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イーサリアム

イーサリアム(ETH)、米CPI発表前に2,220ドルの下値を防衛

イーサリアム(ETH)は2,220ドルのサポートを維持。現物ETFの年初来純流出は約3億1,000万ドルに達し、ロング清算も膨張。11月10日の米CPI発表を控え、2,212ドル割れと2,317ドル抜けの攻防に注目が集まる。

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2026年11月8日, 22:36 JST1分で読めます
AI要約AI
  • ETHは11月10日の米CPI発表前、2,220ドルのサポートを維持
  • 現物ETFの年初来純流出額は約3億1,000万ドルに達した
  • 直近24時間で580万ドルのETHロングポジションが清算された
  • 未決済建玉は92.8億ドル、ロング・ショート比率は3.34
Flush

現物ETFから累計3億1,000万ドル超の資金流出

イーサリアム (ETH)は土曜日、現物ETFからの資金流出と強制清算の重圧に耐え、短期の方向性を決める2,220ドルのサポートラインを辛うじて守り切った。市場データによると、イーサリアムの価格は同日遅くに2,236.39ドルと24時間で0.11%下落。その後の読み取りでは2,243ドルまで小幅に戻している。市場が注視するのは2,220ドルの下値だ。現物ETFはトークンを直接保有する仕組みのため、資金流出入は機関投資家の配分判断を反映し、先物の投機的取引とは性質が異なる。

COINOTAGのサポート・レジスタンス評価の基礎となる総合スコアでは、市場直下の2,212ドルが最強のサポート(100点中98点)、直近の実質的な抵抗は2,317ドル(100点中94点)とされている。現物は2,243ドルで直近の集計時点から0.1%高と、この二つの水準の間に位置する。ポジションは依然ロング寄りで、未決済建玉は92.8億ドル、ロング・ショートのアカウント比率は3.34。CPI発表をレバレッジをかけた買い手が売り手より多く抱えた状態で迎えることになる。2,212ドルを日足ベースで割り込めば足元の枠組みは崩れ、逆に2,317ドルを上抜ければレンジの包囲が逆転する。

米現物ETF経由の機関需要は積み増しではなく細り方向だ。年初来の純流出額は約3億1,000万ドルに達し、年序盤に機関の買いを運んできた導管が純減要因へと転じた。デリバティブ側のポジションも下値を圧迫した。レバレッジを効かせたコントラクト取引のデータでは、直近24時間でイーサリアムのポジションが580万ドル清算され、その79%をロングが占めた。売りの主因は新規のショート売りではなく、過剰に伸びたロングの強制的な解消だったことを示している。

圧力の源はイーサリアム (ETH)固有のものではない。同期間の暗号資産市場全体の時価総額は0.56%安の2兆5,400億ドル。予想を上回る米雇用統計が金利見通しを描き直し、あらゆるリスク資産がその織り込み直しを抱えたまま11月10日の米消費者物価指数(CPI)発表へ向かった。自らの呼び水となる材料を欠く一週間、イーサリアムは主導権を取らず市場全体に連れた。センチメント指標は恐怖圏に停滞しており、直近の安値圏と重なる2,220〜2,230ドル帯が、2,300ドルへの反発の試みと1,963ドルへの下落とを分ける境界として扱われている。相場構図を読む関係者の描像は、個別材料ではなくマクロ待ちの市場だ。

CPI発表は11月10日に控える

漂いの背後にあるのは一つの米経済指標だ。週序盤に公表された雇用統計は予想を上回る堅調さで、利下げペースの後倒し観を強め、リスク資産へのハードルを引き上げた。次の試金石は11月10日のCPI。予想を上回る数値なら調整が延びる公算が大きく、想定内か予想以下なら、ETHには上値を試す余地が生まれる。

アナリストのAli Martinezは下振れシナリオに数値を与えている。同氏の読みでは2,385ドルを明確に割り込むと、計測目標は1,963ドル近傍となる。この1,963ドルは2,220ドルのサポートを日足で割った場合の弱気シナリオにも同じ水準として現れる。日足の相対力指数(RSI)は土曜日時点で43.88と売られ過ぎの水準には達しておらず、行き過ぎる前にさらに下落する余地は残る。反発には2,300ドルの奪回が条件で、達成できない間は下向きの圧力が主導権を握る。センチメントがすでに恐怖圏にあるため、急騰を加速させるようなFOMO(取り残され不安)の蓄積は見当たらない。各水準の状況はCOINOTAG独自のイーサリアムのテクニカル分析ページからも確認できる。

執筆時点で現物は2,243ドルとサポート帯のすぐ上にあり、2,220ドルを「攻められたが落とされていない支持線」とする見立ては変わっていない。この見立てが覆る条件は具体的だ。2,220ドルを割って日足ローソクが引ければ、計測目標の1,963ドルへの経路が開く。11月10日のCPIが予想超なら、その確率は上がる。逆に伸び悩む数字なら買い手に2,300ドルへの挑戦権が渡る。

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COINOTAGの編集・調査デスクです。

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