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シティグループ、ETF資金流入の回復を背景にBitcoin(BTC)の目標価格を11万3,000ドルへ引き上げ

シティグループは12ヶ月後のBitcoin(BTC)目標価格を8万2,000ドルから11万3,000ドルへ引き上げた。ETF資金流入の再開を根拠に、今後1年で約50億ドルの暗号資産流入を見込む。

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2026年10月3日, 13:47 JST1分で読めます
AI要約AI
  • シティグループが10月1日、Bitcoin(BTC)の12ヶ月目標を8万2,000ドルから11万3,000ドルへ引き上げ
  • 同ノートはEther目標を2,240ドルから3,028ドルへ上方修正
  • 米現物Bitcoin ETFは2026年7月13日までに累計58億ドルの純流出、9月末には80億ドルの純流入へ転換
  • 上院が9月15日にCLARITY法案を否決した後、Bitcoinは10%超上昇
bitget.com

引き上げの根拠は資金フローの回復

シティグループは10月1日付のリサーチノートで、12ヶ月後のBitcoin (BTC)目標価格を従来の8万2,000ドルから11万3,000ドルへ引き上げた。あわせてEtherの目標を2,240ドルから3,028ドルへ上方修正しており、その根拠としてETF資金流入の再開とマクロ環境の改善を挙げている。ノートが想定した時点の現物価格はBTCが約8万4,600ドル、Etherが約2,680ドルで、これを基準にすると新しい目標はBTCで約35%、Etherで約12%の上昇余地に相当する。直近の回復後もなお、ビットコインの価格はシティが1年後に見込む水準より約2万8,000ドル下方に置かれている。

今回の引き上げは、同行自身が直近で取っていた方向の反転である。シティはこれまでに2回、ETF純流入をゼロと仮定してBitcoinの目標を8万2,000ドルへ引き下げており、そのたびに資金がAI関連資産へローテーションしていることが理由とされた。新しいノートではこの前提がひっくり返る。アナリストは今後1年で暗号資産投資商品に約50億ドルの新規資金が流入すると見込み、そのペースを「遅いが粘り強い」と表現する。金融アドバイザーや証券会社が一括ではなく段階的にBitcoinの配分を引き上げており、モメンタム追随よりも静かに積み上げ式のHODL的な蓄積に近い、と同ノートは記す。純流入が続かない前提では目標は8万ドル台前半へ圧縮されていたが、流入の復活を織り込むと同じ枠組みが1万ドル台の跳ね上げを支える。50億ドルという数字は12ヶ月間の推計として示され、改善要因は資金フローの回復と政策面の追い風の複合とされる。

資金フローの逆転がレポートの中核にある。米国の現物Bitcoin ETFは2026年に入ってから7月13日までに累計58億ドルの純流出を記録していたが、9月末には年間のネット収支が80億ドルの純流入まで持ち直した。シティのアナリストは、旁観していた資本が戻ってきたというこの転換こそが引き上げを正当化するものだと論じ、市場全体もこれに沿って動いている。

政策面の筋も並行して走る。上院は9月15日にCLARITY法案を否決したが、その後数週間でBitcoin (BTC)は10%超上昇した。レポートはSECのその後の規則公告が否決後のネガティブな反応を薄めたとし、これを「一時的ではあるが実質的なプラス」と評する。さらに米財務省による長期債の買入れも、数ヶ月にわたり他のリスク資産に後れを取っていた暗号資産の勢いを回復させた要因として指摘される。過去の予想を重くしていたAIへの資金シフト、すなわちArthur Hayesが兆ドル規模の救済予測に結びつけるテーマは、継続ではなく沈静化として処理されている。同行の過去の記録との対比が転換の大きさを際立たせる。ETF流入前提を2度ゼロまで書き下ろした機関が、いま流入の復活に賭けており、機関資本がモデルの想定より早く戻り、長く残ったことへの暗黙の認め方とも読める。一方で慎重さも明示される。CLARITY法案が停滞する中、現時点の規制上の利得は行政府のルールメイキングに依存しており、2028年の政権交代で覆り得る、とノート自身が断っている。

11万3,000ドル目標の持続力を試す

ノートを貫く論点は、機関のポジショニングが成立した法律ではなく行政規則とフローの勢いに乗っている、ということだ。シティ自身の数字がこの依存構造を見せる。2026年に回復した80億ドルの流入が、今後50億ドルという先行推計を支えている。一次資料であるリサーチノートはリスクを率直に示し、2028年の政権交代が行政府の書いた規則を覆しかねないと警告する。日次の資金フローデータは依然として当面の変動要因で、実際、ETFは直近で31億ドル規模の9日連続流入の後に1億5,000万ドルの純流出へ転じたばかりだ。当社のテクニカル分析チームは、11万3,000ドルという水準を当社の見立てではなくシティの持ち札として扱っている。目標が実現するかどうかは、シティの枠組みに従えば、戻ってきた資本がどれだけ粘り強いかにかかっている。

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