StrategyのSTRC優先株、5月以来初めて額面100ドルに復帰
Strategy(MSTR)の優先株STRCが5月以来初めて額面100ドルを回復。22億5,000万ドル規模の買戻しと日次配当への移行、年率12%の11月配当確定、849,327BTCの保有状況、ATM発行余力175億ドルまでを一次資料に基づき詳解する。
AI要約AI
- 10月28日の株主投票は日次配当移行を99.3%の賛成で承認した
- Strategyは10月19日の週にSTRCへ2億490万ドルを投じ、総買戻額は約22億5,000万ドル
- STRCの最安終値は6月26日の74.57ドルで、額面回復まで約34%の上昇
- 社内保有は811BTC追加で849,327BTC、平均取得単価は約75,446ドル
5か月続いた割引が消滅
Strategy(MicroStrategy)(MSTR)にとって水曜日は節目となった。優先株STRCが5月以来となる額面100ドルの水準を回復したのである。この水準を上回れば、同社は新株発行による資金調達を再開し、ビットコインの買い付けに充てられる。マイケル・セイラー会長は、STRCを額面以上に保ち、そこに至るまで配当を12%に維持する姿勢を明言してきた。6月には一時80ドルを割り込み、表示価値から大きく割り引かれて取引されていたが、度重なる利上げと自社株買いを経て評価は戻った。STRCは正式名称を変動利率A系列Perpetual Stretch Preferredと呼び、月次で設定される配当率を調整して株価を100ドル付近に維持する仕組みを備える。額面を上回って取引されるたびに新株を売り、その売却代金でビットコインを購入するという循環構造だ。
ここ1週間で二つの変更が実現した。10月28日(水)の株主投票では、STRCと他の3つの優先株シリーズに係る日次配当への移行が賛成99.3%で承認され、半月ごとの権利落ちに伴う下落要因が解消された。月曜日には初回の日次配当が支払われ、さらに10月29日付の会社提出書類により、11月の配当は年率換算12%と確定した。月あたりでは1株1ドルの計算になる。
評価回復の主役は自社株買いだ。Strategyは10月19日の週にビットコインの買い付けを停止し、割引が生じて以降の総買戻額およそ22億5,000万ドルのうち、2億490万ドルをSTRCだけに投じた。100ドル未満で消却された株式は1株ごとに流通量を減らし、配当負担も同時に軽くした。水曜日の昼までにMSTR普通株は約6.7%高の144.67ドルとなった。日中はビットコイン価格が8万ドルを一時上回ったことと重なる。額面回復は、コインの売却ではなく新規発行で優先株の債務を賄える状態が戻ったことをも意味する。
74.57ドルの底から額面へ
底値で買いを支えた投資家には、待った見合いの対価が支払われた。STRCの下落局面における最安終値は6月26日(金)の74.57ドルで、その水準で取得していた場合、額面回復時点で株価だけでも約34%の上昇となる。STRCは2025年7月に発行価格90ドル、初期利率9%でデビューし、セイラー氏はこれを会社の「iPhoneの瞬間」と位置付けた。その後、時価総額80億ドル超の世界最大の流通優先株に成長し、ファイン・リーCEOは個人投資家が約80%を保有するとの試算を示している。
その循環は一時停止した。STRCは1月下旬に額面を割り込み、利率は2月に11.25%、3月に11.5%、夏までに12%へ引き上げられたが、ビットコインが6万5,000ドル付近まで下落するなか株価は下げを続けた。STRCが89ドルに低迷したままATM発行枠は眠り、会社の最も安価な資金調達経路が塞がれた。5月下旬には、Stretch配当の原資を賄うため32ビットコインを約250万ドルで売却しており、これは2022年以来の売却だった。10月にはピーター・シフ氏がStrategyの発行経路は失われたと主張したが、BenchmarkとTD Cowenのアナリストは当時、このデススパイル論を退けている。
社内のビットコイン保有量は大きく動いていない。先週811BTCを追加し、保有規模は849,327BTC、総供給量の4%近くに達する。平均取得単価は約75,446ドルで、水曜日のビットコイン価格が78,300ドル付近にあったため、含み損益は約4%のプラスだ。第3四半期は営業利益209億1,000万ドルを計上したが、その大部分は未実現利益であり、年初来のBTC利回りはマイナス、最高財務責任者の退任も発表された。STRC、STRF、STRK、STRDの4つの優先株が負う年間配当額は数億ドル規模に上り、四半期に売却された5,552BTCはこの配当と自社株買いに充てられた。STRCが額面を維持した最後は5月中旬の4日連続で、その後はビットコインの下落に引きずられて割り込み続けた。次の焦点は、Strategyが額面での新規発行を再開するか、そして買い手がその供給を消化できるかにある。11月2日付の提出書類では、未使用のSTRC ATM発行余力が175億ドルと示されており、先週は1ドルも動かされていない。
COINOTAGのデータでは、普通株式は現在145.05ドルで推移している。24時間では6.4%高、パリティの話が市場に出た18:29 UTC時点の水準からは0.3%下であり、当日のレンジは129.37ドルから146.51ドルだった。複合スコアリングによると、直近のサポートは133.41ドルで強度100/100の強い水準、最も近いレジスタンスは153.17ドルで強度75/100と評価されており、急騰後の保ち合いはこの間で展開される格好だ。モメンタムは中立からやや強め。日足RSIは53.3、MACDのシグナルは強気、トレンドラベルは横ばいとなっている。先物の資金調達率は1期間あたり0.0052%、建玉は約1億2,650万ドルで、株価が大きく動くなかデリバティブ市場は静かに安定している。
一次情報源
- 提出書類 · sec.gov
AIによって生成され、AIによるレビューを経て、COINOTAGの編集監督のもとで公開されました。

