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カルダノ

Cardano開発チームがLeiosのコアコードを本体に統合、スループット3〜5倍を目指す

Cardano(ADA)の開発チームは10月23日、Leiosのコアコードをメイン開発コードへ統合した。スループット目標は3〜5倍で、10〜15倍にはBLS鍵登録90%〜95%とパラメータ投票の承認が条件となる。

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2026年10月26日, 21:09 JST1分で読めます
AI要約AI
  • Cardano開発チームが10月23日にLeiosコアコードをメイン開発コードへ統合
  • 初期スループット目標は現在比3〜5倍、毎秒約13.5KB〜22.5KB
  • 現在のスループット上限は毎秒約4.5KBのトランザクションデータ
  • メインネット高負荷テストはBLS鍵登録がステークの90%〜95%に達してから開始
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Praos2がメインコードに到達

10月23日(金)に公開されたCardanoのエンジニアリングチームによる開発報告は、ネットワークのスループット設計変更における具体的な前進を記録している。Leiosの中核コードがメイン開発コードへ統合されたのだ。統合の中心はPraos2と呼ばれる構成で、既存のコンセンサスメカニズムにLeiosを組み合わせる仕組みだ。加えて、ノード間の情報交換を担うLeiosNotifyとLeiosFetchの2コンポーネントも含まれる。一方、パイプラインの一部は未完了のままだ。エンドサー・ブロックを選択し、処理用に取得するロジックがそれだ。Leiosは役割分担を軸に設計されている。通常のブロック生成は従来どおり行われ、エンドサー・ブロック内のトランザクション(検証待ちとして蓄積される束)は、通常のブロック出力とは別に検証・認証される。この分離には理由がある。現在のコンセンサス層であるOuroboros Praosには構造的な制約があるからだ。ブロックをネットワークへ迅速に伝播させなければならないブロックチェーンのプルーフオブステーク設計では、この要件が毎秒処理できるトランザクションデータ量の上限を規定してしまう。認証を伝播経路から切り離すことで、ブロックのノードへの到達方法を変えずにこの上限を引き上げるのが開発者の狙いだ。報告書はこの統合を開発段階の節目と位置づけており、ネットワーク側の変更ではない。統合されたコードはメインネットの動作に一切影響せず、有効化する高さや日付も添付されていない。先行の更新情報で示された段階的計画では、初期のスループット目標は現在の3〜5倍とされ、10〜15倍の達成はオペレーターの参加とメインネットでの負荷テスト後に限られる。テストネットの進行は別経路で、当誌がすでに詳報したDijkstranet展開の通りであり、今回のコード統合を性能向上の早期実現シグナルと読むべきではない。今回確立されたのは、設計変更が一次コードベース内でコンパイル・実行・進化できる状態になったことだ。以後のすべての工程がこれを前提とする。

4.5KBの上限と、その先のDijkstra

Input Outputが10月20日(火)に公開したロードマップは、目標値の根拠となる数字を提供している。現在のスループット上限は毎秒約4.5KBのトランザクションデータとされる。同じ基準で換算すると、初期の3〜5倍という目標は毎秒約13.5KB〜22.5KBに相当する。ロードマップは明確に、この数値がデータ量の計測であり毎秒トランザクション数ではないと断っている。1秒あたりの実際の処理件数は、トランザクションのサイズとそれぞれが要求する計算量に依存する。実現への経路は次のハードフォーク、すなわちDijkstraアップグレードで、計画はこれにLeiosを組み合わせる。同時にロードマップは、フォーク単独では目標水準へ容量を引き上げられないと明言する。まずステーキングプールを運用するオペレーターがBLS鍵を登録する必要がある。これはエンドサー・ブロックの認証に必要な暗号学的 credentials(クレデンシャル)だ。登録済みステークがおおよそ90%〜95%に達して初めて、メインネットでの高負荷テストが実行できる。テストではブロックと認証データの実際の伝播速度を測定し、その結果が容量をさらに引き上げるか否かの判断材料となる。デリゲーターが運用者選定に迷う場合は、当誌のCardanoステーキングプール選びのガイドを参照してほしい。10〜15倍の水準に到達するには、さらに最低2回のプロトコルパラメータ変更が必要で、それぞれが同時に3つの承認関門を通過しなければならない。代表者投票ステークの67%、ステーキングプール運用者ステークの51%、そして憲法委員会の3分の2の賛成だ。ロードマップはさらに、各提案が直前の容量段階のメインネットテスト結果に基づくことを求めている。テストネット側の移行は独自の順序を踏む。10月9日(金)のIntersect更新情報によれば、ノード11.2がLeiosを含まないDijkstra機能を公開テストネットに配置し、続くノード11.3が線形Leiosと組み合わせる予定だ。

コードは統合済み、容量は投票が決める

いま重要なのは、書かれたコードと解錠された容量の区別だ。今回の統合はLeiosをコードベースへ組み込めるかという問いに答えたものであり、メインネット上のスループット数値を1つも動かしていない。両者の間にあるすべての工程は、開発者が近道できない手続きを通る。BLS登録が90%〜95%へ積み上がること、各段階を正当化する伝播測定を伴う負荷テスト、そして代表者67%、運用者51%、委員会3分の2の賛成を要するパラメータ投票だ。初期の3〜5倍の向上はDijkstraとともに到来する、より近い工程だ。10〜15倍という数値こそロードマップが掲げる看板の目標だが、その実現は投票次第であり、投票が開かれるのは前段階がメインネットで十分にテストされてからだ。

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