米現物Ethereum(ETH)ETF、6取引日連続の資金流入継続――1日8,700万ドル
米現物Ethereum ETFは9月25日に8,700万ドルの純流入を記録し6営業日連続。BlackRockのETHAが5,040万ドルを牽引し、解約流出は一切記録されず。
AI要約AI
- 米現物ETH ETFが9月25日に8,700万ドルの純流入を記録
- BlackRockのETHAが5,040万ドルを吸収し流入を牽引
- GrayscaleのETHEは累計5億4,127万ドルの流出を計上
- ETH価格は2,685ドル付近で24時間0.45%上昇
6営業日連続で解約ゼロを維持
米国の現物Ethereum(ETH)スポットETF向けの資金流入が止まっていない。9月25日の取引で同ETF群は8,700万ドルの純流入を計上し、6営業日連続で資金が流出を上回る状態が続いた。弊社が各商品の毎日の資金流動データを集計したところ、この一連の流れは9月18日まで遡ることができ、途中に純解約(アウトフロー)の営業日は一度も存在しない。直近の内訳は上位に集中している。複数のファンドの中で最大規模となるBlackRockのETHAが5,040万ドルを吸収し、当日の総額のおよそ5分の3を占めた。さらに同社の新しい株式クラスであるETHBが3,190万ドルを追加した。FidelityのFETHは470万ドルの流入。一方、VanEckのETHV、Morgan StanleyのMSSE、BitwiseのETHW、GrayscaleのETHトラスト、Franklin TempletonのEZET、21SharesのTETH、Invesco GalaxyのQETHは、流入も流出も計上しなかった。この「動かなさ」は見出し数字と同じほど重要だ。連続記録を延ばしたこの営業日において、どの発行体からも1ドルの流出すら発生しておらず、週を通じた一方通行性が全商品ラインで同時に保たれたことを意味する。Ethereum市況を追う読者にとって注目すべきは、ETF群全体が6営業日連続でプラスに終わったという事実であり、この記録はもはや特定の日の規模ではなく「反例の不在」によって定義されていると言える。9月25日の8,700万ドルは過去の一部の営業日と比べれば控えめだが、例外なく6日間続いたこと自体が、資金流動データが今示している実態である。
この数字の背後にある仕組みはシンプルだ。現物ETFはETHそのものを保有し、発行体は各営業日の設定(クリエーション)と解約(レデンプション)を公表するため、日次の数字は二次取引ではなく基軸資産へのプライマリーマーケット需要を反映する。6日連続の流入は、一様な需要ではなくローテーションを特徴とするより長い歴史の中に位置づけられる。上場以来、VanEckのETHVは累計67.3億ドルの純流入を集めた一方、旧来のトラストであるGrayscaleのETHEは同じ期間で5億4,127万ドルを流出しており、資本が高コストの古いラッパーから低コストのファンドへ移動してきた構図が読み取れる。8月は18.5億ドルの純流入で締めくくられ、9月も現時点で同じ方向を維持している。継続的なクリエーションは、現金と引き換えに株式が発行されることでETHの買い需要を市場で生み出し、価格へシンプルな経路で伝わる。こうした需要は、プルーフ・オブ・ステークで稼働するネットワークそのものにも触れる。ここではステーキングがETHをロックしてチェーンを保護し、多くのラッパー商品が構えつつある利回りの基盤を支えている。規制面の整理も並行して進んだ。弊社の関連報道が取り上げたとおり、SEC職員は9月25日のFAQで、Ethereumのステーキング受領トークンは有価証券に当たらないとの見解を示した。これはステーク済みETHを再利用して追加利回りを得るレステーキング商品に直接影響する判断だ。アップグレードで資産の姿が変わった経緯については、Ethereum 1.0から2.0へのガイドがステーキング再設計の背景を解説している。 市場をリアルタイムで追いたい読者は、Bybitで現物・先物価格をライブで確認できる。
資金流入が示す2,681ドルの足場
資金が積み上がる一方で、現物価格はほぼ持ち建材に留まっている。ETHは2,685ドル付近で取引され、24時間で0.45%上昇した。COINOTAG独自の42指標複合S/Rスコアリングエンジンによれば、2,681ドルのサポートは86/100と評価されており、押し目安になった抵抗線の転換、フィボナッチ0.114戻し、MACDクロスが根拠となっている。上値側では、2,799ドルの抵抗がドンチャン上部バンドとスイングハイを根拠に85/100を付け、より近い目安として2,700.65ドルの壁が55/100と評価される。ポジションは緩やかな買い長続きだ。資金調達レートは0.0007%、建玉は111.4億ドル、ロング/ショートのアカウント比率は1.52(ロング60.3%)である。Fear & Greed指数は74の「Greed」域にある。強気シナリオは2,681ドルの維持が2,799ドルへのじわじわした上昇を開く形であり、日足終値がこのサポートを下回ればシナリオは無効となる。今週、何も損なわれなかったのは常態条件そのものだ。上昇トレンド、RSIは63、MACDは強気――資金流入がそこに見つけたのは、まさにこの水準だった。
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