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XRP

Justin Bons氏、XRPのマーケティングは誤解を招くと非難、クローズドソース状態が2週間に

Justin Bons氏がXRPの分散化アピールは誤解を招くと批判。XRP Ledgerのソースコードは10月9日の必須アップデートを約2週間後に控え、非公開のまま継続中だ。改正案の発動条件と運用者への影響を整理する。

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2026年10月9日, 09:09 JST1分で読めます
gate.com

Cyber Capital創業者が非公開コードを批判

XRPをめぐる中央集権化論争が今週再燃した。開発チームがXRP Ledgerに緊急アップデートを適用した際、そのソースコードを公開しなかったことが発端だ。Cyber Capital創業者のJustin Bons氏は、個別投資家に分散型ネットワークとして提示されている実態と、システムの実際の運用が食い違っていると主張する。論点はXRPの価格ではなく、その下にあるソフトウェア層にある。アルトコインとしての地位をめぐる議論とは別に、今回の火種となったのは台帳の合意形成と管理を司るコードで、9月下旬から非公開のまま置かれている。

XRP Ledgerは、XRPエコシステムのトランザクション検証と合意形成を担うレイヤー1ブロックチェーンだ。9月25日、サーバーソフトウェアのバージョン3.4.1がリリースされた。開発者はセキュリティに関わる問題へ対応する緊急アップデートと説明し、変更にはfixBatchV1_2が含まれていた。しかし問題のセキュリティ修正のコードは、この時公開されなかった。検証可能なオープンな運用を掲げる台帳にとって、パッチコードを一時的とはいえ伏せるのは慎重を要する措置だ。開発者自身は、ソースコードは後から技術的な振り返りレビューとともに公開すると確認している。

Bons氏は非公開期間を約2週間と数え、執筆時点でも継続中としている。批判の対象は、ネットワークのガバナンスと合意形成構造に触れる未公開部分で、システムが実際にどう動いているのかという重大な疑問が残ったままだと同氏は論じる。アップデートに紐づく改正案は10月9日(金)に強制となる見通しだ。十分な支持を集めて発動した場合、旧ソフトウェアのサーバーは改正ブロックに到達し、ネットワークとの同期を止める。変更への支持は新リリースを既に稼働するバリデータから積み上がるため、開示をめぐる論争が旧バージョンの全運用者にとっての期限に変わる。遅れた旧サーバーは共有台帳の状態を処理できなくなり、事実上ネットワークから外れる。

UNLバリデータモデルへの注目

批判の焦点は、XRP LedgerのUNL(Unique Node List)だ。これは合意形成の際にノードが信頼するバリデータのリストを指す。同じインフラがトークンの決済やDeFi領域の大部分を支えており、ガバナンス層がこれほど注目される理由でもある。Bitcoinのプルーフオブワーク設計と異なり、この台帳は競争的なマイニングではなく、設定済みのバリデータ群を信頼する方式で動く。RippleとXRP Ledger Foundationは推奨バリデータリストを公開しており、サーバー運用者はそれを既定値として採用できる。誰でもバリデータを運用でき、運用者は技術的に自由にどのバリデータを選んでもよい。だが制約はドキュメント側にある。台帳自身の資料は、リストが他のネットワークと重なりすぎないノードはネットワークから分岐しうると警告している。

この警告こそが推奨リストに実質的な重みを与えており、Bons氏の主張の核を形づくる。同氏は、リストを公開する機関がネットワークに過大な影響力を持ち、セキュリティ上の正当性があったとしても、コードの一時的な非公開は不必要なリスクの認識を生むと主張する。開発者側は、セキュリティ関連の修正がコードとして未公開のままなことと、技術評価を添えて後からリリースされることは確認済みだ。セキュリティ優先の手法と、批判者が求める透明性の緊張が、XRPのガバナンスをめぐる議論の主軸となっている。

市場参加者は日付のあるリスクをポジションに織り込みつつある。XRPのテクニカル分析では、通常のサポート・レジスタンス水準に加えて10月9日の発動が視野に入る。トークンへの参入を検討する向けには、実務的な手順をまとめたXRPの買い方ガイドを用意している。関係者の間では、改正案が実際に強制となるか否かにかけて、今後数日で議論が激化するという見方が支配的だ。

非公開コード2週間、期限は1つ

筆者の見立てでは、この論争を決定的にしているのはパッチそのものではなくタイミングだ。セキュリティ修正の協調的な非公開化はソフトウェア全般で標準的な実務であり、コードを後から振り返りレビュー付きで公開する方針は十分筋が通る。問題は順序である。10月9日の発動により、ネットワークが公開されたことのないコードを要求することになり、この順序が批判者に最強の論点を手渡した。台帳の別の領域でも分配をめぐる議論は進行中で、直近の計測ではクジラの支配率が8日間で27%低下した。エコシステムの予定自体は動き続けており、David Schwartz氏のSwell 2026基調講演は10月28日に予定されている。非公開コード2週間という数字がこの議論の物差しとなり、窓はコードが公開された時点でようやく閉じる。

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