のマイナスを継続している。Zeus Researchのドミニク・ジョン氏は、急落の主因を「機関投資家のETF流出、ロングポジションの強制清算、マクロ的なリスクオフによる流動性低下」と整理。Bitrue Research Instituteのアドジーマ氏は、中東での新たな空爆を背景に原油価格が上昇したことで投資家心理が悪化し、レバレッジポジションの巻き戻しがBTCの「ハイベータなリスク資産」としての性質を露呈させたと指摘した。WTI原油は94.82ドル、ブレント原油は97.07ドルまで上昇している。

ビットコインの「恐怖指数」と呼ばれるBVIV指数は火曜日に約20%急騰し46.45%まで上昇、2月5日のクラッシュ以来最大の単日上昇幅となった。BVIVは30日間の予想ボラティリティを測定するもので、トレーダーが下値リスクヘッジ目的でオプションを積極的に買い始めたことを意味する。BTCが5月初旬の8万2,000ドルから7万5,000ドルへ下落した局面では、BVIVは年初来安値圏の40%付近に張り付いており「秩序ある売り」と評されていた。しかし火曜日に現物価格が6%下落して6万6,000ドルを割り込んだ瞬間、市場心理は一変。BVIVとBTC価格の逆相関がVIXとS&P500の関係に近づいており、機関化が進んだ仮想通貨市場の新たな構造変化を示している。

BVIV指数の日次変動率

金推奨派の重鎮ピーター・シフ氏は2日、Xに「ビットコインが5万ドルを割れば、その後すぐに2万ドルを下回るはずだ」と投稿し、長期保有者の信念が完全に折れる水準まで急落すると主張した。投稿時点でBTCは6万6,670ドル付近で取引され、日中下落率は6.4%、7万ドルの主要サポートを失っていた。同氏はビットコインに本源的価値がないとする従来の見解を改めて強調したが、仮想通貨コミュニティからは「シフ氏は1,000ドル時代からビットコインの死を予言し続けている」と反論が相次いだ。一方、マウントゴックスが債権者返済の一環として約1万422 BTCを新規ウォレットへ移動させたことも、足元の脆弱なセンチメントに追い打ちをかけている。

テクニカル面では、BTCは6万6,888ドル付近で24時間4.37%安と弱気相場の様相を強めており、RSIは24.04と典型的な売られすぎ圏に突入、MACDも明確な弱気シグナルを示している。直近サポートは6万6,766ドル、その下に6万4,765ドル、6万2,510ドルが控える。反発を狙うには6万7,920ドルの直近レジスタンス突破が必須で、7万280ドル、7万2,780ドルが上値の節目となる。RSIの過熱解消による短期リバウンドは想定されるが、ETF流出が止まらない限り上値は重い。6万2,510ドル割れは中期下落トレンド継続のシグナルとなり、強気シナリオは無効化される。

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Yuki Tanaka

COINOTAG yazarı

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