Ecoinometricsが警告、ビットコイン(BTC)の上昇はETF需要のみに依存、Strategyの保有は845,050 BTCで凍結

Ecoinometricsはビットコインの上昇がETF需要のみに支えられていると警告。Strategyの保有は845,050 BTCで凍結、コアCPIの高さとアルトコインへの資金移動が7.7万ドル水準を試す。

(13:06 UTC)
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AI要約AI
  • EcoinometricsはBTC上昇がETF需要のみに依存していると9月12日に警告
  • Strategyは先週の購入を見送り、保有を845,050 BTCで凍結
  • Strategyは8月下旬に約3億6,970万ドルで4,603 BTCを購入
  • 米現物ビットコインETFは3取引日で約4億5,000万ドル流出
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「単一エンジン」の上昇相場に警鐘

ビットコイン(BTC)は9月12日、約77,300ドル近辺で推移しているが、回復の背後にある需要構造は細りつつある――市場分析家のEcoinometricsが、9月12日にXへ投稿した評価でこう指摘した。同アナリストの読みでは、現在の上昇トレンドは現物ビットコインETF需要という「単一のエンジン」で動いており、直近のサイクルで第二の大口買い手だった企業の財務部門はすでに plateau(頭打ち)に達しているという。Ecoinometricsのチャートでは、上場企業全体のBTC保有量が2024年後半から加速した後、横ばいに転じており、市場は過去の上昇相場よりも狭い買い手層に頼った状態となっている。最も示唆的なシグナルは、最大の企業系ホエールであるStrategyからだ。8月下旬に約3億6,970万ドルで4,603 BTCを購入して市場に復帰した同社だが、先週は一切の購入を行わず、保有量を845,050 BTCで凍結した。これは現存する最大の企業系戦略的ビットコイン準備である。買い増しの代わりに同社が動いたのは、優先株STRCの1億7,630万ドル相当の自社買い戻しだった。この資金は従来のフェーズならそのままBTCに向かっていたはずのもので、純粋なHODL戦略からの逸脱といえる。ただしアナリストは高値圏の確認までは踏み込んでいない。ETF需要だけで価格はさらに上振れできるものの、支える買い手グループが減った上昇相場は構造的にもろく、ETF資金流入が揺らいだ際に「第二のエンジン」が不足している、というのが同氏の見立てだ。

コアCPIは高めも、7.7万ドルは堅調

マクロ環境だけを見れば、リスク資産には逆風のはずだった。8月のコアCPI(食品とエネルギーを除く物価)は前月比0.3%上昇し、市場コンセンサスの0.2%を上回って4月以来の大きな月次上昇率を記録。総合CPIは前月比0.4%上昇、前年比では3.4%で横ばいだった。CME FedWatchのデータでは、9月会合での25ベーシスポイントの利上げ確率が前日の約72%から約90%近くへ急騰。10年債利回りは一時4.9915%まで上昇して約3年ぶりの高水準に達した後、4.96%近辺へやや押し戻された。それでもビットコイン価格は約77,200〜77,300ドルのレンジに留まり、24時間ベースでは小幅なプラスを維持した。9月10日には約76,568ドルまで下落したものの、CPI発表直後の序盤には一時79,000ドルに接近しており、79,837ドル近辺でゴールデンクロスが崩れた当メディアの先行情報を思い起こさせる。反応が抑えられたのは部分的に機械的な理由がある。前日のPPIが予想を上回った時点でタカ派的な織り込みが進み、BTCは77,000ドルを下回っていたため、今回の指標は実質的に新しい情報が少なかったのだ。現物ETFの資金流出入が相殺材として機能し続けている。米国の現物ビットコインETFは3取引日で約4億5,000万ドルの流出を記録し、9月10日だけで2億8,270万ドル、このうちARKBが1億6,430万ドルを占めた。つまり機関投資家の売り圧力が続く中で、77,000ドル近辺の下値支持が保たれているということだ。オプション市場のQCP Capitalはなお、このレンジをもろいと評価しており、約82,000ドルまで伸びた上値試しを放棄して約76,500ドルへ滑り落ちた経緯を指摘している。

アルトコインが主役を上回る

ビットコインが揉み合う間、アルトコイン市場が重い持ち場を引き受けた。オンチェーン活動・ソーシャルシグナル・取引モメンタムを合成したコイン活用度指標(Coin Liveness Metric)によれば、今週のトップ10ポートフォリオは平均13.47%のリターンを記録し、前週から10.51ポイント改善、分析期間中のビットコイン自身の1.34%上昇を12.14ポイント上回った。プライバシー関連資産がマトリクスを席巻した。機密保持型AI計算への需要が、ナビエ・ストークス方程式のセンシティブなデータがLLMに漏洩したとする騒動を機に急伸し、Venice Token(VVV)が58.7%の急騰を達成。ただしRSIが76近辺に達しており、短期的な過熱が警戒される。Polkadot(DOT)は43.1%上昇して活用度ランキング首位に立ち、プライバシー推論プラットフォーム上で1日1億8,000万トークン超を処理。Canton(CC)は5.5%下落したものの、アプリケーションレベルのプライバシー制御への機関需要を背景にマトリクスの中心を維持した。主要通貨も過熱せずに上位圏を死守した。Ethereumは活用度スコア1.75で2.8%上昇、Solanaは1.72で3.4%上昇し、全体でそれぞれ2位と3位。XRPも1.12で4.9%上乗せしており、いずれもRSIは中立域の40〜50帯に収まっている。この資金ローテーションは今週の市場の二面性を浮き彫りにする。CPI発表を前にした主力は様子見モード、一方で資金は動き続ける気がない、という構図だ。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Binanceで現物・先物価格をライブで確認できる。

焦点は9月15〜16日のFOMC

当メディアの集計データはこうした緊張関係を裏付ける。追跡対象ユニバースの時価総額合計は約2兆2,900億ドルに達し、ビットコインの占有率(優位性)は67.8%。Fear & Greed Indexは63(強気寄り)を示しており、ETFの買い支えが続くことを前提にしたポジショニングが広がっている。利上げはほぼ確実とみられてすでに織り込まれており、9月15〜16日のFOMCで真の変数となるのは、Kevin Warsh議長の前向きガイダンスの内容だ。

COINOTAG News Desk

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